Andoridというか、iPhoneも含めてスマホは成熟してしまって面白味がないなぁ~などと思っていたところに、突如登場したNothing。さらに個性的&安価なプライスで攻めてきたサブブランドのCMF by Nothingが気になる今日この頃です。新興で安価というと中華か?と思ってしまいますね。どこの国の製品なのでしょう?
『Nothing』はどこの国の会社?
新興のスマートフォンメーカーと聞くと、以前はAndroidの父であるアンディ・ルービンのEssentialが有名でした。実際に私はEssential Phoneをとても気に入って愛用していましたし、次のプロダクトも期待していたのですが、アレヤコレヤがあって残念ながらEssentialは消滅してしまいました。
それ以来、新興と言えば、いわゆる中華ばかり。そして、既存メーカーのスマートフォンは没個性化の一方です。そんな中、新しいデザインコンセプトで登場したのがNothingです。
会社名は「Nothing Technology」で、どこの国の企業か?と言えばイギリスの企業です。創業者(現CEO)はカール・ペイ。あれ?ペイってなんか中国人っぽい名前ですよね。そうです。生まれは中国なのです。また、OnePlusの共同創業者でもあります。ここまで聞くと隠れ蓑としてイギリス籍の会社を作ったのか?と思ってしまいますが、OnePlusは既に退職済、現在の国籍はスウェーデンで、最終学歴もストックホルム商科大学とのことです。いわゆる中華とは別と考えてよさそうですね。
そして、個人的には先に説明したEssentialの知財を買収しているとのことで、Essentialの血が入っているところにも価値を感じます。Nothingには大いに期待しています。
『CMF by Nothing』はどこの国の会社?
NothingのNothing Phone、特にaシリーズは十分に安価ですが、「素晴らしいデザインをすべての人に。」というコンセプトで、さらに低価格でデザイン性の高い製品を提供する「CMF by Nothing」というサブブランドが登場しました。会社の形態としてはNothing Technologyの別会社というわけではなく、あくまでも同社内のブランドであるようです。
当初はワイヤレスイヤホンとスマートウォッチのみのラインナップでしたが、先日グローバル市場向けにCMF Phone 1がリリースされました。日本市場向けはまだですが、Nothing Phone (2a)が349ドルというところに、CMF Phone 1はなんと199ドルです。今時点では「日本の発売は未定」となっていますが、日本語のサイトも用意してあり、発売する気満々です。CMF Phone 1の日本発売時の価格は下手をすると3万円を切る可能性すらあり、IIJmioのMNP価格は数千円になると思われます。まちがいなく争奪戦になるでしょう。
ちなみに、これまた法外に安いスマートウォッチのCMF Watch Pro 2は買ってしまいました。
CMF Phone 1も日本市場に投入されたら、たぶん買ってしまいます。CMF Phone 1のデザイン上の特徴はボディの着せ替えな訳ですが、個人的には、その着せ替えを実現するためにネジが露出しているところが逆にデザイン上にポジティブに働いていると思います。スマホは凹凸がないのが偉い的なアップル病が蔓延していますが、特に車やバイクを自分で弄るような人には、共感してもらえるのではないでしょうか。着せ替え用のボディもレザーやカーボン、チタン、アルミのヘアライン仕上げなど妄想が膨らみます。アフターパーツに期待ですね。
個人的には、スマホの性能はある程度飽和していて、もうピーク性能で語ったり、製品寿命が短いスマホにあまり大金を払うのもどうだろうなと思っています。もちろん、ベンチマーク値を見てホルホルする楽しみ方はわかりますので、そういった数値が目的となっている場合は別ですが、デザインが良ければそこそこの性能で十分という人がほとんどではないでしょうか。
source : Nothing Technology