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スマホ対応周波数帯

Xperia 10 Ⅳの対応バンドは楽天モバイル版が一番良いって本当ですか?

Xperia 10 Ⅳのキャリア版が発売されましたが、巷では「Xperia 10 Ⅳを買うなら楽天が一番だ」と評判ですので、実際に対応バンドを比較してみました。

Xperia 10 ⅣのSIMフリー版に日本向け「XQ-CC44」が登場!!

Xperia 10 Ⅲでは「Xperia 10 Ⅲ Lite」という多少スペックを落としたモデルを国内向けSIMフリー版として発売していましたが、Xperia 10 ⅣではLiteではない「Xperia 10 Ⅳ」として国内向けのSIMフリー版が用意されています。型番は「XQ-CC44」で、楽天ではこのXQ-CC44を取り扱っています。

ちなみに、ドコモ版は「SO-52C」、au版は「SOG07」、ソフトバンク版は「A202SO」で、それぞれのキャリアで使用している対応周波数帯に調整されています。

Xperia 10 Ⅳ 国内版(キャリア版)の対応周波数帯

キャリア 対応周波数
4G LTE ドコモ 1, 3, 5, 8, 12, 18, 19, 21, 39, 42
au 1, 3, 8, 18, 19
ソフトバンク 1, 3, 4, 8, 12, 18, 19, 41, 42
楽天モバイル 1, 3, 4, 5, 8, 12, 18, 19, 21, 38, 41, 42
5G NR ドコモ n78, n79
au n3, n28, n77, n78
ソフトバンク n3, n28, n77, n78
楽天モバイル n3, n28, n77, n78, n79

このように各キャリア版で対応するバンドはバラバラです。なぜならば、対応するバンドを増やすとその分だけテストが必要ですし、バンド以外にもそれぞれのキャリアの商品として型番が変わりますので、おそらく技適もそれぞれで取る必要があるのでしょう。

表を見ると、ぱっと見で、楽天モバイル版が一番対応するバンドの数が多いがわかります。以下で各キャリア版のXperia 10 Ⅳを他のキャリアで使用した時に、どれだけのバンドに対応しているか?実用になるのか?をマトリクスにしてみました。

ドコモ 対応周波数帯

4G LTE
バンド D A S R 備考
Band1(2.0GHz) メインバンドでありかなり広め。山間部などに行かなければ大体大丈夫。
Band3(1.7GHz) 東名阪で整備されている高速通信用のバンド。
Band19(800MHz) プラチナバンド。郊外~山間部では必要。
Band21(1.5GHz) X X 一部の地方都市で整備されている高速通信用のバンド。
Band28(700MHz) X X X X プラチナバンド。市街地~郊外用(?)で山間部には見られない。
Band42(3.5GHz) X PREMIUM 4Gの高速通信用のバンド。

D = ドコモ A = au S = ソフトバンク R = 楽天モバイル

Band28はドコモ社内でも重視されていないのか、ドコモ版のスマホでも上位機種など一部のみしか対応していません。au版とソフトバンク版が対応していないBand21は地方の高速通信用ですので、地方では速度的に不利なことがあるかもしれません。大抵の場合はBand19がカバーしているので、繋がらないということはないと思います。

また、最高速となるキャリアアグリゲーション用のBand42はau版のみ対応していません。

楽天モバイル版はドコモ版と同じ周波数帯をカバーしています。ただ、au版やソフトバンク版でも場所によっては速度的に不利なことがあるかもしれませんが、Band1、Band19をサポートしていますので、問題なく使えると思います。

5G NR
バンド D A S R 備考
n78(3.6~3.7GHz) Sub6と呼ばれるあまり周波数の高くないバンドです。LTEの延長のような周波数です。
n79(4.5~4.6GHz) X X
n257(29.10~29.50GHz) X X X X ミリ波と呼ばれる非常に周波数の高いバンドです。周波数が高いので高速通信が可能ですが、遮蔽物などに弱いために通信できる範囲は限定的です。遮蔽物どころか雨程度にも影響を受けるようです。

D = ドコモ A = au S = ソフトバンク R = 楽天モバイル

Xperia 10 Ⅳはミリ波には対応していません。au版とソフトバンク版はn79に対応していませんので、5Gのエリア的には不利になります。楽天モバイル版はドコモ版と同じ周波数帯に対応しています。

ソフトバンク 対応周波数帯

4G LTE
バンド D A S R 備考
Band1(2.0GHz) メインバンドの一つ。ドコモに比べるとかなり狭め。
Band3(1.7GHz) 他社を買収したバンド。エリアも広く高速通信が可能なバンド。
Band8(900MHz) プラチナバンド。
Band11(1.5GHz) X X X X あまり使用されていないバンド。
Band28(700MHz) X X X X プラチナバンドだがあまり整備されていない。
Band42(3.5GHz) X キャリアアグリゲーション用の高速通信バンド。

D = ドコモ A = au S = ソフトバンク R = 楽天モバイル

au版のみBand42に対応していないため、キャリアアグリゲーションの恩恵を受けれずに速度面で不利になることがあると思われますが、主要な周波数帯はサポートしていますので、特に問題なく使用できると思います。

ドコモ版、楽天モバイル版はソフトバンク版と同じ対応状況ですので、もちろん問題ありません。

5G NR
バンド D A S R 備考
n77(3.9~4.0GHz) X Sub6と呼ばれるあまり周波数の高くないバンドです。LTEの延長のような周波数です。
n257(27.40~27.80GHz) X X X X ミリ波と呼ばれる非常に周波数の高いバンドです。周波数が高いので高速通信が可能ですが、遮蔽物などに弱いために通信できる範囲は限定的です。遮蔽物どころか雨程度にも影響を受けるようです。

