FREETELの激安Windows 10 Mobileスマホ、KATANA01を購入してから半月ほどになります。購入してからはこのKATANA01をメインに使用してきましたので実際に運用した使用感や細かいところをレビューしていきたいと思います。
FREETEL KATANA01のレビュー第1弾は下記のエントリーをご覧ください。
とりあえず買っとけ! FREETEL KATANA01 レビュー |
文字のフリック入力がモッサリでちょい厳しい
パフォーマンス的な問題で反応が遅れているのか、タッチパネルの感度が悪いのかタップしても反応しないことがあります。あれ?と思って再度タップし直したり。一番きついのが文字のフリック入力でタッチパネルの精度が悪くて隣のキーを押してしまったり、中心の文字を押してから周りの文字が展開するのが遅れたりするので、速いペースでドカドカと文字を入力すると高い確率でミスタイプします。意識的にゆっくり入力してやる必要があります。ツイートしまくったりメールやLINEメッセージを打ちまくるような人は正直辛いです。これがKATANA01の一番の欠点だと思います。
パフォーマンス
KATANA01はアプリが起動してしまえばそれほど引っかかる事もなくTwitterのTLなどもサクサクスクロールしていけるのですが、アプリの起動が遅く感じます。あとホームボタンや戻るボタンがたまに反応が悪いのですが、これがタッチパネルの精度や感度の問題なのか、パフォーマンス上の問題なのかはよくわかりません。タッチパネルは下のほうが特に精度が悪いように感じるのでタッチパネルの問題かもしれません。
AnTuTuベンチマークは10609でした。単純にAndroidの数値と比べて良い物かわからないので他のWindows Mobileと比較したものが下の表です。
KATANA01 | Snapdragon210 1.1GHz | 10609 | 12,800円 |
Lumia630 | Snapdragon400 1.2GHz | 11000程度 | 159ドル |
madosma Q501A | Snapdragon410 1.2GHz | 14000程度 | 26,800円 |
Every Phone | Snapdragon410 1.2GHz | 13218 | 39,800円 |
Every Phoneはネット上でAnTuTuベンチマークの値が見当たらなかったので店頭のデモ機にインストールして計測しました(笑)
何れも価格がKATANA01の12,800円より遥かに高価な端末ですが数値的にはかなり健闘していると思います。ただEvery PhoneをいじっているとKATANA01とは段違いにサクサク動くと感じました。KATANA01と並べて同時にタップしてアプリの起動時間を比べてみましたがEvery Phoneの方がかなり早かったです。1秒程度の差だと思いますがサクサク感は大きな差に感じます。
Windows 10 Mobileをそれなりにサクサクで使用するのにはSnapdragon400シリーズあたりが下限なのかなと思いますが、Every Phoneは価格が高いので買うならmadosmaの方が良いと思います。
フルHDの動画は問題なく再生できます。
内蔵ストレージは意外にも8GBで十分
スペックを見て一番不安に思っていたのは内蔵ストレージが8GBであることなのですが、これはまったく心配いりませんでした。AndroidはSDカードに移せるアプリが限られていたり、SDカードに移せるアプリでもその容量の一部しか移せなかったり、電子書籍やゲームのキャッシュなどは内蔵ストレージ固定になっていたりで、実際のところ内蔵ストレージは16GBでもかなり厳しいのですが、Windows 10 Mobileはアプリもごく一部のプリインストールアプリ以外はSDカードにインストールできます。しかもAndroidのように一度内蔵ストレージにインストールしてSDカードに移動するのではなく、SDカードへのインストールをデフォルトに設定することができます。
Windows 10 Mobileでアプリや写真の保存先をSDカードに変更したい。 – ガジェットTips
しかもAndroidのように「アプリの一部を」ではなく、アプリの容量ほぼ全てをSDカードにインストールすることができます。下の画像は左がほぼ初期状態で右が各種アプリをインストールした状態です。内蔵ストレージをほとんど消費していないのがわかると思います。
ちなみにSDカードは32GBまでなので最近主流の64GBを間違えて買わないように注意してください。
液晶モニタは意外に綺麗
液晶モニタは真っ先にコストダウンの対象になりやすい所ですが、特に問題を感じません。解像度は854×480ですので数値的にかなり粗いのかと思いましたが、サイズが4.5インチと小さいので画素密度は217.7ppiです。iPhone6sが488ppiだと聞けばえらく荒く感じますが、MacBook Pro Retina(Mid2014)は227ppiです。意識して見れば確かにドットを感じることはできますが、言えばその程度です。十分な解像度と言えます。発色も良いと思います。
通知LEDはなし
通知LEDはありません。ここは割りきって通知音やバイブを鳴らして対応するしかないのですが、Windows 10 Mobileはこのあたりの設定にちょっと不具合っぽい所もあって設定が難しいです。下のサイトで説明していますので参考にしてください。
Windows 10 MobileのOutlookメールのメール受信時に通知音を鳴らしたい – ガジェットTips
アクセサリの選択肢はほとんどなし
いつもは「おすすめアクセサリ」で1エントリーしているのですが、KATANA01はアクセサリの選択肢はほとんどありません。私が購入したケースは下のものです。保護フィルムが付いていてお得ですが、保護フィルムのサイズがかなりタイトで貼るのが結構大変ですので、フィルムは貼りやすいガラスフィルムが良いかもしれません。
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ケース自体は良くあるハードクリアケースですが、KATANA01はコンパクトなだけに分厚く感じて、かなり野暮ったい感じになります。
KATANA01はストラップホールがありませんので、ピンバイスで2mmの穴をあけてストラップを取り付けました。
ストラップによる落下防止も相まって防御力は格段に向上したと思いますが、やはりちょっと野暮ったい感じがありますし、KATANA01は安い機器で、バックカバーも交換できますのでフィルムだけ貼って裸で使うのもありだと思います。
あとがき
この半月間は、KATANA01とXPERIA C5 Ultraの2台を常に持ち歩いていました。自分でもなんでかわかりませんが、なんとなくKATANA01をずっといじっています。たぶんずっとAndroidだったのでWindows 10 Mobileが新鮮なのかなと思います。
パフォーマンス的な部分やタッチパネルの精度の問題でバリバリ使うメインマシンとしては役不足であることは否めませんが、ツイッターなどのSNSの閲覧メインであれば十分です。私は普段仕事の間にツイッターを見たり、株価を見たり、ニュースを見たりするくらいですのでこのKATANA01で十分にこなせる感じでした。ただ、旅行や出張時にはバリバリ検索したりツイートしたりするので、その場合はKATANA01では役不足です。それに「イザとなればXPERIA C5 Ultraがあるし」という余裕があればこそと言う部分もあります。そんな訳で、メインマシンとしては厳しいかもしれませんが、サブマシンとしては楽しめる端末です。特に私のようにプラチナバンド・FOMAプラスエリアに対応していない海外SIMフリースマホをメイン機に使っている人は、プラチナバンド・FOMAプラスエリアに対応しているKATANA01は絶好のバックアップ機となります。
ではまた!
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