最近はスマホもノートPCも一気にUSB Type-C化が進みましたね。統一規格は良いものですが、失ったものも少なくないですよね?そうですMagSafeです。今回はUSB Type-CをMagSafeっぽくするアダプタが本当にちゃんとPD(Power Delivery)で充電できているかを調べてみたので紹介しようと思います。
MagSafe良かったですよね。
私は去年までMacBook Pro Mid 2014を愛用してきましたが、そろそろ買い替え時かなと思っていたところでMacBook Airが残念なモデルチェンジをしたので失望してZenBook Sに買い替えました。ZenBook Sは気に入って使っているのですのですが、一つだけどうしても以前に使っていたMacBook Proが良かったと思うところがあります。それがMagSafeです。
そのMacBookもUSB Type-Cに統一されてMagSafeを失ってしまいましたね。普通のUSB端子だと少なからず力が加わるので、頻繁に抜き差ししていると破損しそうな気がするのですよ。差し込む時もボディに傷をつけてしまいそうですし。
USB Type-CにMagSafe的な機構が規格化されても良いのではと思うのですが、特許とかの関係で難しいのですかね?そんな訳で試しにUSB Type-CをMagSafeっぽくマグネット式に変換するアダプターを購入してみました。
純正ケーブル直挿しと遜色なし
結論から言えば、純正ケーブルの直挿しとの違いは見られませんでした。
バッテリー残量(%) | 経過時間(分) 純正ケーブル | 経過時間(分) マグネットアダプタ |
---|---|---|
2.2 | 0 | 0 |
10 | 6 | 6 |
20 | 14 | 14 |
30 | 22 | 21 |
40 | 29 | 29 |
50 | 37 | 37 |
60 | 44 | 44 |
70 | 55 | 54 |
80 | 67 | 66 |
90 | 81 | 80 |
100 | 149 | 135 |
100%付近は非常に小さい出力でゆっくりゆっくりと充電する関係上、ちょっとした事(記録を取るために起動しっぱなしですので、なにか処理が動いたり)で差が出てしまいますが、ご覧の通りグラフもほぼ一致しています。
供給される電力も充電中は絶えず変化しているのですが違いは感じられません。瞬間的な最大値もこの通り同じで、純正充電器の定格である65Wに近い値(19.5V x 3.22A = 62.79W)です。
マグネットの強さは適切な感じで、膝の上で使っている時に勝手に外れるような事はなく、逆にケーブルを引っ張ると簡単に外れますので、ケーブルを引っ掛けて本体をテーブルから落としたりすることはないでしょう。
Amazonの販売ページを見ると、あたかもMacBook専用みたいな記述がありますが、そもそもUSB PD自体が汎用規格ですので、当然他のノートPCやスマホなどでも使用できます。実際に私はASUSのZenBook Sで使っていますしね。
この手の製品は品質に問題があることが多いですし、USB PDも対応するのが難しいのかそこに拍車を掛けている感はありますが、この製品は1ヶ月以上使っていて問題もなく便利に使えています。アダプター同士が接触しますので、本体に傷が付くこともなく気軽にケーブルの脱着ができるので、大変重宝しています。
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