CMF Watch Pro 2には専用の充電ケーブルは付属していますが、充電器は付属していません。別途USB充電器が必要です。ところが、どのような充電器が必要なのか等の情報がマニュアルにも公式サイトにも記載されていません。CMF Watch Pro 2をフルスピードで充電するには、一体どの程度の出力の充電器が必要なのでしょうか?
CMF Watch Pro 2にはUSB充電器は付属していない
CMF Watch Pro 2には、このようなマグネット式のUSB充電ケーブルが付属しています。
CMF Watch Pro 2の充電方法は、このマグネットで装着して充電します。このマグネットは強力で、近づけると磁力で正しい位置にパチンと装着されます。
ケーブルの反対側はUSB Type-Aなのですが、このUSB Type-Aを繋げるてコンセントに挿すためのUSB充電器は付属しておらず、別途用意する必要があります。ところが、この充電器の必要な出力電力等の記載が見当たりません。CMF Watch Pro 2を充電するには、いったいどのような充電器を用意すれば良いのでしょう?フルスピードで充電するためには何Wの出力が必要なのでしょう?
CMF Watch Pro 2の充電時間と充電電流の推移を実測
経過時間(分) | バッテリー残量(%) | 電流(mA) |
---|---|---|
0 | 0 | 0.31 |
10 | 14 | 0.31 |
20 | 28 | 0.31 |
30 | 42 | 0.31 |
40 | 58 | 0.31 |
50 | 70 | 0.22 |
60 | 83 | 0.11 |
70 | 91 | 0.07 |
75 | 95 | 0.06 |
80 | 97 | 0.04 |
85 | 99 | 0.04 |
90 | 99 | 0.01 |
91 | 100 | 0 |
CMF Watch Pro 2のバッテリー残量0%から100%までの充電時間は91分でした。50%くらいからバッテリーをいたわるために充電速度が落ちていきます。
充電に必要な電力は最大でも5V-0.31A(310mA)の1.5W程度と非常に少ない電力しか使用しませんでした。途中からバッテリーをいたわるために充電電流が落ちて行っているのが見て取れます。充電時間は公称値の1.35時間(81分)よりは10分遅い91分でした。これは充電電流が後述する公称値の0.33mAよりも若干低い0.31mAだったのが影響していると思います。手持ちの他の充電器でも同じでした。
充電した電力量は320mAhとメーカー公称値の305mAhを上回っています。もしかしたら、製品版では公称値を計測した時よりも大きいバッテリーを搭載したのかもしれません。もしそうなら充電時間が若干伸びているのもうなずけます。
USBの規格では最も古いUSB 1.0でも5V-500mAの出力がサポートされていますので、電力を供給できるUSBであればどのようなUSB端子からでもフルスピードで充電できることになります。どのようなしょぼいUSB充電器でもモバイルバッテリーでも、ノートPCのUSBポートからでも、電力供給ができる一部のスマホからでも、CMF Watch Pro 2はフルスピード(0%から100%まで90分程度)で充電できるということになります。百均とかのUSB充電器だと電圧がちょっと低かったりしますが、まぁ大丈夫でしょう。
もちろん、USBは後方互換ですので、PD(Power Delivery)やQC(Quick Charge)に対応した充電器に繋いでも大丈夫です。ケーブルはUSB Type-Aですが、Type-Cへの変換コネクタをかませても問題ありません。
分かってみてから箱を見てみると、5V-0.33Aの記載がありました。でも「RATING 額定」って意味がわからないですね。。。
このように、CMF Watch Pro 2は充電速度は速く、バッテリー持ちが良くてなかなかバッテリーが減りません。普通に使うにはとても良いのですが、ブロガー的にはバッテリー関連のレビューが大変なのが困りものです(笑