正直言うと、こたつはあまり好きではありません。部屋の中で座る場所が限定されてしまいますし、座ってしまうと動くのも億劫になってしまいます。しかし温める範囲が極端に狭いため、経済的なのは確かだと思います。思いますが。。一般的なこたつはスペック上では500Wと思ったよりも大きい消費電力です。そう考えると少し不安になってきたので、こたつの電気代も実測してエアコンや石油ファンヒーターのコストと比較してみました。
エアコンと石油ファンヒーターのコストの比較は下記の記事にて行いました。エアコンと石油ファンヒーターのコストはこちらかの転記になります。
【2017年版】暖房はエアコンと石油ファンヒーターはどちらがコストが安いのか?実測で比較してみました。 |
私が使っているこたつはAmazonで見つけた一番出力が小さいものです。通常のこたつは500W程度の出力がありますが、大抵の場合はもっとも出力を絞っても熱すぎてスイッチを切ったり付けたりしますので出力が小さく、ファンなどが付いていない安価で消費電力が低いシンプルなものをチョイスしました。
暖かさはつまみを最弱にしても丁度良いくらいです。
電気製品は表示の消費電力と実際の商品電力に開きがあったりしますが、こたつに関しては額面通りの消費電力のようで、電源をONにした時の消費電力はスペック通り300W程度です。
計測はいつもの通りワットモニターにて行いました。冷え切っている状態から温度を上昇させる最初の1時間と、以降の保温状態となる次の1時間を計測してあります。こたつの計測は完全に冷えた状態から始めるために別々の日に3回計測した平均値です。
最初の1時間 | 次の1時間 | |||
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消費電力 | コスト | 消費電力 | コスト | |
こたつ | 0.10kWh | 2.4円 | 0.07kWh | 1.9円 |
エアコン | 0.98kWh | 24.5円 | 0.74kWh | 18.5円 |
石油ファンヒーター | 0.29L + 0.08kWh | 25.5円 | 0.12L + 0.06kWh | 11.2円 |
一目瞭然で圧倒的にこたつが低コストですね。こたつを使うことで部屋の暖房を使わない訳ではないと思いますが、こたつを使うことで部屋の暖房を最低限にして、半分のコストにすることができれば十分に見合う効果が得られるでしょう。ちなみに私は部屋の暖房をほとんど使わずに、こたつ+上掛けで過ごしていますので、月の電気代は3,000円以下です。石油ファンヒーターも朝の身支度時のみですので、灯油もほとんど使いません。
こたつの消費電力が300Wや500Wといっても、実際には温度が上がればサーモスタットやセンサーによってONOFFされたり出力が調整されますので、最大出力で稼働する時間は非常に短いということですね。暖房は高コストですので、上手に使っていきましょう。