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IIjmioや楽天モバイルで激安販売中のXperia 10 Ⅳと比較してXperia 10 Vは買いなのか考える

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以前は庶民の味方であったXperia 10シリーズですが、世界的な情勢などもあってどんどんと価格が上がっています。今回はXperia 10 IVと比較しながら、Xperia 10 Vのコストパフォーマンスについて考えてみたいと思います。

個人的にXperiaの縦長デザインはとても好きで、以前、Xperia 10 IIを使っていた時もとても気に入っていました。次のスマホはまたXperia 10シリーズにしたいな~と思っているのですが、Xperia 10 V SIMフリー版の67,100円(ソニーストア)という価格を見て「ちょっと待て」と思っています。私がXperia 10 IIを購入した時は国内向けのSIMフリー版はなく、海外版のSIMフリーモデルを購入したのですが、その時の価格は3.5万円くらいでした。。。

Xperia 10 VとXperia 10 IVのスペック比較

Xperia 10と言っても各キャリア版など複数の型番がありますが、ここではXperia 10 IVはSIMフリー版であるXQ-CC44と、Xperia 10 VもSIMフリー版であるXQ-DC44で比較します。

基本スペック

Xperia 10 V (XQ-DC44) Xperia 10 IV (XQ-CC44)
OS(発売時) Android 13 Android 12
SoC Snapdragon 695 5G
メインメモリー 6GB
ストレージ 128GB
モニタ 6.1インチ OLED
FHD+ (1080 x 2520)
輝度 Xperia 10 IV比で1.5倍
6.0インチ OLED
FHD+ (1080 x 2520)
サイズ 155 x 68 x 8.3 mm 153 x 67 x 8.3 mm
質量 159g 161g

カメラ

Xperia 10 V (XQ-DC44) Xperia 10 IV (XQ-CC44)
メインカメラ1 広角(26mm)
4800万画素(記録画素1200万画素)
f/1.8
センサーサイズ 1/2inch
光学式手振れ補正
広角(27mm)
1200万画素

センサーサイズ 1/2.8inch
メインカメラ2 望遠(54mm)
800万画素
f/2.2


メインカメラ3 超広角(16mm)
800万画素
f/2.2


インカメラ 800万画素
f/2

バッテリー

Xperia 10 V (XQ-DC44) Xperia 10 IV (XQ-CC44)
容量 5000mAh
PD 18W
ワイヤレス充電 非対応

通信

Xperia 10 V (XQ-DC44) Xperia 10 IV (XQ-CC44)
5G NR n3, n28 , n77, n78, n79
4G LTE B1, B3, B4, B5, B8, B12, B18, B19, B21, B38, B41, B42
Wi-Fi IEEE802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth (R) 5.1
SIM デュアルSIM nanoSIM/eSIM

その他

Xperia 10 V (XQ-DC44) Xperia 10 IV (XQ-CC44)
防水/防塵 防水(IPX5/IPX8) 防塵(IP6X)
おサイフケータイ 対応
指紋認証 対応
オーディオジャック 対応
スピーカー ステレオ(横向き時に左右) モノラル

発売時価格(ソニーストア)・SIMフリー版発売日

Xperia 10 V (XQ-DC44) Xperia 10 IV (XQ-CC44)
価格 税込 67,100円 税込 60,500円
発売日 2023年3月10日 2023年8月4日

スペック上の差のなさ以外に、販売チャンネル的にも残念

スペックの一覧表を見ると、Xperia 10 VはXperia 10 Ⅳから驚くほど変更点がないことがわかります。特にSoCなどの基本性能については変更がありません。 Snapdragon 695 5Gの後継と言うとSnapdragon 6 Gen1となる訳ですが、恐らく供給体制が間に合わなかった感じはしますね。致し方ないところだと思いますが。。。

モニタが0.1インチだけ大きく輝度の高いものにアップグレードされ、その関係で本体も1mmとか2mmとか大きくなり、質量は2g軽くなりました。モニタの輝度は1.5倍になったとのことですので、ここはそこそこ大きな進化点だと思います。あとは、広角のメインカメラがセンサーサイズが1/2.8インチから1/2インチへと大型されました。センサーサイズの拡大は写真の画質に大きくかかわるものですが、正直なところドングリの背比べではないかと思います。あとはスピーカーがモノラルからステレオスピーカーにアップグレードされました。

モニタの輝度、元から特筆して高画質とは言えないカメラのアップグレード(しかも1つだけ)、ステレオスピーカーの対応。これだけです。「Snapdragon 6 Gen1が間に合いませんでしたので従来と変わり映えしませんが、その分価格を抑えました」とかなら英断と評価されると思いますが、普通に1割以上値上がりです。

スマホの場合は旧型の話になると「いくら安いとは言ってもアップデートの問題があるしな」となる訳ですが、Xperia 10 VとXperia 10 Ⅳの場合はアップデートの問題も事情が特殊です。

この記事で説明していますが、実際には楽天モバイル版もしくはMVNO版としてXperia 10 ⅣのSIMフリー版(XQ-CC44)は2022年7月に世に出ているのですが、これはあくまでも楽天モバイル版もしくはMVNO版です。SIMフリー版として発売されたのは2023年3月ですので、Xperia 10 ⅣとXperia 10 VのSIMフリー版の発売日は5カ月しか開いていません。1年型落ちではなく、半年(に満たない)型落ちなのです。アップデートなどのサポートに関しても差は小さいと思われます。

こうなってくると実売価格の問題になる訳ですが、Xperia 10 Ⅳの時は早い段階で大きく割引されたのはOCNモバイルONEとIIJmioでした。ところが、スマホ安売王だったOCNモバイルONEはドコモに吸収される形で消滅。IIJmioでは現在のところXperia 10 Vの取り扱いはアナウンスがありません。(追記 IIJmioでの取り扱いが発表されました。59,800円とのことです。NMP特価もあると思われますが、まだ価格などは発表されていません)つまり、早期に大幅な割引が期待できないのです。

対してXperia 10 Ⅳは、その[PR]IIJmio(みおふぉん)がMNP特価ですが7月中は24,800円と格安です。[PR]楽天モバイルに至っては、初めて楽天モバイルと契約する人は実質5,800円(16,000円の値引き+28,000円分のポイント)、過去に契約履歴がある人でも実質8,800円(16,000円の値引き+25,000円分のポイント)と回線契約が必要ではありますが、とにかく安く入手することができます。楽天のポイントは付与から6カ月の期限がありますので、楽天でそれだけの買い物をする人でないといけませんが、超激安です。IIJmioの24,800円でも相当お買い得です。

私などはブログの記事にするために、新型(この場合はXperia 10 V)にするべきではないか?という葛藤があるのですが、それがなければ迷わずXperia 10 Ⅳにしますね。Xperia 10 Ⅳも特に性能が良いという訳ではありません(縦長スタイルは好きなのですが)が、IIJmioや楽天モバイルの価格であれば、間違いなくお買い得と言えます。