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ライフレビュー

充電池はどれくらい使えば元が取れるのか?

私はエコ意識がとてもとても低いのですが、経済的な理由から結果的にエコに大きく貢献してしまうことで定評があります。無線マウスやリモコン、目覚まし時計に壁掛け時計とバンバン買ってバンバン捨てている乾電池を充電池にしました。そこで、充電池が乾電池に対してどれくらいコスト的に有利なのか?何回充電すれば元が取れるのか?を計算してみたいと思います。

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電池の評価はとても難しい。

よくある充電池と乾電池の比較では「充電池が1本いくらで乾電池が1本いくらなので、何回充電すると差額が回収できますね」といったものですが、充電池を充電するコストや、充電池と乾電池の容量の違いといったパラメータが抜け落ちています。なぜだろうと思うのですが、これらは意図的に目をそむけているのだと思います。

なぜ乾電池には容量が記載されていないのか?

充電池には容量の記載がありますが、乾電池には記載されていません。何故なのでしょう?

ニッケル水素充電池は「ある程度安定した電力を供給し続けることができる」のですが、一般的なアルカリ乾電池は「使い始めると短時間で電圧が下がってしまう代わりに、低い電力をダラダラと流すのが得意」と特性が異なるのです。これはそれぞれに使われている素材の特性です。

実際に試してみたのですが、LEDライトに使用するとアルカリ乾電池は点いているのか点いていないのわからないくらいの明るさで充電池の倍くらいの時間粘りましたし、消費電力の大きいハンディクリーナーで試すと乾電池はすぐに出力が不安定になって吸ったり吸わなかったりするようになり、充電池よりも早く止まりました。

よくバッテリー容量にはmAhという単位が使用されますが、これは電圧が一定であることが前提の単位ですので、電圧の変化が大きく、負荷によってどれくらいの電力を放出できるかが変化する特性上、乾電池ではその容量を表記しにくいのです。

なぜ1.2Vの充電池が1.5Vの乾電池の代わりに使えるのか?

そもそも、充電池と乾電池では表記上の電圧も違います。乾電池の電圧が1.5Vであることは理科の実験でならった覚えがあると思いますが、充電池の電圧は1.2Vです。電池はプラス側とマイナス側の電位差により電圧を生み出していますので、これも使われている素材の特性によるものです。

しかし、実際には先に説明したように乾電池は短時間で電圧が下がって1.2Vを下回りますので、乾電池で動くようになっている電気製品は充電池でも動くという訳です。

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充電池を1本充電する電気代は?

充電池のコストを計算するのには「1回の充電に電気代がいくらか?」と言うのも考慮に入れなければなりません。実際に計測してみたのですが、1本だけだと値が小さすぎて手持ちのワットモニターでは計測不能でした。4本を充電してみたところ0.01kWh、0.41円と表示されました(燃料費調整単価を含めて1kWhあたり41円で計算)

単純計算では、単4の充電池1本を充電するための電気代は0.1円という事になります。「充電のコストも計算しなきゃ!」と言いましたが、無視しても良いレベルですね。

ニッケル水素充電池とアルカリ乾電池のコスト差を計算

ここまでで説明してきたように乾電池がどれだけ使えるかというのはとても難しいのですが、ネット上で見ているとおおむね1200mAhというのが目安のようです。対して今回の比較に使用するAmazonベーシックの単四充電池の容量は800mAhです。乾電池を使うのはリモコンや目覚まし時計といった乾電池が得意なシチュエーションですので、この1.5倍の容量差で考えていきます。

乾電池はダイソーの乾電池で計算します。百均だとバカにされるかもしれませんが、過去に比較テストした時には定評のある金パナやエボルタよりも全然長持ちでした。5本入りですので、1本22円です。

対する充電池はAmazonベーシックの製品です。こちらは4本入りが1,100円程度ですので、1本275円で計算します。ダイソーの乾電池の10倍ですね。

充電器はエネループが話題になりだした頃の古いパナソニックの製品を使っています。現行型は2,200円程度ですので、こちらも計算に入れます。

275(充電池1本) + 2200(充電器) + 0.1(1本充電の電気代) * 114回 * 1.5(容量差) = 2,492円
22(乾電池1本) * 114本 = 2,508円

という事で、114回の充電(=114本の乾電池)で元が取れるという計算です。充電器を計算に入れなければ13回くらいで元を取れますが、充電器の価格がネックですね。


このように充電器の価格を考えるとコスト面では微妙ですが、Amazonベーシックの充電池は500回の充電が可能とのことですの、少なくとも損にはならないと思います。なにより、乾電池のストックを管理したり、買い足したりというのは思いのほか面倒ですので、切れたら入れ替えて、充電したものを引き出しに放り込んでおけば良い充電池の方が使い勝手が良いと思います。

また、電池は自治体が回収していますが、聞くところによるとリサイクル率は20%程度だとか。あんなものをバンバンと埋め立てている訳ですので、誠に遺憾ながらエコに多大な貢献をすることになります。

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