最近ネットでちょいちょい目にする「宝くじのあたらなさは、北海道に落ちる1円玉を頭で受け止めるのと同じ」という話、そんなに？と思い軽く計算してみました。
1円玉の直径は2cmですので、片面の面積は3.14平方センチメートルです。
一方、北海道の面積は83450平方キロメートルですので、平方センチメートルに直すと83450 x 1000m x 100cm = 8,345,000,000平方センチメートルになります。
これを1円玉の面積で割るとその確率は1/2,657,643,312、
【北海道で1円玉が命中する確率は26億分の1です】
一方、年末ジャンボ宝くじの当選確率は1等が1/20,000,000、2000万分の1です。
全然違いますね。しかも宝くじの当たりと言えば前後賞の1.5億円でも充分に当たりと言えますので、これらの1000万分の1と合わせれば
『宝くじの当たる確率は2000万分の3、すなわち667万分の1』
と言っても差し支えないでしょう。
ちなみにこの確率から逆算して「1円玉が667万分の1の確率で当たる確率となる面積」は3.14平方センチメートル * 667万 / 1000m / 100cm = 209平方キロメートルです。
東京都 2188平方キロメートル
全然広すぎますね。じゃぁ市は？
横浜市 437平方キロメートル
名古屋市 326.4平方キロメートル
大阪市 223平方キロメートル
大阪市が近いですね。大阪市に1円玉を投げ込んだら誰かにあたりそうな気もしますよね(笑)
上の計算は「1円玉が頭に当たる確率」ではなく「1円玉が1円玉の面積に当たる確率」の計算ですし、1円玉も表面または裏面が接地する訳でもありません(でも回転しながら落ちるでしょうから命中確率の計算は表面の面積で大体等しい？)が、北海道に1円玉の例えは根拠のあるものではなさそうです。
まぁ実際のところ、そんなことはどうでも良いのですよ。この世知辛くて暗い未来しか見えない社会で「もしかしたら10億円で一発逆転！」という確率が発生するだけで充分なのです。年にほんの2回だけ、数千円でそんな儚い夢を見ることに対して無粋な突っ込みをするのはKYのやることではないでしょうか。
ちなみに私は連番で20枚買いました。急にフェラーリのレビュー記事とかアップしだしたら、当たったと思ってください(笑)
ではまた！
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