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MacBook Proと比較すると見えてくる「MacBook Airは情弱向け」な理由

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先週はMacBook Proや長年放置されていたMacBook AirやMac Miniがドラスティックに更新されたことで話題沸騰でしたね。TLに購入報告のツイートが溢れました。私もそろそろノートPCの買い替えをと考えていましたのでMacBook Airには大注目しています。しかし色々と調べているとお買い得モデルであるはずだったMacBook Airがどうにも「買うべきではないモデル」に見えてきました。

新型MacBook Airを比較すべきは旧型MacBook Airにあらず

さて、新型のMacBook Airは初見では「カッコよくなった!欲しい!」と脊髄反射で思ったのですが、少し調べていくとかなり微妙な感じのスペックでした。

MacBook Airは死んだ!(俺達の背中にも胸にも)もういない!

以前の記事でも解説しましたが、MacBook AirはMacBookのラインナップの中で特に特徴的ななにかがある訳ではなく、スペックも低く、安価とも言えない製品です。それでもメインとしてある程度の作業を行うとなると12インチは少々小さいですし、MacBook Proは高いし、MacBook Airはバランスの取れた標準的なMacBookと言えます。2018年モデルのみを並べた場合は。

ここで注目したいのは継続して販売されている、2017年モデルのタッチバーがついていないMacBook Proです。

MacBook Air(新) MacBook Pro(旧)
発売年 Late 2018 Mid 2017
CPU i5-8210Y i5-7360U
CPU世代 第8世代 第7世代
TDP 7W 15W
Passmark 4000(?) 5929
メモリ 8GB
2133MHz LPDDR3
8GB
2133MHz LPDDR3
ディスプレイ 13.3インチRatina
2560 x 1600
輝度300ニト
標準色(フルsRGB)
13.3インチRatina
2560 x 1600
輝度500ニト
広域色(P3)
バッテリー 50.3Wh
最大12時間のワイヤレスネット閲覧
最大13時間のiTunesムービー再生
54.5Wh
最大10時間のワイヤレスネット閲覧
最大10時間のiTunesムービー再生
電源アダプタ 30W USB-C 61W USB-C
インタフェース Thunderbolt(USB-C) x 2 Thunderbolt(USB-C) x 2
Touch ID
サイズ 30.41 x 21.24 x 0.41~1.56cm 30.41 x 21.24 x 1.49cm
重量 1250g 1370g
価格(128GB) 134,800円 142,800円
価格(256GB) 156,800円 164,800円

まだi5-8210YのPassmarkはわかりませんが、既に判明しているGeekBenchの値から4000程度が予想されます。CPUが低パフォーマンスなYシリーズですのでそんなものでしょう。MacBook Pro(2017)は最安値モデルといってもProですので、UシリーズのCPUを搭載しておりPassmarkも6000程度と必要十分な値です。

他のスペックはUSB-Cが2つというところまでそっくりそのまま同じですが、MacBook Pro(2017)の方が色再現域が広く輝度も高いディスプレイを搭載しています。このあたりはPro準拠ですね。バッテリー容量もProの方が大きいのですが、稼働時間はAirの方が長いです。これは高性能なCPUを搭載していますのでTDPも高くなりしょうがないところです。電源関係では付属の電源アダプタのスペックも見逃せません。Proに付属する電源アダプタは2倍以上の出力があります。これは充電時間に大きく影響します。

指紋認証であるTouch IDはMacBook Pro(2017)のタッチバーなしのモデルには搭載されていませんが、新型のMacBook Airには搭載されました。しかし頻繁にロックを解除することになるスマホはともかくノートPCの場合は重要度は下がるかなと思います。

注目すべきはそのサイズと重量で、MacBook AirですのでさぞProよりも軽くて薄いのだろうと思いますが、フットプリントは同じで重量も120g差。薄さもAirは最薄部が0.41cmと煽っていますが、実際には先っちょだけの話です。

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ちなみに最厚部はProの方が薄かったりします。サイズや重量に関してはProが薄く軽くなり過ぎましたね。結果的にAirの魅力を奪ってしまいました。

そして大切なのは新型MacBook Airよりも50%もパフォーマンスが高い2017年モデルの「MacBook Proとの価格差は僅かに8,000円」ということです。

MacBook Pro(2017)と比較した時にMacBook Airをチョイスする理由は「最新モデルじゃないとやだ!」「Touch IDがどうしても欲しい」「120g差は大きい」「15万円は出せるが8,000円は出せない」といったところでしょうか。既にポチったほとんどの人は冷静な目で新型MacBook Airを選択できているのでしょうか?

2018年のMacBookのベストバイはMacBook Pro(2017)

2017年モデルのMacBook Proもストレージが128GBでも税込15万円オーバーとかなり高価ですので、それだけの金額を1世代落ちに投じるというのも難しいかもしれませんけどね。でもスペックを冷静に比較すればやはりMacBook Pro(2017)をチョイスせざる負えないでしょう。

最近のApple製品は高価になり過ぎて全体的にお買い得とは言えない状態になってきていますが、そのApple製品の中にあってもMacBook Airはその立ち位置と価格のバランスが微妙過ぎます。MacBook Proのローエンド製品と12インチMacBookとの兼ね合いで難しい値付けだったというのはわかるのですが。

いずれにしても新型MacBook Airは初見の印象(Air=安価でRatinaでこのかっこよさ!)と実力や実際の価格に乖離がある情弱向けモデルだと思います。

ちなみに2018年モデルのMacBook Proのパフォーマンスは価格に見合ったものですし、12インチMacBookのサイズ感は他に代替がないものですのでチョイスする理由は十分です。

ではまた!

Source : Apple

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