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どちらを選ぶべきか?「Fire 7」と「Fire HD 8」の価格差は1,000円です。

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Amazonの激安タブレットFireタブレットシリーズの新型が登場しました。「Fire 7」と「Fire HD 8」です。モニタは1インチ差で複数のストレージ容量がラインナップされています。どこに注目して選べば良いのでしょうか?

7~8インチクラスのタブレットはオワコン?

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一時期はこのクラスのタブレット市場は盛り上がっていたと思いますが、最近はスマートフォンの大型化に侵食される形で売上が落ちているそうです。Xperia Tabletはフェードアウトしてますし、GoogleのNexusも7から9に大型化された後もう2年も新製品が出ていません。つい先日はAppleがiPad miniをラインナップから外すという噂まで出てきました。

ゆるガジェCHANNELでもKindle Unlimitedや楽天マガジン、タブホなどの書籍・雑誌読み放題サービスを紹介していますし、私も時期によってこれら全て契約しています。雑誌読み放題サービスは他のコンテンツサービスに比べて安すぎると思うくらいです。1冊読めば元が取れてしまうのですから。

ではこの電子書籍はどのデバイスで読むのでしょう?普通はタブレットだと思うのですよね。確かにスマートフォンは大型されていますが電子書籍を読むには小さすぎます。私はスマートフォンとしては大型である6インチのXperia C5 Ultraを使っていますが、6インチで電子書籍を読む気にはなれません。電子書籍は家では10インチのQua tab、外出する時は7インチのZenPad7.0を持ち出しています。病院など待ち時間が発生するような時には本当にZenPad7.0は重宝しています。

タブレットが売れていないという事は、電子書籍が今ひとつ浸透していないのでしょうか?本当におすすめなのですが。。。このあたりの事情はよく分かりませんが、私は最低7インチクラスのタブレットは生活必需品ですので、この流れで製品の選択肢が減るのは困るなぁと思っています。

「Fire 7」と「Fire HD 8」の価格差は1,000円です。

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この画像を見るとFire 7とFire HD 8の価格差は3,000円に見えます。しかもFire7の価格が4,000円台と思うとざっくり倍の価格でfire HD8が非常に割高に感じます。

しかしFire 7とFire HD 8のラインナップの価格を内蔵ストレージの容量別に並べると

Fire 7 8GB 4,980円
16GB 6,980円
Fire HD 8 16GB 7,980円
32GB 9,980円

このように同じ16GB版で比較すればFire 7とFire HD 8の価格差は1,000円ということがわかります。(価格はプライム会員の価格で表示しています)

タブレットはモニタの大きさと縦横比率、ストレージ容量で選べ!でも携帯性も大切かも

Fire 7とFire HD 8の価格差はあまり気にしなくても良いと言うことがわかったところで、ではこの2機種容量別で4つの中からどのように選択するべきなのでしょうか?まずは「なにに使うか?」です。

電子書籍リーダーとして使う場合はモニタの縦横比が4:3に近いものが良いです。殆どのタブレットやスマートフォンのモニタは16:9ですが、これだと縦長過ぎて上下に余白ができてしまい、肝心の書籍部分の表示は小さくなります。

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写真はZenpad7.0(7インチ 1280×800 16:10(4:2.5))

プライムビデオなどの動画をみる場合は、多くの映像コンテンツは16:9もしくはそれ以上に横長ですので、もちろん16:9のモニタの方が大きく表示することができます。

Fire 7の液晶モニタはちょっと変則的な1024×600で縦横比率は16:9.38(4:2.34)です。動画コンテンツ向きです。対してFire HD 8は1280×800で16:10(4:2.5)です。動画コンテンツ向きですがFire 7よりは横幅が広くて多少電子書籍寄りです。Fire HD 8は4:3にして電子書籍に特化したほうが差別化ができたのではないかと思います。電子書籍は16:9の7インチでも充分に読めますが雑誌の注釈的な部分など小さい文字は拡大しないと厳しいです。

