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レビュー

新型MacBook Airに失望したので買いました。超軽量でパワフルな「ASUS ZenBook S」レビュー

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新型MacBook Airのあまりのコストパフォーマンスの悪さに失望した私は、ずっと使ってきたMacBookシリーズにお別れをしてWindowsノートに乗り換えました。MacBookと並べても見劣りしないスタイリッシュなものをと選んだのがASUSの「ZenBook S」です。購入してから1ヶ月半ほど使い込みましたので、今回は新型MacBook Airよりも2倍パワフルで、より個性的で、そして安価なZenBook Sのレビューを紹介します。

外見や質感はMacBookと勝負できるか?

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ZenBook Sには黒っぽい「ディープダイブブルー」と赤っぽい「バーガンディレッド」があります。上位グレードのUX391UA-8550がディープダイブブルー、下位グレードのUX391UA-825R(Microsoft Office付属モデルは825RS)がバーガンディレッドです。私は下位グレードのUX391UA-825Rを購入しましたが、個性的なバーガンディレッドが欲しかったので丁度良かったです。

塗装などの仕上げは非常に良くて高級感がありMacBook(本記事ではMacBookは12インチMacBook、Air、Proを含めた全般を指します)に引け劣らないどころか個性的である分だけZenBook Sの方がかっこよいとさえ思います。

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ZenBookシリーズのシンボルとなっている同心円状のヘアライン加工がされている天板が妙にテカっていて指紋が付きやすく、拭き取りにくいのが大きなマイナスポイントです。キーボード周りなどはマット加工になっており指紋や汚れが目立たなくて高級感もあるので、天板も同じ仕上げにして欲しいと思うのは満場一致ではないでしょうか?

また、その天板にはASUSのメッキのロゴが入っており興ざめです。ASUSに限りませんが、なんでメッキのロゴを入れたがるのでしょうね?控えめなプリントとかではダメなのでしょうか?「MacBookに勝てないのはそういうところやぞ」とWindowsノートを作っている全メーカーに言いたいところです。ZenBook Sはこの天板の表面仕上げやロゴだけなんとかしてくれれば個性的な色も含めて文句なしのルックスです。その薄さも手伝ってWindowsノートの中では、一二を争うスタイリッシュなモデルだと思います。

めちゃんこ軽い!!軽量ボディ

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ZenBook Sのウリはカラーリングだけではありません。非常に軽量コンパクトです。

ZenBook S
UX391UA-825R
MacBook Air
Late 2018
サイズ(mm) 311 x 213.75 x 12.9 304.1 x 212.4 x 4.1~15.6
質量(kg) 1.05 1.25kg

フットプリントは少しだけZenBook Sの方が大きいのですが、MacBook Airよりも最厚部で2.7mm薄く、重量に至っては200gも軽量です。ちなみにMacBook ProとAirとの差は120gですので、MacBook ProとAirの差よりも、MacBook AirとZenBook Sの差の方がずっと大きいことになります。いかにZenBook Sが軽量であるかよくわかります。

実際に片手でひょいと持ち上げても違和感を感じるほどの軽量っぷりです。付属の充電器も非常にコンパクトです。MacBook Airに付属の充電器の倍以上の出力なのに。

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キーピッチは19mmでMacBookと同じです。キーストロークも十分にあります。恐らくMacBook Airよりも深いと思います。打鍵音はカチャカチャというメカニカルな感じではなくペチペチという感じですが、これは最近のMacBookもその傾向が強いので変わりないと思います。薄型化の代償でしょう。タイピングのフィール自体は特に悪いという事はないと思います。普通に使っています。

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キーボードはバックライトもちゃんと対応していて、ファンクションキーにより消灯と3段階の明るさ調整が可能です。

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キーボードがリフトアップするヒンジの構造上、膝の上での安定性が悪いのではないか?膝が痛くなったりしないか?と心配していましたが、重量が軽いので全然問題になりませんでした。実際にお正月は実家のソファーに座って朝から晩まで膝の上で使用しました。

一つZenBook Sの大きな欠点として「コイル鳴き」があります。コイル鳴きはどのような電気機器でも発生するもので、防音することで聞こえないようにするらしいのですが、本機は大きめの音がします。高周波のキーーンという音ではなく、回路への負荷によってジ、、、ジジ、、、という音ですので私はさほど気にならないのですが、ネットを見ていると気になる人はかなり気になるようです。カフェや講義など他に音がある状況下では注意しないと聞こえない程度ですが、図書館などの極端に静かなところでは厳しいかもしれません。ただ、これらはZenBook Sの重量や価格を鑑みればこんなものだろうと思います。

負荷が掛かった時の冷却ファンの音も大きめですが、付属のアプリケーションにより、パフォーマンスとトレードオフでファンの回転を抑える設定が可能です。

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拡張性はUSB3.1 x 1とThunderbolt 3 x 2で、合計3ポートのUSB type-Cが搭載されています。どのポートからでも充電可能です。新型MacBook Airは2つのThunderboltポートが左側に配置されているのみですが、ZenBook Sは左右に分散配置されていますので、コンセントの位置に悩まされることはありません。

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USB type-AとHDMIへの変換ケーブルが付属していますので、USB type-A用の機器はそのまま使えます。SDカードのスロットは欲しかった気もしますが、冷静に考えればそんなに使いませんのでコンパクトなSDカードリーダーがあれば良いと思います。

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MacBook Airよりも圧倒的に高性能なCPUとコストパフォーマンス

