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レビュー

【4Kとの違いは?買い替えるべきか?】「Fire TV Stick 4K Max」レビュー

「Fire TV Stick 4K」を使っていたのですが、セールで安かったこともあり興味本位で「Fire TV Stick 4K Max」を入手してしまいました。今回は「Fire TV Stick 4K Max」を従来の「Fire TV Stick 4K」と比較しながら違いをレビューし、買い替える価値があるのかを紹介します。

付属品の内容は変わらず

なぜか箱のサイズが大きくなり存在感が増しましたが、付属品の内容には変化がなく、Fire TV Stick本体、リモコン、リモコン用電池、電源アダプタ、HDMI延長ケーブル、電源ケーブルです。リモコンの違いについては後述します。

本体もロゴが変わっていますが、サイズは同じです。付属のHDMI延長ケーブルで繋げば「何かに干渉して取り付けできない」ということはないでしょう。

電源アダプタも全く同じ5V-1A 5Wのものです。

UIや操作感の違い

上がFire TV Stick 4Kのホーム、下がFire TV Stick 4K Maxのホームです。UIにも違いは見られません。操作感もFire TV Stick 4Kで十分に動きが軽いので、Fire TV Stick 4K Maxでも変わりはありません。連続でメニューをスクロールしているとFire TV Stick 4Kは、たま~に引っ掛かることがありますが、全然気になるほどではありません。

設定画面も開発者オプションの野良APKのインストールの許可が、Fire TV Stick 4Kは全アプリ共通で許可するかどうかのみの設定でしたが、Fire TV Stick 4K Maxではアプリごとに設定できるようになっています。他には違いは見つかりませんでした。

ひとつ、大きくパフォーマンスアップしているのは、再生ボタンを押してから再生が開始されるまでの待ち時間です。Fire TV Stick 4Kでは大体6~7秒くらい掛かりますが、Fire TV Stick 4K Maxでは3秒程度に短縮されています。これは結構大きな差ですね。

本当に「40%パワフル」?

Fire TV Stick 4K Maxは「従来のFire TV Stick 4Kよりも40%パワフル」との事ですので、GeekBenchにてベンチマークを取ってみました。

GeekBench 5ではFire TV Stick 4Kの「SINGLE-CORE 120 MULTI-CORE 394」に対して、Fire TV Stick 4K Maxは「SINGLE-CORE 144 MULTI-CORE 499」と、性能向上は20~25%くらいかな〜というところです。公称値よりも差が小さかったため、念のため再起動してからしばらく放置して取り直したりしてみましたが、変わりありませんでした。

内部仕様の違い

GeekBenchではシステムの情報も覗けますので、こちらも比較してみましょう。

Fire TV Stick 4K Max Fire TV Stick 4K
OS  Android 9  Android 7.1.2
カーネル  Linux 4.14.87+ armv7l  Linux 4.4.120+ armv7l
プロセッサー  ARM MT8696  ARM Generic
コア数  4 Cores  4 Cores
クロック周波数  1.79 GHz  1.69 GHz
メモリーサイズ  1.64 GB  1.26 GB
ストレージ容量  5.33 GB  5.28 GB

ストレージ容量はFire TVの設定画面を参照しています。OSなどの世代が新しいのはもちろんですが、少しづつ性能向上しているのがわかります。ストレージは8GBが搭載されているはずですが、OSが2.7GBを占有しているということでしょう。

消費電力は変わらず超低消費電力

電気代が高騰している昨今、気になる消費電力ですが、Fire TV Stick 4KとFire TV Stick 4K Maxの間に有意な差は見られませんでした。若干(0.2Wくらい?)Fire TV Stick 4K Maxの方が省電力になったような気もしますが、いずれにしても誤差レベルの差です。具体的にFire TV Stick 4K Maxで、どのくらいの電気代がかかるのかは下の記事にて紹介しています。

