この何年か、部屋の模様替えが趣味の一つになっています。しかし、賃貸はどうしても現状回復の必要がありますので、せいぜい置くものを工夫したりくらいになってしまうのですが、ラブリコというものを使うと手軽に壁に棚を設置したり、部屋に仕切りを作れることがわかりましたので、早速試してみました。
ラブリコとは
ラブリコというのは、2X4材の両端に取り付けて突っ張り棒にするDIYパーツです。
「2X4材」ってなんだろう?と思うかもしれませんが「ツーバイフォー」と呼びます。ツーバイフォーはなんとなく聞いたことがありますよね?断面が38mmX89mmの木材のことで、これを共通規格として建物を立てようというのがツーバイフォー工法というやつです。
この2X4材はホームセンターなどで普通に販売していて、天井まで届くような2.5~3mくらいの長さが1本あたり数百円で売っています。今回は2本購入しました。長さは予め天井までの高さを測っておいて9.5cm短いものを用意しましょう。大抵のホームセンターでは1カット数十円で切ってくれます。
私は2m以上の長さの木材が車に乗るか不安だったので、更に半分に切ってもらって、上の画像のようなジョイントで繋ぎました。かなりガッチリ繋がりますので強度の心配はいりません。廃棄する時や要らなくなって、とりあえず押入れにしまうような時にも半分に分割できると使い勝手が良いと思います。
後は、棚板やステー、有孔ボードどをお好みで用意してください。後から少しずつ増やすのも良いでしょう。ちなみに今回用意した有孔ボードは90×60cmのものです。
更に、木材に塗り込むことで深みを与える「アンティークワックス」も用意しました。これも超おすすめです。ちなみにワックスとは言っても塗った後はすぐに乾いてベトついたりするようなことはありませんし、臭ったりもしません。使ってみてスゴく気に入りました。
ノコギリもトンカチも使いませんよ!
それでは、まずはベースとなる2本の柱を仕上げていきます。と言ってもアンティークワックスを塗って、ジョイントでつなげるだけです。
アンティークワックスはいらない布やティッシュで擦りつけていくだけです。最初はティッシュでやっていましたが、やりにくかったので、途中から雑巾を使いました。塗り始めは「なにか上手く塗れない」「ムラになる」「やっちまったか?」と思いますが、全体を塗り終わって俯瞰してみると「あれあれ?良いじゃん」となりますので、とりあえずどんどん塗りつけていってください。
上側がアンティークワックスを塗ったもの。下側が塗る前です。とても良い感じでしょ?缶の説明書きには15~30分乾かせと書いてありますが、塗ったそばからすぐに乾いていく感じです。乾くまでは自然発火する可能性があるとの事ですので、注意書きの通りに使用済の雑巾やティッシュなどは湿らせてから捨てましょう。
同様に棚板にも塗りました。
次はジョイントで2本を接続します。電動のインパクトドライバーがあれば便利ですが、手でドライバーを回しても取り付けできます。
ただし、ネジは片側12本、両方で24本ありますので、相応に手が疲れます。私は車のメンテナンス用に充電式のインパクトレンチを持っていますが、毎度のことながら充電を忘れているので、気合で手締めしました。コンセント式のインパクトドライバー買おうかなぁ。。
最後に木材の両端にラブリコをハメれば柱の出来上がりです。
それでは殺風景な真っ白の壁に設置してみましょう。
柱が立った時点でもうかっこいい。調整できる側を上にして設置するのがメーカー推奨のようです。下側に設置すると調整する時に木材を持ち上げることになりますので。
あとはお好みで棚板や有効ボードなどをネジでとめていけば完成です。有孔ボードにはなにも設置していませんし、まだまだアレンジの余地はありますが、基本形としてはこんな感じです。
実は、上のはサンプルとして仮に設置したもので、本当は別の使い方のために用意しました。
上の写真の奥側は見ての通りキッチンですが、手前側の木目のテーブルはプラモを作ったり、ブログ用の写真を撮ったりするための作業机です。別に不便はないのですが、キッチンとの間に仕切りが欲しいなと思っていました。
そこで今回の材料で仕切りを設置してみました。なかなか良い感じにできたと思います。
裏側(キッチン側)にも棚板を追加して、コーヒーなどを置いています。
デスク側のタブレットを置いているところは、ダイソーで購入した有孔ボード用の小さい棚板です。手前側にタブレットが滑り落ちないように、同じくダイソーで購入した細長い木の棒をカッターで切って木工用ボンドで貼り付け、アンティークワックスを塗っています。タブレットでプライム・ビデオを見ながら作業できます。
家具の転倒防止突っ張り棒もおしゃれに
背の高い家具に転倒防止用の突っ張り棒を設置していたのですが、どうにも見た目が生活感が溢れすぎていて。ベニア板を箱組してカバーでも作ろうかと思っていたのですが、ラブリコを使えば簡単におしゃれな突っ張り棒を作れます。
ぐっと落ち着きが出ましたよね。この間に板を渡して棚を設置すれば良い感じの飾り棚や収納になると思います。
DIYって楽しいですね。
材料費も安くて、見栄えもしますし、アレンジも自由自在。要らなくなれば分解してコンパクトになります。アンティークワックスを塗ったりしても所要時間は1時間そこそこ。2人でやればより設置しやすいと思いますが、私のように1人でも十分に出来ます。
アンティークワックスを塗った木材の質感が素晴らしくて、他にもなにか作りたくなりました。ラブリコはアイデア一つで色々なものが作れそうで、考えるだけでも楽しくなります。1本だけ設置して洋服や帽子を掛けたり、ダイソンなどのコードレス掃除機のステーを設置したり、4本を四角に立てて地震がきても倒れない背の高い棚にしたり、2本の柱で部屋を仕切ってカーテンを設置したりと、色々と応用できると思います。
木材はホームセンターで用意しましたが、アンティークワックスとラブリコやジョイントは予め価格を調べると、ホームセンターよりも安かったのでAmazonにて購入しました。
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