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【1ヶ月半使いました】遊べるスマホ!「motorola edge 20」レビュー

シンプルでまとまった感じのデザインや1億画素のカメラが気になって衝動買いした「motorola edge 20」を1ヶ月半ほど使ってみましたので、使用感などをレビューしてみたいと思います。

数字上のモニタサイズは大きいが雑誌の電子書籍を読むのは無理め

edge 20のモニタサイズは6.7インチと数値だけ見ると巨大なサイズですが、これは上下のベゼルがなくなって縦長のモニタとなったためですので、実際には数値で感じるほど大きくはありません。このあたりは下記の記事にて紹介しています。

私は通院や床屋の待ち時間、公共交通機関での移動時などに電子書籍を読むのに小型のタブレットが欲しいのですが、最近は7インチクラスはほぼ全滅、本当は7インチがジーパンの後ろポケットに挿さるので良いのですが、サイズ的には妥協してiPad miniかなと思ったりもします。しかしストレージが64GBでは足りませんので256GB版となると価格がとてもiPad bigになってしまいます。そんなこんなでリプレースできずに未だにZenPad7.0をだましだまし使っています。10インチクラスのタブレットは家のソファーとかで使うには良いと思いますが、外で使うには広げてます感が強くてどうも。。

そんな訳で大型スマホには期待していたのですが、モニタが大きくなったと言っても縦が長くなっているだけですので、書籍の表示サイズは全然小さいのですよね。漫画や文字ベースのKindle本などはなんとか読めますが、雑誌は文字が小さいのでかなり厳しいです。6.7インチと7インチ、数値的にはたったの0.3インチ差なのですが。。

重量は163g(実測ではSIMカード込で164gでした)と非常に軽量です。

モニタサイズ バッテリー容量 重量
edge 20 6.7インチ 4,000mAh 163g
iPhone 13 6.1インチ 3,227mAh 173g
iPhone 13 Pro Max 6.7インチ 4,352mAh 238g
iPhone 13 mini 5.4インチ 2,406mAh 140g
Xperia 1 III 6.5インチ 4,500mAh 188g
Xperia 5 III 6.1インチ 4,500mAh 168g
Xperia 10 III 6.0インチ 4,500mAh 169g

同じ6.7インチのiPhone 13 Pro Maxと比較すると軽さが際立ちます。30%以上軽量です。バッテリー容量の違いなどはありますが、だいたい6インチクラスの重量ですね。6.1インチのiPhone 13や、6インチのXperia 10 IIIよりも若干軽量なくらいです。

しかし、私が以前に使っていたのが横幅の狭かったXperia 10 IIだったからか、片手で握っていると指の関節にちょっと負担を感じます。

電源ボタンと、その上にある音量ボタンは位置が上過ぎて少々押しにくいです。電源ボタンは問題ありませんが、音量ボタンの下は押しにくく、上は持ち替えないと指が届きません。全体的にもう1センチくらい下なら良かったのですが。ちなみに電源ボタンに組み込まれている指紋認証は認識がとても早くかつ正確です。

edge 20は顔認証にも対応しています。これはマスクをしていても認識されます。マスク+片目をつぶると認識率が落ちて、両目をつぶるとマスクなしでも認識されませんでした。こんな時代ですので目のあたりを重点的にスキャンしているような挙動です。顔認証はワンテンポ(0.5秒くらい?)待ちます。しかし、指紋認証が優秀ですので、そもそも出る幕はありません。

左上にはGoogleアシスタントボタンが配置されています。縦で使っている時には邪魔にはなりませんが、反時計回りに横向きすると丁度親指の位置で誤って押してしまいます。Googleアシスタントは呼び出した後は基本的に音声で入力するわけですので、どちらにしろ発声するのであればOK Googleなどのウェイクワードで起動してくれれば良いと思います。はっきり言って無駄で邪魔でしかないボタンなのですが、他社のスマホでもちょいちょい装備しているのを見かけます。Googleが奨励金とか出しているのでしょうか?