次にストレージ容量についてです。動画目的の場合、特にプライムビデオはSDカードにダウンロードすることが可能になっています(著作権者の意向(?)によって出来ないものもある)ので、コンテンツの保存先としては内部ストレージの容量はあまり気にする事もないと思います。

しかし電子書籍はKindleも他の雑誌読み放題サービスもSDカードに書籍データをダウンロードすることができません。すべて内蔵ストレージを圧迫します。実際に内蔵ストレージ16GBのZenPad7.0を電子書籍リーダーとして使っていて非常に苦しいです。

Fire OSの正体はAndroidですので、もちろんアプリをSDカードに移動することはできますが、Androidの「アプリのSDカードへの移動」はアプリの全てを移動出来るわけではなく、その一部を移動するだけですので抜本的な解決にはなりません。電子書籍を使わなくても色々なアプリやゲームをどんどんインストールしていくと16GBはあっという間に溢れてしまいます。Android端末の場合は内蔵ストレージは32GBが一つの基準ラインだと思います。

そういう訳で「Fire HD 8の32GB」がベストバイです。アプリや電子書籍のデータをこまめに削除して節約しながら使うのであればFire 7やFire HD 8の16GBでも充分使えます(実際私のZenPad7.0は16GBです)が、そこに2,000円や3,000円をケチることもないかなと思います。8GBは正直「大丈夫か?それ」と思います。8GBのうち半分以上はFire OSのシステムが専有します。

もう一つ重要な検討事項に携帯性があります。まずFire 7の295gに対してFire HD 8は369gと約25%重くなっています。そしてここが大切なのですが、サイズ的にFire 7の幅115mmというのはジーパンのお尻のポケットにギリギリ入る横幅です(もちろんジーパンによりますが)

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写真はZenpad7.0

逆に言えばFire HD 8がお尻のポケットに入るジーパンは少ないでしょう。このサイズのガジェットには大切なことだと思います。スーツの内ポケットや上着のポケットなどであればFire HD 8でも大抵は入ると思います。

そもそもFireタブレットってパフォーマンス的に使えるの?

新型のSoCは「クアッドコア1.3GHz」としか公表されていませんが、旧型のFire 7はMediaTekの MT8163を搭載していました。このMT8163のAnTuTuベンチマークは3万台半ばほどで、これは決してローエンドの性能ではありません。ちなみに私のZenPad7.0はQualcommのSnapdragon210で同ベンチマークは23000ですが普通に使えています。これらを鑑みればFireタブレットのパフォーマンスは全く問題はないだろうと言えます。

モニタの解像度は数値的に物足りないと思うかもしれませんが実際のところこれくらいの画面サイズであれば十分です。私のデスクトップのモニタは27インチですが1920×1080です。一度も粗いと思ったことはありません。たかだか7、8インチ程度にフルHDやRetinaなんて過剰なのです。

バッテリー稼働時間は公称値でFire 7が7時間、Fire HD 8が12時間と倍近い差があります。これもFire HD 8をおすすめする理由の一つです。

あとがき

しかしFireタブレットの安さは異常ですね。そのコストパフォーマンスは中華タブレットさえも寄せ付けません。ただ記事の中でも触れたように4:3の電子書籍に適したFireタブレットをラインナップして欲しいです。KindleはAmazonの大きな柱の一つなのですし。

プライムビデオもどんどんコンテンツが増えています。リメイク版のロボコップは好きでBDを購入していたのですが、一度も見ないままにプライムで追加されてしまい複雑な心境です(笑) 「強すぎない宇宙人シリーズ」のバトルシップも追加されて、プライム会員なら無料でいつでも「駆逐艦は最高だ!」「だが今じゃない」「戦艦ドリフト」が見れて非常に重宝しています。

ではまた!

プライムビデオやばい!月額325円のAmazonプライムいいじゃないですか。
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