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【ネタバレレビュー】「最後のジェダイ」は間違いなく一番面白いスターウォーズです。

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「序盤からクライマックスwwwww」とか思って見ていたら全編クライマックスでした。スターウォーズの私の印象は王道の娯楽SF映画という感じで、話そのものや人物の心理描写などは結構大味だと思っていました。しかしこの「スターウォーズ/最後のジェダイ」は違います。今までのスターウォーズとは一線を画していると思います。今までと違うだけに賛否両論な感じですが、私はかなり心に刺さりました。とてもネタバレなしでは語れないので、未見の人はこの先は見ないようにしてください。

ライアン・ジョンソン監督ってだれ?

Wikiを見てみると、過去に短編2作、映画を3本撮っているだけで、しかもどれも少なくとも私は知りません。よくある宣伝文句の「あの!ライアン・ジョンソン監督が!」じゃないのです。しかし無名(ですよね?)の監督にスターウォーズを撮らせるディズニーすげーなおい。

本作でカイロ・レンは死んだ

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「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」本予告より

そのライアン・ジョンソンは特に人物の心理描写に重きをおいていたように思います。特にカイロ・レンは化けたと思います。前作「フォースの覚醒」を見た時のカイロ・レンの印象は「弱い悪役」というところ、あまり魅力を感じませんでした。仮面もあんまりかっこよくなかったですしね。

しかし今作のカイロ・レンは開始早々に仮面を取ります。ファースト・オーダーの最高指導者スノークに気に入らないと言われたからなのですが、以降も被り直すことなく素顔を晒し続けます。本作ではカイロ・レンではなく、ベン・ソロに戻るのです。個人的にはここが「最後のジェダイ」の最も大切なポイントだと思います。元々、カイロ・レンは迷いを感じさせる悪役でしたが、ベン・ソロに戻ってからはそれが更に大きくなります。母であるレイアにトリガーを引くこともできず、ルークの姿を見て感情的になります。前作では、まったく興味がなかったカイロ・レンに引き込まれました。

意表を突く演出

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「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」本予告より

ストーリーの流れはとにかく「意表を突く」ことを意識して作っているように思います。ベン・ソロがスノークを裏切るシーンでは、脇に置かれたライトセーバーが動いた時には「そこでそれ見せちゃったら裏切るのわかっちゃって興醒めだ」と思いましたが、その後に「レイに味方した訳ではない」という裏が用意されていましたし、フィンの特攻も「死んじゃうのかよ!」と思わせて生存、ルークの分身の術も意外性がありました。

ただ、やっぱり荒削りなところも目につきます。レイアの生還シーンは「お、おう」という感じでしたし、ルークの分身の術も正直「えぇ〜」と思いました。ルークも生存させるのであれば分からないでもありませんが、逝ってしまうのであれば、あそこでベン・ソロの心に「なにか」を残しながら斬られた方が良かったのではないかと思ってしまいます。最後のジェダイに「安らかな死」を与えたかったのかもしれませんが、1作目から見ているファンとしてはもう少し偉大なジェダイとしてのカタルシスが欲しかったと思います。王道でないところが本作の魅力だと思いますが。

しかし考えてみれば「たとえジェダイであっても未熟な人である」というのはスターウォーズのフォーマットに則っていると言えます。

フォースって一体なんだろう

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「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」本予告より

昔からのファンとしてつい古くからのキャラに注目してしまいますが、レイはベン・ソロと共にフォースの新しい境地に踏み込んだ感じがあります。フォースが距離に関係なく人と人の意識を繋ぐというものです。しかもその能力はベン・ソロを上回っていることが描写されていました。普通は劣っている主人公が成長して敵を上回るものを身につけるのがお約束ですが、どう見てもレイがベン・ソロを圧倒しています。いや主人公は実はベン・ソロのほうかもしれませんね。そう言えばレイは島の暗黒の穴に引き込まれました。まさかね、、、

しかし段々とフォースがニュータイプ的なものになってきましたね。

BB-8可愛すぎ問題。

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「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」本予告より

BB-8は今回も愛くるしかったですね。序盤のX-Wingの中で必死に修理してもしきれなくて、ヤケ気味に頭突きしたり、任務から帰還した時はまるで子犬のようにポーの胸に飛び込みます。ポーもBB-8を相棒と呼んでいます。

R2-D2もふさぎ込んでいるルークにホログラムを見せたりして鼓舞しようとします。ルークがR2-D2を「友」と呼んだ時にはなぜか目頭が熱くなりました。

あとC-3PO、不安そうな顔禁止。

まとめ

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こうして文章にまとめていると、色々といまいちなところがあったなぁと思うのですが、見ている時は本当に引き込まれてあっという間に時間が過ぎました。私は映画を見に行くと中だるみして退屈してしまうのですが、最後のジェダイでは最初から最後まで全くそういったことがありませんでした。エピソード9はまた監督は変わりますが、脚本はライアン・ジョンソンだそうです。2年後を楽しみに待ちましょう。

しかし帝国軍とファーストオーダーはザルセキュリティで何度侵入を許したら、、、ガンダムの盗難と並び、もはや伝統芸能の域です。

あと座禅を組んだ状態での空中浮揚は日本ではNGです(笑)

では、フォースと共にあれ

ネタバレなしの「スターウォーズ フォースの覚醒」レビュー
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