Googleアシスタントそのものを無効にすることはできますが、このボタンのみを無効にする設定はありません。他の機能に振り替えることができれば有用だと思うのですが、残念ながらできません。私はGoogleアシスタント自体は活用したいので、横にする時にはGoogleアシスタントボタンが右上に来るように時計回りに横にするようにしています。

edge 20の売りの一つである筐体の薄さは際立っていますが、高性能なカメラユニットを収めるために、カメラ部の出っ張りも際立っています。カメラの性能は最低限で良いので、この薄さにカメラも収まっていれば超スタイリッシュな唯一神になれたと思うのですが、後述するようにカメラは超高性能ですので、これはこれで致し方ないと思うところです。ここは丸ごとカバーしてくれるガラスフィルムでガードしましょう。

十分なパフォーマンスと低発熱

SoCはミドルハイクラスのQualcomm Snapdragon 778Gが搭載されています。Antutuベンチマークは50万程度ですが、AntutuベンチマークはV9.2あたりでスコアが辛くなっているようで、V9.1.9では52万オーバー、V9.2.2では47万台となりました。

10万円くらいするハイエンド機のPixel 6やXperia 1 IIIなどは75万程度のスコアが出ますが、同価格帯のPixel 5aやXperia 10 IIIなどは35万程度に留まりますので、コストパフォーマンスはかなり高いと言えるでしょう。

Geekbench 5.4.3ではシングルコア764、マルチコア2670でした。実際の使用感ではパワーは十分で、通常の使用ではひっかかるようなこともありません。サクサクです。

原神のようなバリバリの3Dゲームでもパフォーマンスは十分です。

グラフィックスの画質設定では、低(デフォルト)で「スムーズ」、中にするといきなり「非常に高い」となり、高では「非常に高い」のゲージを振り切ってしまう判定ですが、実際には「最高」に設定しても全く問題なく遊べています。背景をスクロールさせてもスムーズですし、筐体もほんのり温かくなる程度で、異常に発熱するようなこともありません。

ゲームも含めて、このパフォーマンスで足りないと感じる人は極々一部でしょう。

比較的プレーンなAndroid

edge 20は完全にピュアなAndroidとは言えませんが、組み込まれている便利機能(motoアクション)の設定アプリなどがあるだけで、訳のわからないアプリやクラウドストレージをゴリ押しされるようなことはありません。

初期状態のアプリは上記の通りです。

セットアップ直後のストレージの使用量は20GB程度で、その内の19GBがAndroidシステムです。ユーザーエリアは残り110GB弱が使えます。SDカードには対応していないedge 20ですが、128GBのストレージがあれば不足するようなこともないでしょう。

motoアクションは色々ありますが、一部を紹介すると下記のような感じです。

Android標準の音量下ボタンと電源ボタンの同時押しは地味にやりにくくてストレスを感じますので、特に3本指タップのスクリーンショットは便利ですね。仕事中に電話が掛かってきた時に着信音が鳴り響いたりすると慌てますが「持ち上げて消音」機能をONにしておくと、スマホを持ち上げれば取り敢えず消音されますので、余裕を持って廊下に出るなり着信拒否するなりできます。画面を見ているあいだはスリープさせない「親切ディスプレイ」も、ネーミングはともかく、技術系のサイトなどをじっくり読むような場面では地味に便利です。

また、これらのほとんどは設定で無効にすることができますので、邪魔になることもありません。

しかし、例外もあります。ロック画面がモトローラの組み込みなのですが、このロック画面が個人的にはとても残念です。素のAndroidでは設定によって、ロック画面にも通知のプレビューを表示することができます。

仕事中などに机の脇に置いておけば、どのようなメールやLINE、SMSなどが届いたかをチラッと視線を移すだけでスマホに触れることなく確認できます。ところがedge 20に組み込まれているモトローラのロック画面は、

このようにSMSやメールのアイコンが表示されるだけです(上の画像では指で触れないとモニタがONにならないように誤認してしまいますが、通知が表示される時には他のスマホと同じく一定時間モニタはONになりますので、SMSかメールかLINEか何が届いたのかまではチラ見で判別できます)

このアイコンに指で触れれば内容を確認することはできますが、触ることなく確認できていたものですので、とても無駄な手間に感じます。先にも説明したようにモトローラの組み込み機能のほとんどは設定により無効にできるのですが、なぜかこのロック画面だけは無効にして素のAndroidのロック画面に戻すことができません。個人的にはedge 20の一番の不満点です。

60Hzと144Hzのリフレッシュレートの違いは確かにわかる

edge 20の売りの一つに144Hzのリフレッシュレートに対応していることがあります。リフレッシュレートは設定画面より自動、60Hz、144Hzから選択することができます。

