このところFREETELのPriori3を筆頭に、格安スマホというよりは、もはや激安スマホとでも呼ぶべき超低価格スマホが続々と登場しています。そこでめぼしいものをピックアップして比較してみたいと思います。
性能的なところは大体横並びですので、選択のポイントは周波数帯の対応状況だとおもいます。特にLTEのBand19(プラチナバンド)や3GのBand6(FOMAプラスエリア)に対応しているかが勝負です。
スペックの一覧表を見ながら個々の機種の特徴を見ていきましょう。
激安スマホの雄!FREETEL Priori3
FREETELもSimpleでは炎上したりしましたが、やはり激安スマホの分野では安定感を感じます。
FREETELのガラケーSimpeがクール! | |
FREETELのガラケーSimpleがレビューで炎上中 |
Simpleも結果的に炎上して販売打ち切り(メーカーは完売と言っていますが)となってしまいましたが、激安で名前通りシンプルな外見&軽量コンパクトでFOMAプラスエリアに対応していてと、ここまでは名機だったのですが、、、一時期はプレミアで3倍近い値段が付いたりしていましたし、是非反省を活かして次期型を開発して欲しいところです。
話はそれましたがPriori3です。FREETELらしくプラチナバンド・FOMAプラスエリアに対応しています。性能は激安スマホとしての標準的なところですが、Wi-Fiが5GHzに対応しているのが地味に良いですね。Wi-Fiルーターは古かったり、安価な機種だと2.4GHz、5GHzの選択式であることが多く、逆に新しい端末は5GHzにしか対応していな事があります。私の場合ですとPS Vitaのみが2.4GHzのみ対応な為に、新しい5GHzのみ対応のルーターと古い2.4GHzのルーターの両方を稼働する羽目になっています。メーカーの仕様には記載されていませんがCPUはMediaTekのMT6735Mで、AnTuTuベンチマークは20000程度のようです。
プラスワンマーケティング FREETEL Priori3 LTE マットブラック
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女性の感性が光るオシャレ感 UPQ Phone A01
UPQはカシオで商品企画をしていた女性が興した会社でスマホだけではなく色々な製品をリリースしています。UPQ Phone A01はそんな商品群の中の1製品なのですが、しょっぱなから技適を取得しないでリリースして回収というあまりにも初歩的なヤッチマッタで話題になりました。
そんなUPQ Phone A01ですが、他の製品よりも良いCPUを搭載しています。AnTuTuベンチマークは28000程度出るらしくこの価格帯ではかなり立派な数値です。
ただ、LTEのプラチナバンドには対応していますが、FOMAプラスエリアには対応していません。
メーカーサイトのこのあたりの記述は盛大に自爆しているような気がするのは私だけでしょうか?
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中華激安スマホのスタンダード HUAWEI Ascend G620S
HUAWEIも気が付くとかなり国内で幅を利かせるようになりましたね。
このAscend G620Sは今回取り上げた他の激安スマホが4~4.5インチなところに5インチとハイエンドクラスが採用する液晶サイズであることが特徴です。解像度も1280×720で画面が大きいだけ高解像度になっています。他のスペックは平均的で特筆すべき点はありませんが、残念ながら対応周波数はUPQ Phone 01と同じくLTEのプラチナバンドは対応していますが、FOMAプラスエリアには対応していません。CPUはQualcommのSnapdragonで期待してしまいますが、AnTuTuベンチマークは20000程度とPriori3と同等のようです。
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こんな会社あったんだ covia FLEAZPOP CP-L42A
最近Amazonのタイムセールに良く出品されているので気が付きましたが、それまでまったく知りませんでした。Amazonのレビューの評価も良く、タイムセールのおかげかどうか「ベストセラー」になっています。よくある中華メーカーかな?と思ったのですが日本のメーカーのようです。
このcovia FLEAZPOP CP-L42Aは今回のスマホの中ではいくつか特筆する点があります。まずサイズが4インチです。サブ機として見ると小さい方がよいのでこれはアドバンテージだと思います。またプラチナバンド・FOMAプラスエリアに対応しているのも見逃せません。激安スマホでFOMAプラスエリアに対応しているのはFREETEL以外で初めてみました。そしてトドメがQuick Charge2.0の対応です。こんな激安でQuick Charge 2.0対応は目を疑いました。値段も安いですし思いがけない伏兵です。AnTuTuベンチマークは17000程度でちょっと低めです。
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番外編?Windows10搭載 FREETEL KATANA01
当初19,800円の予価だったのがいきなり12,800円とPriori3と同価格に値下げして発売される事になって驚きました。そして国内では最速発売のWindows10 Mobileの端末として登場します。FREETELですのでプラチナバンド・FOMAプラスエリアにも当然のように対応しています。ハードウェア的にはPriori3よりも若干抑えめなスペックですが大差はないと思います。サブ機としてみるならば、メイン機と同じAndroidを買うのも面白くないですしどうせなら話題のWindows10 Mobileに触れられるKATANA01が良いのではないでしょうか。
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サブ機なら結構イケる?3G専用機
ここまではLTE対応の機種で13,000~15,000円程度の価格帯ですが更に安いラインを狙うのであればLTE非対応の3G専用機が10,000円程度であります。
経験的にドコモ回線は3Gでも数Mの速度が出る事が多いので、特にサブ機であればこんな選択もアリだと思います。両端末ともFOMAプラスエリアに対応しています。covia FLEAZ NEO CP-B43は12/10発売です。
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covia FLEAZ NEO CP-B43は上のリンク先で「3Gモデル」を選択すると表示されます。
あとがき
Priori3の一択だろうと思っていたのですが、意外に各機種ともに個性があります。無難な選択ではPriori3だと思いますが、パフォーマンスのUPQ Phone 01、5インチのHUAWEI Ascend G620S、小型でFOMAプラスエリアにも対応しているcovia FLEAZPOP CP-L42A、そしてWindows10 Mobile搭載のKATANA01。
個人的にはXPERIA C5 Ultraというプラチナバンド・FOMAプラスエリアに対応していない海外携帯をメインに使用しているため、郊外や山岳部に行ったときのバックアップ用にプラチナバンド・FOMAプラスエリア対応の機種が1つ欲しいと思っています。これにFREETELの従量制のSIMを挿しておけば電波が入らない時にルーターとして使用できます。「それならモバイルルーター買った方が良いのでは?」と思う方もいると思いますが、スマホにしておくと、いざという時にはメイン機のSIMを挿しかえてFOMAプラスエリアでの通話が可能になるところがミソです。
ではまた!
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Source : FREETEL UPQ Huawei covia
FT142F-simple-BK [FREETEL Simple]