そろそろ海外版のZenFone 6がちらほらネットで販売されているのを見かけるようになりました。日本での正規ルートでの発売はまだですが、ひとまず対応周波数をチェックしてみると、ちょっと待った方が良いのでは?と思いましたので紹介しておきます。
ZenFone 6は対応周波数帯別に3バージョン
ZenFone 6(ZS630KL)は対応する周波数帯別に「A version」「B version」「C version」の3バージョンがラインナップされています。
モデル | 対応周波数 |
---|---|
A version | 3G : 1, 2, 5, 8 LTE : 1, 2, 3, 5, 7, 8, 20, 28, 38, 40, 41 |
B version | 3G : 1, 2, 3, 4, 5, 6, 8, 19 LTE : 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 18, 19, 26, 28, 38, 39, 41, 46 support 4×4 MIMO & HO RxD |
C version | 3G : 1, 2, 3, 4, 5, 6, 8, 19 LTE : 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 17, 18, 19, 26, 28, 38, 39, 41, 46 support 4×4 MIMO & HO RxD |
B versionとC versionはドコモ系のFOMAプラスエリア(Band6)やプラチナバンド(Band19)に対応していますが、A versionはいずれも対応していません。au系のプラチナバンド(Band18や26)も同様です。ドコモ系の場合はBand1のカバー範囲が広いので、Band1に対応していれば山間部などに行かない限りは大体問題ありませんが、au系はプラチナバンドでカバー率を上げているのでA versionはかなり厳しいと思います。
ソフトバンクの場合は主力となるプラチナバンド(Band8)がA versionでも対応していますので、普通に使用できると思われます。A versionは4×4 MIMO(キャリアアグリゲーション)にも対応していませんが、ソフトバンクのキャリアアグリゲーションはフルに対応しても最大612Mbpsですので、それほど気にする必要もないのかなと思います。
3キャリア共通で言えるのは、最近キャリアアグリゲーションの速度を上げるために導入され始めたBand42には、いずれのモデルも対応していないということです。MVMO(格安SIM)の場合は、そもそもそんな通信速度が出ませんので、気にする必要はありませんが、ドコモやauから直接購入したSIMを使う場合は、その回線性能をフルに活かすことができないのが気になるところです。とは言ってもBand42がなくても十分過ぎる通信速度ですけどね。
ZenFone 6は間違いなく買いだけど、もう少しだけ待った方が良い。
注意して欲しいのは、現状販売されているものは、私が見た範囲ではA versionであったという事です。B versionやC versionは見たことがないので、まだ出荷されていないのではないでしょうか?
B versionやC versionは日本を意識した対応周波数帯ですし、ZenFoneの日本版が発売されないことはないでしょうから、もう少しだけ待つのが良いと思います。A versionをドコモ系のMVMOで使う場合でも山間部へ行かない限りはBand1で十分だと思いますが、プラチナバンドに対応したモデルが発売されることが分かっているのに、対応していないモデルを買うこともないでしょう。
どうしてもB versionやC versionが待てない場合には、A versionとソフトバンク系の格安SIMであるmineoのSプラン(ソフトバンク) とを組み合わせて使うと良さげです。
「そうきたか」のフリップカメラにベゼルが薄く、ノッチのない全面液晶。しかもハイエンドな性能でなんと言っても安い!久しぶりにASUSがやってくれました。ZenFone 6は買いのスマホだと思います。マジで欲しい。でも、もう少しだけ待ちましょうね。
追記
Etoren.comにB versionが入荷しました!
ドコモのプラチナバンドに対応したZenFone 6が販売されているのを見つけました! |
Source : ASUS
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