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スマホ対応周波数帯

【日本国内向けも同じ対応バンドで登場】グローバル版『CMF Phone 1』の対応バンド

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マンネリ化したスマホに新しいデザインで登場したNothingのサブブランドCMF by Nothingから、最初のスマホ「CMF Phone 1」が海外で発売しました。今のところ「日本発売未定」となっていますので、このグローバル版を日本で使えるかを、各キャリア毎に対応バンドを解説します。

CMF Phone 1 グローバル版の対応周波数帯

対応バンド
4G LTE 1, 3, 4, 5, 7, 8, 20, 28, 38, 40, 41, 66
5G NR n1, n3, n5, n7, n8, n20, n28, n38, n40, n41, n66, n77, n78

4G LTEの対応バンドは典型的な海外版という感じで、日本独自の周波数帯には対応していません。

5G NRでも、もちろん話題のドコモn79には対応していません。n79は海外のSIMフリースマホでは対応していないことが多く、明確なドコモ回線の弱点となっています。n79以外の5Gのバンドは海外で運用されているものと大体被っているようで、日本国内での使用に問題はなさそうです。

ミドルクラスですのでミリ波には対応していません。

CMF Phone 1のグローバル版は日本向けには考えられていないようですので、日本での使用はキャリアによっては、かなり制限が出そうですね。

ドコモ 対応周波数帯

4G LTE

バンド 対応 備考
Band1(2.0GHz) メインバンドでありかなり広め。山間部などに行かなければ大体大丈夫。
Band3(1.7GHz) 東名阪で整備されている高速通信用のバンド。
Band19(800MHz) × プラチナバンド。郊外~山間部では必要。
Band21(1.5GHz) × 一部の地方都市で整備されている高速通信用のバンド。
Band28(700MHz) プラチナバンド。市街地~郊外用(?)で山間部には見られない。
Band42(3.5GHz) × PREMIUM 4Gの高速通信用のバンド。

Band21は海外製のスマホでは対応されていないことが多いですし、あまり問題にはなりませんが、なんといっても主要なプラチナバンドであるBand19に対応していないのが致命的でしょう。個人的には過去の経験から、Band1のみでも意外とイケてしまうという見解なのですが、やはり繋がらない場面があるのは確かです。

高速通信用の高周波帯であるBand42に対応していませんし、ドコモ系のSIMでは制限が多いのは否めません。

5G NR

バンド 対応 備考
n1(2.0GHz) 4G LTEから転用された周波数帯のSub6です。Sub6の中でも周波数が低めなので速度は遅めです。
n28(700MHz)
n78(3.4~3.7GHz) Sub6と呼ばれるあまり周波数の高くないバンドです。LTEの延長のような周波数です。
n79(4.5GHz) ×
n257(28GHz) × ミリ波と呼ばれる非常に周波数の高いバンドです。周波数が高いので高速通信が可能ですが、遮蔽物などに弱いために通信できる範囲は限定的です。遮蔽物どころか雨程度にも影響を受けるようです。

ミリ波には対応していません。

n79は海外製のSIMフリースマホでは対応していないことが多く、ドコモ回線の弱点となっています。n79は関東を中心にかなりエリアが広いと言われていますので、5Gに繋がらないエリアがそれなりにあると思われます。LTEの高周波帯であるBand42に対応していないこともあって、やはりいまいちですね。

ソフトバンク 対応周波数帯

4G LTE

バンド 対応 備考
Band1(2.0GHz) メインバンドの一つ。ドコモに比べるとかなり狭め。
Band3(1.7GHz) 他社を買収したバンド。エリアも広く高速通信が可能なバンド。
Band8(900MHz) プラチナバンド。
Band11(1.5GHz) × あまり使用されていないバンド。
Band28(700MHz) プラチナバンドだがあまり整備されていない。
Band42(3.5GHz) × キャリアアグリゲーション用の高速通信バンド。

高周波のBand42には対応していませんが、後述の5Gの周波数帯には対応していますので、さほど問題にはならないでしょう。プラチナバンドであるBand8にも対応していますし、ソフトバンク系のSIMで問題なく使用できるでしょう。

海外版のスマホの対応バンドを見ているといつも思いますが、メインのプラチナバンドを海外でも使用されているBand8としているあたり、ソフトバンクはしたたかだなと思います。

5G NR

バンド 対応 備考
n3(1.7GHz) 4G LTEから転用された周波数帯のSub6です。Sub6の中でも周波数が低めなので速度は遅めです。
n28(700MHz)
n78(3.4~3.7GHz) Sub6と呼ばれるあまり周波数の高くないバンドです。LTEの延長のような周波数です。
n257(28GHz) × ミリ波と呼ばれる非常に周波数の高いバンドです。周波数が高いので高速通信が可能ですが、遮蔽物などに弱いために通信できる範囲は限定的です。遮蔽物どころか雨程度にも影響を受けるようです。

