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もうPaperwhiteじゃなくて良いんじゃないでしょうか?LEDフロントライトに対応した第10世代Kindle登場

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一番安いKindleである無印のKindleに新モデル(第10世代)が登場しました。今までKindleで一番売れていたモデルはPaperwhiteでしたが、Paperwhiteを選択する一番の理由である機能に第10世代のKindleでは対応しました。バリエーションが多彩でどれを買ったら良いのかよくわからないKindleシリーズを今回発売した無印のKindleとKindle Paperwhiteを比較しながら解説します。

なぜKindleは目に優しいのか?

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Kindleシリーズの特徴は通常の液晶モニタではEInkと呼ばれる方式のモニタです。これは電子ペーパーとも呼ばれています。液晶モニタは液晶の裏のRGBのLEDライトを液晶で遮ることで映像を表示していますので、目に向かって光を照射していることになります。

ところがEInkモニタはそれ自体が発光しているわけではなく、物理的に白黒の粒子を並べて表示していますので、目に直接光を照射しているわけではありません。つまり普通に印刷された本をみているのと同じで、目に向かって光を照射する液晶のような目の負担がないのです。

また、液晶は光で映像を表示していますので、バックライトよりも強い光のある屋外などでは見にくかったりしますが、EInkではそんなこともありません。

逆に、モニタ自体が発光していませんので暗いところでは読めません。そこでEInkモニタを照らすLEDライトを搭載しています。「フロントライト」の名の通りベゼルに埋め込まれたLEDがEInkモニタをこちら側から照らしますので、電灯の下で紙の本を読むのと変わりありません。

第10世代Kindleがフロントライトに対応した!じゃぁKindle Paperwhiteとの違いは?

ちなみに「第10世代Kindle」と言っても、KindleシリーズのいずれかがモデルチェンジするとKindle全体の世代が上がるといったカウント方法ですので、無印のKindleが9回モデルチェンジした訳ではありません。

今回のKindleの一番の違いは暗いところでも読めるようになったことです。これが今回のモデルチェンジの目玉です。また、EInkモニタ自体も新しいものにアップデートされており、コントラストが向上しているようです。

従来はこのLEDフロントライトへの対応はPaperwhiteとの差別化の目玉だったのですが、では今後はPaperwhiteとの差別化はどこで行われるのでしょう?

Kindle Kindle Paperwhite
容量 4GB 8GB / 32GB
解像度 167ppi 300ppi
フロントライト LED4個 LED5個
通信 Wi-Fi Wi-Fi / 無料4G
防水 ×
価格 8,980円~ 13,980円~

まず容量ですが、これは文字ベースの書籍がメインであれば4GBあれば十分です。そもそもKindleは白黒ですので、読むのは文字ベースの書籍かマンガかになります。文字ベースの書籍の場合は一般的に1冊の容量は500KBですので、公式HPでうたわれているように「数千冊」が入ります。4GBで十分ですね。マンガの場合は1冊40~50MB程度ですので数十冊といったところです。所有しているマンガを全て入れておきたいような場合にはPaperwhiteの32GB版が必須ですが、当面読むものだけであればKindleの4GBでも十分です。

解像度は気になるところでしょうが、実際にはこれも167ppiで気になりません。比べれば確かにPaperwhiteの方が精細なのはわかりますが、Kindleを単体で見て解像度が気になってしょうがないということはないと思います。LEDの数もまぁ気にする差でもないでしょう。

無料4GBは、32GB・広告なし版に対してのみ+5,000円で選択できるオプションです。「LTE回線で本がダウンロードし放題になる」と聞くとすげーと思いますが、容量の大きなマンガなどは対象外ですので「容量の小さな書籍だけならスマホのテザリングで十分じゃん」と思います。32GBと広告なしとのセットオプションですので、価格も22,980円と跳ね上がってしまいます。個人的にはあまり価値は感じません。ただ、最初に5,000円払うだけですので、それだけでスマホのテザリングをONにする手間から解放されると思えばそれはそれで価値はあるような気もします。

最後は日本人大好きの防水機能です。これが決定的なPaperwhiteを選択する理由となるのでしょう。長湯をする人には必須の機能でしょう。私は熱い湯に浸かってさっさと上がるタイプなのですが、読書をしながら半身浴というのも良いかもしれませんね。

確かに今までは布団に入って部屋の電気を消しても読みたいといった場合にはPaperwhiteを選択する必要がありましたが、無印のKindleがLEDフロントライトに対応したことで更に「一番安いKindleでいいじゃん」感が強くなりました。

Paperwhiteを選択する理由は「お風呂で使いたい」「非常に多くの書籍を常に持ち運びたい」のいずれかの場合になるでしょう。

大抵の人は一番安いKindleで良いと思いますよ

Kindleの紹介記事を見るとほとんどのサイトでは上位機種を勧めたり、広告つきはストレスになるからと広告なしのモデルを勧めたり、なかには3万円もするOasisを「最高!」と勧めたりしていますが、個人的には一番安いKindleの広告つきモデルで十分だと思いますし、実際に愛用しています。

Amazon純正 Kindle(第10世代) 用 ファブリックカバー

あとは、ファブリックの純正カバーが非常におしゃれで良いのですが、これは少し高すぎると思います。このカバーが1,500円くらいなら。。。ちなみに私のKindleは裸で使っています。安いモデルを買って傷だらけになるほど読むのであれば新型や上位機種に買い換えるのが良いと思います。

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