D = ドコモ A = au S = ソフトバンク R = 楽天モバイル

Xperia 10 Ⅳはミリ波には対応していません。Sub6のサポートはドコモ版がn77に非対応であるためにソフトバンク回線では5Gに繋がりません。au版、楽天モバイル版はソフトバンク版と同じ対応状況ですので、もちろん問題ありません。

au 対応周波数帯

4G LTE
バンド D A S R 備考
Band1(2.0GHz) メインバンド。
Band3(1.7GHz) 一部地域の高速通信用バンド。
Band11(1.5GHz) X X X X 一部地域の高速通信用バンド。
Band18(800MHz) プラチナバンドでありメインバンド。これが未対応だとかなりきびしい。
Band26(800MHz) X X X X これに対応していたらBand18に対応していなくてもOK。
Band28(700MHz) X X X X プラチナバンドだがあまり整備されていない。
Band41(2.5GHz) X X WiMAX2+と呼称される高速通信用バンド。
Band42(3.5GHz) X キャリアアグリゲーション用の高速通信バンド。

D = ドコモ A = au S = ソフトバンク R = 楽天モバイル

au回線なのに、au版が一番対応するバンドが少なくて草ですが、逆に言えばBand1、3、18に対応していればauの回線では問題ないということなのでしょう。ソフトバンク版と楽天モバイル版が一番対応するバンドが多いですが、どのキャリア版でも問題なく使えそうです。

5G NR
バンド D A S R 備考
n77(3.7~3.8GHz) X Sub6と呼ばれるあまり周波数の高くないバンドです。LTEの延長のような周波数です。
n77(4.0~4.1GHz) X
n78(3.3~3.8GHz)
n257(27.80~28.20GHz) X X X X ミリ波と呼ばれる非常に周波数の高いバンドです。周波数が高いので高速通信が可能ですが、遮蔽物などに弱いために通信できる範囲は限定的です。遮蔽物どころか雨程度にも影響を受けるようです。

D = ドコモ A = au S = ソフトバンク R = 楽天モバイル

Xperia 10 Ⅳはミリ波には対応していません。Sub6ではn77に対応していないドコモ版以外は同じ対応状況です。ドコモ版は5Gに繋がりにくい場所があるでしょう。

楽天モバイル 対応周波数帯

4G LTE
バンド D A S R 備考
Band3(1.7GHz) メインバンド。
Band18(800MHz) 楽天の言うところのパートナー回線。実際にはauのプラチナバンド。楽天モバイルの基地局はかなり増えてきているが、山間部などはこれが未対応だとかなりきびしい。
Band26(800MHz) X X X X auと同じく、これに対応していたらBand18に対応していなくてもOK。

D = ドコモ A = au S = ソフトバンク R = 楽天モバイル

楽天モバイルの回線では何れもバンドの対応状況は同じです。

5G NR
バンド D A S R 備考
n77(3.8~3.9GHz) X Sub6と呼ばれるあまり周波数の高くないバンドです。LTEの延長のような周波数です。
n257(27.00~27.40GHz) X X X X ミリ波と呼ばれる非常に周波数の高いバンドです。周波数が高いので高速通信が可能ですが、遮蔽物などに弱いために通信できる範囲は限定的です。遮蔽物どころか雨程度にも影響を受けます。

D = ドコモ A = au S = ソフトバンク R = 楽天モバイル

Xperia 10 Ⅳはミリ波には対応していません。Sub6ではn77に対応していないドコモ版以外は同じ対応状況です。ドコモ版は5Gに繋がりにくい場所があるでしょう。

国内キャリア回線 × キャリア版Xperia 10 Ⅳの周波数帯の対応まとめ

各キャリア版のXperia 10 Ⅳでは対応周波数帯はバラバラで、楽天モバイル版が一番多くのバンドに対応しているのは確かですが、このようにマトリクスにして一つ一つ確認すると、4G LTE回線に関してはどの組み合わせでも問題なく使用できそうです。5G Sub6に関しては国内のn77、n78、n79全てに対応しているのは楽天モバイル版だけであり、他の3社版を他のキャリアの回線で使用した場合にはつながらないケースが出てきます。

ただ、4G LTEで対応しないパターンにしろ、5G Sub6で対応しないパターンにしろ、繋がる繋がらないの問題というよりは、より高速な通信ができるかどうかの問題ですので、致命的な問題とはならないと思います。

いずれにしても、最大公約数的に一番対応が良いのは楽天モバイル版であることは間違いありません。国内の回線で使用する分には、楽天モバイルが販売しているXQ-CC44が対応周波数帯的には最強になります。何と言ってもSIMフリーですしね。

XQ-CC44は楽天モバイル版という訳ではない

記事の執筆時点ではXQ-CC44を販売しているのは楽天モバイルだけなこともあり、ここまでは便宜上「楽天モバイル版」と呼んできましたが、このXQ-CC44は楽天モバイル版という訳ではなく、国内向けのSIMフリー版という位置づけです。

実際に、他のMVNO(格安SIM)からも7月22日に発売予定になっています。今までは安価なXperiaはXperia 10 Ⅲ Liteのようにスペックを妥協するか、もしくは海外向けSIMフリー版で対応周波数帯を妥協する必要がありましたが、XQ-CC44の登場でXperia 10 Ⅳはキャリアの呪縛から解き放たれた記念すべきモデルになります。たぶん売れるのではないでしょうか。私も以前Xperia 10 Ⅱの海外版を使っていたことがあり、あのサイズ感が気に入っていたので、今、買うタイミングであれば、このXQ-CC44を購入すると思います。ちょっと高いなとは思いますけどね。

Source:SONY ドコモ au ソフトバンク 楽天モバイル

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