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スマホ対応周波数帯

【ドコモ5Gのn79に対応した?】「Pixel 8 Pro」「Pixel 8」の対応バンドをキャリア毎に解説

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Googleのハイエンドスマホ「Pixel 8 Pro」と「Pixel 8」の対応バンド(対応周波数帯)を紹介します。「Pixel 7 Pro」「Pixel 7」では、ドコモ5Gのメインバンドであるn79に対応していなかったため、ドコモでは取り扱いされなかったのですが、Pixel 8シリーズではn79に対応したのでしょうか?

Pixel 8aはこちらの記事で紹介しています。

「Pixel 8 Pro」「Pixel 8」の対応バンド

Pixel 8 Pro

対応周波数
4G LTE B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 14 / 17 / 18 / 19 / 20 / 21 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 46 / 48 / 66 / 71
5G Sub6 n1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 12 / 20 / 25 / 28 / 30 / 38 / 40 / 41 / 66 / 71 / 77 / 78 / 79
5G ミリ波 n257

Pixel 8

対応周波数
4G LTE B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 14 / 17 / 18 / 19 / 20 / 21 / 25 / 26 / 28 / 30 / 32 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 46 / 48 / 66 / 71
5G Sub6 n1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 12 / 20 / 25 / 28 / 30 / 38 / 40 / 41 / 66 / 71 / 75 / 76 / 77 / 78 / 79
5G ミリ波 未対応

Pixel 8 ProとPixel 8の大きな違いは、ミリ波に対応しているかどうかです。他にも4G、5G Sub6でも違いはありますが、日本国内で使われているバンドには関係がありません。上の表ではそれぞれの異なるバンドを赤字にしてあります。

ドコモ 対応バンド

4G LTE
バンド 8 Pro 8 備考
Band1(2.0GHz) メインバンドでありかなり広め。山間部などに行かなければ大体大丈夫。
Band3(1.7GHz) 東名阪で整備されている高速通信用のバンド。
Band19(800MHz) プラチナバンド。郊外~山間部では必要。
Band21(1.5GHz) 一部の地方都市で整備されている高速通信用のバンド。
Band28(700MHz) プラチナバンド。市街地~郊外用(?)で山間部には見られない。
Band42(3.5GHz) PREMIUM 4Gの高速通信用のバンド。

Pixel 7シリーズではBand21には対応していませんでしたが、Pixel 8シリーズではドコモの全てのバンドに対応しました。問題なく使用できると思われます。

5G NR
バンド 8 Pro 8 備考
n78(3.6~3.7GHz) Sub6と呼ばれるあまり周波数の高くないバンドです。LTEの延長のような周波数です。
n79(4.5~4.6GHz)
n257(29.10 ~ 29.50GHz) X ミリ波と呼ばれる非常に周波数の高いバンドです。周波数が高いので高速通信が可能ですが、遮蔽物などに弱いために通信できる範囲は限定的です。遮蔽物どころか雨程度にも影響を受けるようです。

Pixel 7シリーズではSub6のn79に対応していませんでした。この4.5GHz帯はドコモが5G用として重視している周波数帯らしいのですが、海外メーカーのグローバル版では対応されていない事が多いのが実情です。この影響でPixel 7シリーズはドコモでの取り扱いがありませんでした。売れ筋のPixelを取り扱わなかったくらいですので、n79のエリアはかなり広いのでしょう。

「Pixelがこんなに売れているのは日本くらい」と言われているくらいですので、流石にGoogleも慌てたのかPixel 7aからn79に対応するようになりました。当然ながらPixel 8シリーズでも対応しています。4G LETのBand21への対応も含めてドコモ完全対応ですね。

Pixel 8はミリ波そのものに非対応です。

ソフトバンク 対応周波数帯

4G LTE
バンド 8 Pro 8 備考
Band1(2.0GHz) メインバンドの一つ。ドコモに比べるとかなり狭め。
Band3(1.7GHz) 他社を買収したバンド。エリアも広く高速通信が可能なバンド。
Band8(900MHz) プラチナバンド。
Band11(1.5GHz) X X あまり使用されていないバンド。
Band28(700MHz) プラチナバンドだがあまり整備されていない。
Band42(3.5GHz) キャリアアグリゲーション用の高速通信バンド。