ミリ波には対応していません。主要なバンドを網羅していますので、ソフトバンク系のSIMで問題なく使用できるでしょう。

au 対応周波数帯

4G LTE

バンド 対応 備考
Band1(2.0GHz) メインバンド。
Band3(1.7GHz) 一部地域の高速通信用バンド。
Band11(1.5GHz) × 一部地域の高速通信用バンド。
Band18(800MHz) × プラチナバンドでありメインバンド。これが未対応だとかなりきびしい。
Band26(800MHz) × これに対応していたらBand18に対応していなくてもOK。
Band28(700MHz) プラチナバンドだがあまり整備されていない。
Band41(2.5GHz) WiMAX2+と呼称される高速通信用バンド。
Band42(3.5GHz) × キャリアアグリゲーション用の高速通信バンド。

メインのプラチナバンドであるBand18(Band26)に対応していないのは厳しいところです。Band26は海外製のスマホで日本独自のBand18に対応していなくても海外で使われているBand26に対応していればプラチナバンドを使用できるように用意されているのですが、CMF Phone 1では残念ながらそのBand26にも対応していません。

auの場合はプラチナバンドの依存度が高いと言われていますので、au系のSIMでCMF Phone 1のグローバル版を使用するのはおすすめできません。

5G NR

バンド 対応 備考
n3(1.7GHz) 4G LTEから転用された周波数帯のSub6です。Sub6の中でも周波数が低めなので速度は遅めです。
n28(700MHz)
n41(2.5GHz)
n77(4.0GHz) Sub6と呼ばれるあまり周波数の高くないバンドです。LTEの延長のような周波数です。
n78(3.7GHz)
n257(28GHz) X ミリ波と呼ばれる非常に周波数の高いバンドです。周波数が高いので高速通信が可能ですが、遮蔽物などに弱いために通信できる範囲は限定的です。遮蔽物どころか雨程度にも影響を受けるようです。

ミリ波には対応していません。auのみが運用しているn41にも対応していますし、5Gに関しては主要なバンドを網羅しています。

楽天モバイル 対応周波数帯

4G LTE

バンド 対応 備考
Band3(1.7GHz) メインバンド。
Band18(800MHz) × 楽天の言うところのパートナー回線。実際にはauのプラチナバンド。楽天モバイルの基地局はかなり増えてきているが、山間部などはこれが未対応だとかなりきびしい。Band28が運用開始されたら縮小されていく予定。
Band26(800MHz) × auと同じく、これに対応していたらBand18に対応していなくてもOK。Band28が運用開始されたら縮小されていく予定。
Band28(700MHz) 楽天モバイルが新しく獲得したプラチナバンド

楽天モバイルはBand3と最近運用が開始されたプラチナバンドのBand28のみです。楽天モバイルの電波をつかめない場所ではパートナー回線と呼ばれるauの回線(Band18またはBand26)につながるようになっていますが、Band28が運用開始されたことで、順次廃止されていきます。

CMF Phone 1ではBand18(Band26)に対応していませんが、楽天のBand1、Band28には対応しています。まだBand28は運用開始されたばかりですが、急速にエリアが拡大されるとのことですので、それ次第といったところですね。

5G NR

バンド 対応 備考
n3(1.7GHz) 4G LTEから転用された周波数帯のSub6です。Sub6の中でも周波数が低めなので速度は遅めです。
n77(3.8~3.9GHz) Sub6と呼ばれるあまり周波数の高くないバンドです。LTEの延長のような周波数です。
n257(27.00~27.40GHz) X ミリ波と呼ばれる非常に周波数の高いバンドです。周波数が高いので高速通信が可能ですが、遮蔽物などに弱いために通信できる範囲は限定的です。遮蔽物どころか雨程度にも影響を受けます。

ミリ波には対応していません。主要なバンドを網羅していますので、楽天モバイルのSIMで問題なく使用できるでしょう。


このように、やはりキャリアによって明暗はわかれる感じです。現在はCMF Phone 1は日本での発売は未定となっていますが、日本語の公式サイトが用意されていたりと、日本市場に投入する気満々ですので、日本版を待つのが無難かなとは思います。

CMF Phone 1はデザインに個性がありかつカッコよくて、なおかつ安い!個人的には大注目で、日本版が登場したら買っちゃうかなと思っています。CMFやNothingは最近特に注目ポイントが多く、CMFの新しいスマートウォッチも気になっています。

9月27日追記
日本国内向けに発売がアナウンスされましたが、なんと対応周波数帯は、このグローバル版と同じでした。つまりソフトバンク以外のSIMで使用するのは、かなり厳しい感じです。注目していたのに残念です。

Source:CMF by Nothing