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スマホ関連

MVNOでSIMフリー端末を運用するなら必須!ドコモの周波数帯まとめ

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ドコモ系MVNOでSIMフリー機を運用する場合に必須な周波数帯についてのまとめです。SIMフリーについて必ず出てくる「FOMAプラスエリアに対応していますか?」等の質問を自己解決するのに参考にしてください。

201509_05_910 Zenfone2の国内版と海外版の違いを調べてみました。

以前の投稿でAsus Zenfone2の対応周波数帯についてまとめたのですが、実際にはほぼ「ドコモの周波数帯まとめ」になっており、私自身どうだったっけ?と頻繁に見返していますので、きちんとした形でまとめ直してみました。

ざっくり

LTE回線

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3G回線

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LTE回線

Band1(2GHzもしくは2.1GHz帯)

下り速度最大75~112.5Mbps
ドコモがメインで使用している周波数帯です。古くから使われている為人口の多い地域は大体カバーされていますが、比較的整備が遅かった山間部等は後述のプラチナバンドがカバーしていますのでBand1では繋がらない地域があります。ドコモ回線で使用する場合は必須です。世界的に使用されているバンドですので海外版のSIMフリー機でも大抵対応しています
ちなみに周波数「帯」ですので幅がある為、組織によって2GHz帯と呼ばれたり2.1GHz帯と呼ばれたりしますが同じBand1です。

Band3(1.8GHzもしくは1.7GHz帯)

下り速度最大150Mbps
東名阪から整備が始まった周波数帯で、「東名阪では必須」「東名阪でも限られたエリアのみ」「全国的に広がってきている」と今一つ対応エリアがはっきりしませんが、少なくとも東名阪以外ではBand1と併設されてより高速な通信を提供する為の周波数帯だと思われます。東名阪ではこのBand3しか整備されていないエリアがあるのでしょうか?後述のドコモのエリアマップからは対応エリアを読み取る事はできないので謎が多い周波数帯なのですが、海外版のSIMフリー機でも大抵対応しているのであまり気にする事もないと思います。

Band19(800MHz帯)

下り速度最大75Mbps
いわゆるプラチナバンドです。電波は周波数が低い方が距離的に遠くまで、更に障害物を回り込んで届くので障害物にも強く繋がりやすい周波数帯ですが速度は多少劣ります。広範囲のエリアをカバー出来るため整備時期の遅かった山間部などはBand19のみしか対応していない地域があります。具体的には北海道と九州はそこそこ多く、中国地方の内陸部はほとんどBand19のみの対応です。残念ながら海外版のSIMフリー機では大抵対応していないので中国地方に住んでいる私はいつも頭を抱えています。このBand19への対応がSIMフリー機を選択する時に一番注目するポイントです。

ちなみに他の周波数帯の対応エリアをドコモのエリアマップから判別する事はできませんが、このBand19だけは他の周波数帯と分けてエリアマップが公開されています。

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NTT docomo – サービスエリア

ドコモのLTEエリアマップで上記の「LTE」を選択した時の表示でオレンジ色のエリアがBand19、ピンク色がそれ以外の周波数帯の対応エリアになっています。ちなみに「LTE(速度別)」は「150Mbpsまたは112.5Mbpsのサービスエリア」のように周波数帯が混ざって記述されているのである程度までしか周波数帯の対応エリアは判別できません。

この対応エリアを見ると首都圏や東海、関西圏はほとんどピンクで(恐らく)Band1でカバーされていますが、北海道や九州の一部、中国地方は非常にBand19のエリアが広い事がわかります。つまり首都圏や東海、関西圏などピンクばかりの地域の人はBand19に対応していなくてもひとまずは繋がると言えます。
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Band21(1.5GHz帯)

下り速度最大112.5Mbps
地方都市でより高速な通信を提供する為の周波数帯です。日本独自の周波数帯である為、海外モデルではまず対応していません。Band1と重複して整備されていると思われ、ドコモから購入したiPhoneでも対応していないので「iPhoneと一緒」と思えば特に気にする必要もないと思います。

Band28(700MHz帯)

次世代のプラチナバンドですが、2015年夏でまだ実験段階ですので現状は気にする必要はありません。海外モデルでサポートされている事が多いのでこの周波数帯が整備されれば「海外モデルだとプラチナバンドに未対応」問題が解決するのですが。。。早く!ドコモさん

3G回線

Band1(2GHzもしくは2.1GHz帯)

ドコモがメインで使用している周波数帯です。古くから使われている為人口の多い地域は大体カバーされていますが、比較的整備が遅かった山間部等は後述のプラチナバンドがカバーしていますのでBand1では繋がらない地域があります。ドコモ回線で使用する場合は必須です。世界的に使用されているバンドですので海外版のSIMフリー機でも大抵対応しています。

Band6(800MHz帯)

いわゆるプラチナバンドです。ドコモでは「FOMAプラスエリア」と呼ばれています。LTE回線のBand19とほとんど同じ事情で、人口の少ない郊外や山間部ではこのBand6に対応していないと繋がらないエリアが多いです。残念ながら海外版のSIMフリー機では大抵対応していないです。このBand6への対応がSIMフリー機を選択する時に一番注目するポイントです。

FOMAプラスエリア(Band6でしか繋がらないエリア)はドコモのエリアマップで確認できます。
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NTT docomo – サービスエリア

黄色がFOMAプラスエリアです。大体LTE回線のプラチナバンドの対応状況と似ている感じで、こちらも私が住んでいる中国地方は真っ黄色です。
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Band19(800MHz帯)

元々はこのBand19でFOMAプラスエリアを対応していたそうですが、LTE回線の周波数帯を広げたために3G回線はBand19から追い出される形になり現在はほとんど3G回線では使われてないそうです。従って気にする必要はありません

あとがき

ぶっちゃけて言ってしまえばほとんどの人はBand1で対応できるはずです。特にプラチナバンドのエリアが広い中国地方でもそこそこ人口のある地域や幹線道路は大体Band1でカバーしていますので、山間部へあまり行かない人はそれほど神経質になる必要もないかもしれません。携帯電話に縛り付けられている現代人にはたまに繋がらないくらいで丁度良いのかもと考えたりします。

周波数帯の対応エリアは重複しているエリアもあり、そのようなエリアではより状態の良いBandを端末が選択して繋がるようです。ちなみに最近話題のCA(キャリアアグリゲーション)とかPREMIUM4Gと呼ばれているものはこの重複エリアで異なる2つのBandを同時に使用する事で2つのバンド分の通信速度を得る仕組みです。エリアマップの「LTE(速度別エリア)」で黄色で表示されているエリアがCAの対応エリアです。言い換えればこのエリアはBandが重複して整備されていると言えます。

SIMフリー端末と言っても大きく分けて「海外版(もしくはグローバル版)」と「国内版(日本用にローカライズされている)」があって、海外版は大抵日本のプラチナバンドには対応していませんが、国内版は大抵日本のプラチナバンドに対応しています。Zenfone2のように海外版と国内版がある場合は国内版を購入すれば安心です。Xperia C5 Ultraのように国内版がない場合はプラチナバンド未対応で良いのか?と自分を問いただす必要があります。またNexus6やiPhoneのように海外版・グローバル版であっても日本のプラチナバンドに対応している機種もあります。話題の機種については下の投稿でまとめていますので参考にしてください。

ではまた!

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