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これマジか?「motorola edge 20」の1億画素カメラの実力

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ミドルハイクラスにデビューしたmotorola edge 20の売りの一つである1億画素のカメラが思っていたのとは、かなり違う性能でしたので紹介したいと思います。

OCN モバイル ONE のスマホセットがアホみたいに安いので、気になっていたmotorola edge 20を購入しました。しかし1億画素のカメラに関しては「数値的なスペックを追いかけただけの飾り」だろうと期待はしていませんでした。

なぜ1億画素のカメラに期待していなかったのか

1億画素のカメラはedge 20の売りの一つなのですが、カメラを趣味にしている者では常識なのですが、画素数はイメージセンサーのサイズに対して適切な数以上に増やすと画質は低下します。大型のフルサイズセンサーを搭載した一眼カメラでも2,000~3,000万画素、5,000万画素付近は高画素機と言われています。iPhoneのカメラがきれいに撮れるといわれているのは画素数が少ない(1,200万画素)ことが功を奏していると思われます。

スマホの小さなイメージセンサー(といってもedge 20のイメージセンサーサイズはスマホとしては大型)では1億画素は明らかに過剰なのです。

また、レンズの精度的にもスマホの小さなレンズではイメージセンサーが1億画素であっても、その解像度は活かせないだろうというのも、カメラを趣味にしていれば容易に想像がつきます。カメラというのは光学機器である以上は、どうしても物理的な制限を受けるものなのです。

意味がわからない高解像度な写真が撮れる

ところが、手元に来たedge 20のカメラで試し撮りをしていると、どうにも違和感を感じていたのです。あれ?と思うことが多く、パソコンに取り込んで詳しくみていると異常な解像感があるのです。解像感というか、はっきりと解像度が高いのです。

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上下ともにメインカメラ(35mm換算で24mmの広角)で撮ったものですが、上が1,200万画素の通常モード、下が1億画素(1,0800万画素)のUltra-Resモードです。サイズが大きいので縮小していますが、普通に見る分にはどちらもキレイに撮れていますが、1,200万画素の方がソフトウェア処理でシャープ化されているようで、若干解像感が高いように感じますが、

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こちらは、1,200万画素を等倍に表示して、1億画素を同じくらいの大きさまで拡大したものです。明らかに1億画素の方が精細です。ビルの側面の窓や手前の葉っぱなどの解像感の差がひと目でわかります。1,200万画素の画像はソフトウェアで処理された如何にもスマホらしい感じですが、1億画素の画像は自然な感じで驚異的に高精細です。

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ちょっと信じられなくて追試したのですが、やはり同じような感じです。常識的にイメージセンサーやレンズのサイズを考慮すれば、この画像が出てくるとはとても思えないのですが、光学系が常識はずれに良いのか?ソフトウェア処理が優れているのか?両方だとは思いますが、とにかく驚異的としか言えません。

逆に1,200万画素でもイメージセンサーは1億画素と同じものを使っていますので、単純に9画素を1画素に縮小していれば、上記のようなケースでは1億画素を1,200万画素相当に縮小したものと同等の画質が得られると思うのですが、1,200万画素の画像はスマホのカメラ特有のソフトウェア処理で無理に盛ろうとしている感じの画像です。拡大しなければきれいですので、スマホのカメラではそれで良いのかもしれません。

低照度化では1億画素の良さは出ない

「小さいイメージセンサーでの高画素は画質が低下する」理由は、1ピクセルが受けることができる光の量が少なくなるからです。カメラは文字通り光学機器ですので、単位面積あたりにどれだけ多くの光を受光できるかが勝負になるのです。高性能なカメラのイメージセンサーが大きく、高性能なレンズがやたらと大きいのは、よりたくさんの光を集めるためなのです。

一般的に高画素のカメラは光が少ない(暗い)シチュエーションが苦手です。例えば室内です。室内でも電気をつければ十分に明るいと思うかもしれませんが、それは脳が明るさを補正しているから、そう感じるのです。昼間に室内の電灯を付けても付いているのかわからないくらいですよね?実は室内の電灯は太陽光の百倍くらいも暗いのです。

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この画像はLEDシーリング2灯を付けた室内で撮ったものです。肉眼ではかなり明るいと感じます。

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室外の画像と同じように1,200万画素の画像を等倍、1億画素の画像を同じくらいの大きさになるように拡大したものですが、ほとんど差は感じられません。このように室内くらいの明るさだと1億画素のアドバンテージはなくなります。

ちなみに室外で撮った画像はいずれもISO感度100ですが、室内で撮った画像はISO感度1840まで上がってしまっています。このサイズのイメージセンサーではISO感度1840はかなり厳しいですが、逆にこの画質であれば健闘していると言えます。

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総合的に考えるとmotorola edge 20のメインカメラは非常に性能が良いと言えます。1,200万画素の画像はソフトウェア処理で弄りすぎな感じがしますが、これはどのスマホのカメラでも言えることです。むしろ光量が足りている状況下での1億画素の画像は、自然かつ高精細でとてもスマホのカメラで撮った画像とは思えません。edge 20を購入した時は「ほらね。スマホのイメージセンサーやレンズのサイズで1億画素なんて無理なんですよ。飾りなんですよ」という記事を書くつもりだったのですが、完全に逆方向に裏切られました。

これ、本格的な一眼カメラでも負けちゃうカメラあるのではないでしょうか?

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