60Hzと144Hzの違いがわかるかと言えば、はっきりとわかります。例えば60HzでSNSやウェブブラウザでスクロールすると小さな文字は霞んだようなギザギザになったような、そんな感じで読み取るのが困難になりますが、144Hzではハッキリクッキリとしたまま流れていきます。かなりヌルヌル感があります。

元神はゲーム自体が最高60fpsなのですが、それでもゲームの描画と画面更新のタイミングの問題なのか左右に視点を移動すると60Hzと144Hzの差が見て取れます。

ちなみにiPhoneのリフレッシュレートは基本的に60Hzで、iPhone 13 ProとPro Maxのみが120Hzです。ヌルヌルが~ヌルヌルが~と言っている人は乗り換え必至ですね(にっこり)

設定を自動にすると、画面に動きが無い時は60Hzで、画面に動きが出ると120Hzになります。画面に動きがなくても画面に指が触れると120Hzになりブラウザなどのスクロール開始に遅れないように備えるような挙動です。

原神やウマ娘などのゲームでもリフレッシュレートを自動に設定して試してみましたが、120Hzにまでしか上がりません。常に画面が更新されていますので常時120Hzです。

少し挙動が異なるのがBattle of Warshipsで、リフレッシュレートを自動に設定すると終始60Hzでした。しかし、144Hzに設定するとちゃんと144Hzで描画されました。

なぜ、常に最高のリフレッシュレートにしないかと言えば、高いリフレッシュレートはよりたくさんの電力を消費するからです。ネットのブラウジング、Youtube再生、ゲームなどをリフレッシュレートが60Hzの時と144Hzの時でバッテリー消費を計測してみましたが、大体1時間で3~4%程度の消費電力差です。これを多いと考えるか少ないと考えるかは人によると思いますが、どうしても消費電力を節約したい場合は60Hzにして、それ以外は自動に設定しておけば良いのではと思います。ちなみに120Hzと144Hzの差は私にはわかりませんでした。

モニタに関しては1つ注意点があり、ガラスフィルムを貼ると端のほうの感度に問題が出ます。ネット上でも多数報告されているようにソフトフィルムにすれば問題なく使用できました。

バッテリー持ちは標準的なところか?ちょっと悪いか?

Wi-Fiには繋がずLTE接続で、メーラーやLINEなど自分が使うアプリはセットアップ済。メールやLINEなどの受信時はチラ見する条件で、12時間放置したところ14%を消費しました。待受可能な時間は単純計算で4日程度になります。

edge 20のバッテリー容量は4,000mAhです。最近のハイエンドスマホが4,500~5,000mAhくらいのバッテリーを搭載していますので、それらと比較すれば多少少なめですが、薄型のボディですのでこれはしようがないところです。実際の使用では8時から20時までの12時間、通勤時に30分、昼休みに30分、帰宅時に30分、仕事中にチラ見するようなシナリオで、20時時点の残容量は65~70%です。定量的な計測ではないのであくまで目安ですが、個人的な体感では「こんなもの」から「ちょっと持ちが悪いかも」くらいです。

また、edge 20から他の機器に給電することもできます。他のスマホにつないでみたところ、5W1Aの5W程度で給電しました。モバイルバッテリーを持ち歩かない場合にスマートウォッチやBluetoothイヤホンなどの小型機器にちょっと充電したりするのに良いと思います。

モトローラの急速充電「Turbo Power」とは?

edge 20を初めとしてモトローラのスマホには同社の急速充電技術「Turbo Power」が採用されています。例によって仕様などは公開されておらず、edge 20の場合は純正充電器で30Wの充電ができます。USB PDやQuick Chargeの充電器につないだ時にどうなるのかは下記の記事にて検証しています。

1億画素カメラはびっくり画質。それ以外のカメラも良い写り

1億画素での撮影となる「Ultra Res」モードについては下記の記事にて検証しています。

上記の記事のように1億画素のUltra Resモードでの撮影はちょっと信じられない写りですが、それ以外の超広角、望遠カメラも普通にきれいに撮れます。3つのカメラの35mm換算の焦点距離は下記の通りです。

センサーサイズ 焦点距離 35mm換算焦点距離
超広角 1/3インチくらい? 2mm 17mm
メイン(広角) 1/1.52インチ 6mm 24mm
望遠 1/4インチくらい? 7mm 78mm