パフォーマンス的なところでは、最近の10万円台前半のWindowsノートはどのメーカーのものでも一律同じです。大体がCore i5 8250U、メモリ8GB、SSD256GBと思って良いでしょう。

話題の第8世代 Core i5 8250Uの性能は凄まじいものがあります。PassMarkのCPU Markは実に9375を叩き出しました。一昔前のデスクトップ用Core i7 7700の10744に迫る勢いで、何かの間違いとしか思えないような値です。

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GeekbenchではSingle-Coreが4037、Multi-Coreが13465を記録します。

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Mid2017のMacBook Proはそれぞれ4214と8832ですので、MacBook AirどころかMid2017のMacBook Proが裸足で逃げ出すほどの実力です。Mid2018のMacBook Proは4519と16568と流石に敵いませんが、思いの外、差は小さいと言えるのではないでしょうか。ちなみにMacBook Airは4003と7408です。

そして大切なのはこのパフォーマンスが安価に手に入るということです。ZenBook S(UX391UA-825R)は税別129,500円です。対してMacBook Airが税別134,800円。変わんねーじゃねーか!と思いますか?違うのです。MacBook AirはSSDが128GBでの価格なのです。SSDを256GBに揃えると税別156,800円に跳ね上がります。しかもあまり値引きが期待できないMacBookに対してどーんと値引きされていますので、実際には軽く4万円くらいの差があるのです。

ZenBook S
UX931-825R
MacBook Air
Late 2018
MacBook Pro
Mid 2017
MacBook Pro
Mid 2018
Single 4037 4003 4214 4519
Multi 13465 7408 8832 16568
価格(税別) 139,860円 156,800円 164,800円 198,800円
実勢価格(税込) 120,000円程度 160,000円程度 160,000円程度 190,000円程度

上の表はSSDを256GBに合わせた時の価格です。MacBook AirとMacBook Pro Mid 2017の場合はSSDが128GBでよければ22,000円安く買えます。

ただし、CPUだけで優劣が決まるわけではないのは確かです。例えばMacBookのRatinaディスプレイは2,560 x 1,600の解像度を誇ります。対してZenBook SのフルHDディスプレイは1,920 x 1,080です。実際には13インチクラスではRatinaの解像度は少々過剰であり、私もMacBook Proを2,304 x 1,440まで下げて使用していましたが、それでもZenBook Sに乗り換えて表示できる情報量は低下してしまいました。ただ、実際にはブラウザの表示倍率を下げたり、エディタ類はフォントサイズを小さくしたりすることで実質的にはフルHDでも、さほど不自由はしておらず必要十分です。

非常にざっくりしたところでは、スペックでのZenBook SとMacBook Airの選択は、CPU性能とディスプレイ解像度のどちらを取るか?という話になると思います。

グレアディスプレイは映り込みが多いのですが、発色が良く非常に美しい表示です。映り込みを排するために美しさをスポイルしかねないノングレアのシートを貼るかどうかは悩みどころです。視野角は非常に広く、ほとんど真横から見ても変色したりしません。

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SSDは初期状態で30GB弱をOSが使用済です。やはり128GBでは心もとないですよね。

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SSDのCrystalDiskMarkはSeq Read、Write共に500MB/s台で一般的なSATA接続のデスクトップ用SSDと同じような性能です。

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CPU内蔵のGPUなのに3Dゲームもイケる!!

ZenBook Sは薄型のモバイルノートですので、当然ながらCPU内蔵GPUがグラフィックス処理を担います。いくらCPUの性能が良いとはいっても流石に3Dグラフィックスのゲームは無理だろうと思いながらファイナルファンタジーXIVベンチマークを走らせてみました。

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しかし予想を裏切る結果で、流石にフルHDでの高品質設定では厳しいですが、解像度を下げたり標準品質にすれば十分なスコアが出ています。全然普通にプレイできそうな感じです。

解像度 品質 スコア 評価
1920 x 1080 高品質 1765 設定変更を推奨
1920 x 1080 標準品質 2579 やや快適
1280 x 720 高品質 3407 やや快適
1280 x 720 標準品質 4768 快適

試しにWorld of Tanksをインストールしてプレイしてみましたが、全く問題なくプレイできてしまいました。最近のモバイルノートすげぇなおい。

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さようならMacBook。。。

もちろんMacBookは良いものですが、庶民には少々割高になり過ぎたかなと思います。 Appleは販売戦略を高級ブランドへと舵を切りました。販売台数には拘らず、お金があるところから取るというのはビジネスモデルとして正しいようにも思いますが、どうも上手く行っていないようですね。もしかしたら、Apple製品がまた庶民の手に帰ってくる時が来るかもしれません。

その時までさようなら。

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ASUSのZenシリーズの「Zen」は日本の「禅」から名付けたそうです。親日国である台湾の企業が自社のブランド名に日本の「禅」と名前を付けてくれているのです。Appleとかアメ公(いやアメリカも大切な同盟国ですが)の製品ばかりをもてはやすのでは無く、もっと日本人はASUS製品を買っても良いのではないかなぁと思います。

ZenBook S、ZenWatch 3、ZenPad 7.0、Wi-Fiルータ、自作PCのマザーボートと気が付けば身の回りはASUSの製品ばかりになってしまいました。別にASUSに思い入れがある訳ではないのですが、安くて良いものを選択すると自然とASUSの製品をチョイスすることになります。庶民の味方!

ZenBook Sは尖った製品だと思いますが、極端に軽量だったり、他にはない個性的なカラーリングで、性能面では文句なしです。それでいて安価であり、コイル鳴きなど問題点もありますが、私は非常に気に入って使っています。

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