あまり使用されていないと言われているバンド11には対応していませんが、プラチナバンドを含め主要なバンドには対応していますので、問題なく使用できると思われます。

5G NR
バンド 8 Pro 8 備考
n78(3.6~3.7GHz) Sub6と呼ばれるあまり周波数の高くないバンドです。LTEの延長のような周波数です。
n257(27.40~27.80GHz) X ミリ波と呼ばれる非常に周波数の高いバンドです。周波数が高いので高速通信が可能ですが、遮蔽物などに弱いために通信できる範囲は限定的です。遮蔽物どころか雨程度にも影響を受けるようです。

Sub6への対応も問題ありません。ミリ波に関してはPixel 8 Proは対応していますが、Pixel 8はミリ波そのものに非対応です。

au 対応周波数帯

4G LTE
バンド 8 Pro 8 備考
Band1(2.0GHz) メインバンド。
Band3(1.7GHz) 一部地域の高速通信用バンド。
Band11(1.5GHz) X X 一部地域の高速通信用バンド。
Band18(800MHz) プラチナバンドでありメインバンド。これが未対応だとかなりきびしい。
Band26(800MHz) これに対応していたらBand18に対応していなくてもOK。
Band28(700MHz) プラチナバンドだがあまり整備されていない。
Band41(2.5GHz) WiMAX2+と呼称される高速通信用バンド。
Band42(3.5GHz) キャリアアグリゲーション用の高速通信バンド。

バンド11には対応していませんが、プラチナバンドを含め主要なバンドには対応していますので、問題なく使用できると思われます。

5G NR
バンド 8 Pro 8 備考
n77(3.7~3.8GHz) Sub6と呼ばれるあまり周波数の高くないバンドです。LTEの延長のような周波数です。
n77(4.0~4.1GHz)
n78(3.3~3.8GHz)
n257(27.80~28.20GHz) X ミリ波と呼ばれる非常に周波数の高いバンドです。周波数が高いので高速通信が可能ですが、遮蔽物などに弱いために通信できる範囲は限定的です。遮蔽物どころか雨程度にも影響を受けるようです。

Sub6への対応も問題ありません。ミリ波に関してはPixel 8 Proは対応していますが、Pixel 8はミリ波そのものに非対応です。

楽天モバイル 対応周波数帯

4G LTE
バンド 8 Pro 8 備考
Band3(1.7GHz) メインバンド。
Band18(800MHz) 楽天の言うところのパートナー回線。実際にはauのプラチナバンド。楽天モバイルの基地局はかなり増えてきているが、山間部などはこれが未対応だとかなりきびしい。
Band26(800MHz) auと同じく、これに対応していたらBand18に対応していなくてもOK。

楽天モバイルはBand3のみであり、現在プラチナバンドの取得に向けてすったもんだしているのはご存じだと思います。楽天モバイルの電波をつかめない場所ではパートナー回線と呼ばれるauの回線(Band18またはBand26)につながるようになっています。

対応バンドは、パートナー回線も含めて、すべて対応していますので問題なく使用できると思われます。

5G NR
バンド 8 Pro 8 備考
n77(3.8~3.9GHz) Sub6と呼ばれるあまり周波数の高くないバンドです。LTEの延長のような周波数です。
n257(27.00~27.40GHz) X ミリ波と呼ばれる非常に周波数の高いバンドです。周波数が高いので高速通信が可能ですが、遮蔽物などに弱いために通信できる範囲は限定的です。遮蔽物どころか雨程度にも影響を受けます。

Sub6への対応も問題ありません。ミリ波に関してはPixel 8 Proは対応していますが、Pixel 8はミリ波そのものに非対応です。


Pixel 8 Pro、Pixel 8はGoogleの最新SoCであるTensor G3の搭載や、カメラの機能など色々とトピックはありますが、個人的にはドコモのバンドに完全対応したのが一番大きなアップデートではないかなと思います。

とても素晴らしいハイエンドスマホですし、セキュリティアップデートのサポート期間が7年と極端に長くなりましたが、円安の影響があるとはいえ、日本価格の値上げ幅がエグいですね。Pixel 7 Proは124,300円からだったのが、Pixel 8 Proは159,900円から、Pixel 7が82,500円からだったのが、Pixel 8では112,900円からと、3万円くらいの値上げです。きびしーー!!

ただ、Pixel 8で3万円、Pixel 8 Proで5万円のストアクレジット(Googleストアのポイント)が貰えますので、例えばPixel WatchやPixel Tablet、Pixel Buds Proなどの他のGoogle製品も購入するのであれば、なかなかに悪くないと思います。また、対象のスマホを下取りに出すとPixel 8で最大43,100円、またはPixel 8 Proでは最大70,100円と破格の払い戻しを受けられるそうです。

Source : Googleストア