また格安スマホに新たな刺客登場です。税別22,800円で3GRAM搭載です。凄いですね。凄いですけど、、、取り敢えず直接のライバルとなるであろうFREETELの「MIYABI」や「Priori3S LTE」と比較しながら見てみましょう。
キャセイ・トライテック社って初めて聞きましたが、元々は企業向けのネットワークモジュールやそれを組み込んだ製品を開発販売している会社が去年末に「arp」というブランドを新設してスマホ・モバイル分野に新規参入したそうです。本社は横浜、社長も日本人の名前ですが、メインとなる市場が中国のようで他の役員は全て中国人っぽい名前でした。
早速ですが比較表です。
まずSoCです。いずれもMediaTekのMT6735シリーズを搭載していますが、AS01MとPriori3SはMT6735Pです。MT6735PはMT6735をクロックダウンした廉価版ですので、MIYABIが一歩リードですね。ストレージもMIYABIが32GBで勝っています。Androidのストレージは16GBだとちょっと厳し目ですので、できれば32GB欲しいところです。
各メディアではドコモのプラチナバンドに対応しているとアピールされていますが、FOMAプラスエリアには対応していません。またMIYABIのデュアルSIMスロットは両方ともLTE/3Gに対応していますが、AS01Mは片側のSIMスロットはGSM(2G)固定ですので、日本国内では実質シングルSIMです。
いずれも5インチですが、AS01Mは他の端末よりも薄くて軽量です。XPERIA Z5の厚さが7.3mmですので7.65mmは頑張っていると思います。オリジナルのアルミフレームのようで、格安スマホではこのあたりはおざなりになりがちですので、特筆すべき点だと思います。
そして目玉の3GBのRAMです。格安スマホは2GB以下が主流で、RAMを3GB搭載しているのはハイエンドの機種です。ですが、、、
Androidは5.0から新興国向けの格安端末でも動作できるようにというのを目標に軽量化され、あまりRAMを必要としていません。Androir5.0はメモリーリークの不具合で2GBだとあっぷあっぷだったのですが、Android5.1で修正されています。私が使用しているXPERIA C5 Ultraは搭載RAMが2GBで、購入時のAndroid5.0の時はHTML5で作られているグランブルーファンタジーなど一部の重いアプリがまともに動きませんでしたが、Android5.1にアップデートされた現在ではサクサクと動いています。現状はアプリを起動しまくっていてもRAMの消費量は半分程度で、「lollipopはRAM1GBで動く」は大げさな話ではありません。そんな訳で3GBのRAMっていらないのですよね。
2万円クラスでAndroid機を購入するならば、MIYABIかなと思います。ただAS01Mもボディは良さそうですし、RAMも私が使っているアプリの範囲では3GBもいらないというだけで、もしかしたらRAMがあればあるだけ良いようなヘビーなアプリがあるかもしれません。何れにしても選択肢が増えるのは良いことです。この調子で格安スマホが盛り上がっていったら良いなと思います。
ではまた!
2016/05/18 追記
OCNモバイルONEからSIMとセットの特別価格で11,800円(税抜)で発売されました。この価格であれば文句なくお買い得だと思います。
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Source : arp
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