Alexa対応になった新型リモコン

販売ページの商品名に入っているようにFire TV Stick 4K Maxでは「Alexa対応リモコン」をアピールしています。リモコンには目立つ青色のAlexaボタンが付きました。Alexaというと「Echoなどのスマートスピーカーのことでしょ?」思うかもしれませんが、AlexaはEchoの中ではなくAmazonのサーバーの中にいます。EchoはそのAlexaに指示を与えたり、答えを聞いたりする1端末に過ぎません。つまりFire TV Stickもその1端末になるということです。

試しに青色のAlexaボタンを押しながら「明日の天気は?」(ウェイクワードの「アレクサ、」は必要ありません)と聞いてみてください。

テレビもしくはモニターで所在地の明日の天気をおしえてくれます。私のようにスマートコンセントや赤外線リモコン型のデバイスを使って家電などをコントロールしていれば「シーリング点けて」で、リビングのシーリングランプをONにしてくれます。

しかし、実はこれは従来のFire TV Stick 4Kでも同じことができます。Fire TV Stick 4K Maxでは単にボタンが青色の新デザインになっただけなのです。ただ、わざわざリモコンを手に取ってボタンを押す必要がありますので使いませんけどね。普通にEchoに「アレクサ、シーリング点けて」と言えば良い話ですので。Alexaのお試し版みたいな立ち位置かな?と思います。「Echoを買ってくださいね」的な。

Alexa対応以外にも対応サービスアプリの起動ショートカットボタンも追加されました。Prime Video、NETFLIX、DAZN、ABEMAのアプリがワンプッシュで起動できます。私はNETFLIXやDAZNなどの有料サービスは契約していませんので使わないのですが、ABEMAはニュースを見るのに毎朝使っています。私が入手した後にTVerに対応したバージョンが追加されましたが、このボタンは自由にアプリを割り振れるようにしてくれというのが満場一致の意見でしょう。まぁたぶん、このボタンにサービスを割り振ることでAmazonに利益が出ているのではないでしょうか。でなければYouTubeボタンがないはずがないと思いますので。

2023/10 追記
任意のアプリを割り当てることができるカスタムボタンを搭載したリモコンが「Alexa対応音声認識リモコン Pro」が発売しましたね。欲しいのですが、リモコンだけなのにちょっとお高い。。。

必要かな?「Wi-Fi 6」対応

Fire TV Stick 4K Maxのもう一つの売り文句に「Wi-Fi 6への対応」があります。もちろん無線LANルーター側も対応している必要があります。Wi-Fi 6(11ax)は従来のWi-Fi規格の11acに対して通信速度が向上しています。仕様上は11acでは433Mbps〜6.93Gbpsだったのが11axでは1.1Gbps〜9.6Gbpsに1.5〜2倍ほどになっています。

しかし、4K映像のストリーミングに必要な通信速度は24Mbps程度ですので、従来の11acでも十分すぎる帯域です。Wi-Fi 6の高速な通信速度が活きる場面はないでしょう。上で再生開始までが早くなったと紹介しましたが、これはWi-Fi 6の恩恵ではなくプロセッサーの性能向上によるものだと思われます。なぜなら私の無線LANルーターはWi-Fi 6に対応していませんので(笑)

Fire TV Stick 4Kから買い替えるべきか?

今回は紹介できませんでしたが、Alexaにカメラを追加している場合にはピクチャーインピクチャーでカメラの映像を表示することができます。別室で寝ている赤ちゃんが心配というような時は便利でしょう。これはFire TV CubeとFire TV Stick 4K Maxのみが対応しています。

結論を言えば、Fire TV Stick 4KからFire TV Stick 4K Maxへ買い替えるほどの理由はありません。確かに再生開始までの時間短縮は大きいなと思いますが、他のパフォーマンス差はまず表面的にはわかりません。ただし、Fire TV Stick 4K以前の世代のFire TV Stickを使っていてメニューが重いと感じるのであれば、新型のFire TV StickもしくはFire TV Stick 4K Maxへの買い替えは非常に効果的です。

日々のストレスが解消されて、とてもスッキリします。ちなみにHDMIに対応していれば、テレビやモニタなど繋がらないことはないでしょう。もちろん4Kに対応していないテレビにFire TV Stick 4K Maxを映すこともできます。

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