超望遠と望遠のセンサーサイズは資料が見つかりませんでしたので、焦点距離と35mm換算焦点距離からの逆算です。焦点距離的には17mmから78mmまでとバランスの良い十分なズーム域に対応しています。一般的に標準とされる換算50mmが欲しいところですが、メインのUltra Resモードで撮ってトリミングすれば十分です。

edge 20ではメインを基準として望遠を3倍ズームと呼んでいますが、edge 20のトリプルカメラをトータルで見れば換算17mmから78mmまでの4.6倍ズームです。デジタルカメラとして発売したらedge 20のズーム倍率は4.6倍ズームと表記されます。

各カメラはズームしていくとシームレスに切り替わります。例えばメインカメラでズームしていくと、2.9倍まではデジタルズームで、3倍となった時に望遠カメラに切り替わります。超広角側も同様です。通常、デジタルズームはあまりキレイではありませんので、SNSへアップする程度なら構いませんが、キレイに撮りたい場合は各カメラの1倍ズーム、つまり0.5倍(超広角カメラ)、1倍(メインカメラ)、3倍(望遠カメラ)で撮るのが良いでしょう。

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上から超広角、メイン、望遠で撮った画像です。クリックで元画像を見ることができます。

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上の画像は望遠で撮った画像をトリミングしたもの、下はUltra Resモードで撮った広角の画像を、望遠と同じくらいの大きさにトリミングしてみました。望遠カメラはイメージセンサーのサイズも小さめですし、もしかしたらUltra Resで撮ったものをトリミングした方がきれいかもしれないと思いましたが、この画像を見る限りは優位な差はないようです。若干望遠で撮った方が良いかな?

色々なモードがありますが、シャッター速度やISO感度をマニュアルで設定できるプロモードと1億画素のUltra Resモードが排他なのは非常に残念です。高画質なUltra Resモードこそ細かく設定して撮りたいところなのですが。

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上が通常モードで撮った画像で、下が巷できれいに撮れると評判のナイトモードです。白飛びなどが抑えられてきれいなHDR画像が生成されています。ただ、ナイトモードは細かくみるとノイズが多い傾向にあります。等倍で見たりしなければ問題ありませんし、スマホのカメラとしては十分な画質ですけどね。こちらもISO感度やシャッター速度などを調整できれば、もっと追い込めると思うのですが、残念ながらナイトモードもプロモードのように細かい設定の調整はできません。

Ultra Resモードとナイトモードとプロモードの全部のせモードがあれば、コンパクトデジタルカメラとしても完璧と言える性能なのですが。

edge 20にはマクロモードも搭載されています。マクロモードは超広角カメラに組み込まれています。ちなみに通常モードで被写体を最も大きく撮れるのも超広角カメラです。

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上が超広角カメラの標準モード、下がマクロモードで撮った画像です。標準モードでも十分に寄れますが、マクロモードでは更に大きく寄ることができます。画質も非常に高くて、素材表面の凸凹が良くわかりますね。

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上は超広角カメラ、下はUltra Resモードで撮った画像です。もちろん無加工で、ただシャッターボタンをタップしたのみです。クリックでオリジナルサイズの画像を見ることができます。どちらも綺麗に撮れていると思います。

edge 20のカメラは少なくとも太陽光の下では非常に綺麗に撮れます。1億画素のUltra Resモードでは本格的な一眼カメラもドン引きの画質で撮れます。焦点距離も超広角から望遠まで対応していて、これならば決しておおさげではなく「もうコンパクトデジカメは不要」と言えますね。

超コストパフォーマンスなエンタメ系スマホ

motorola edge 20は、高性能なカメラや、ゲームプレイでも余裕のあるパフォーマンスを持ち合わせており、単なる情報端末ではなく「遊べるスマホ」と言えます。私はどうせ電子書籍を読むのにサイズが足りないのであれば、小さなスマホの方が凝縮感があって良いかなと思い始めているところですが、このedge 20であればもっと色々なゲームをしたり、スナップ写真を撮ったりして積極的に活用しようかなと思います。

edge 20はとてもコストパフォーマンスの高いスマホです。常々10万円もするようなスマホが必要なのかと思っていますが、edge 20に更に5万円を足して購入するスマホにそれだけの価値があるかは疑問だと改めて思いました。

スペックや対応周波数帯などは下記の記事にてまとめてありますので参考にしてください。

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