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スマホ対応周波数帯

「Rakuten Hand 5G」の対応周波数帯と、MVNOで使用できるか?

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ハイコストパフォーマンスで話題となっているRakuten Handの5G対応版である「Rakuten Hand 5G」の対応周波数帯と、eSIM専用機であるRakuten Hand 5GがMVNOで使用できるか?を簡単に紹介します 。

本記事は「Rakuten Hand 5G」の対応周波数帯の解説記事です。「Rakuten Hand」とは4G LTEの対応周波数帯も異なりますので、下記の記事を参照してください。

Rakuten Hand 5Gの対応周波数帯

対応周波数
3G 1, 2, 4, 5, 6, 19
4G LTE 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 17, 18, 19, 26, 28, 38, 40, 41, 42
5G NR n77

Rakuten Handから増えた対応バンドに赤のマーカーしています。逆に減った対応バンドはありません。

Rankuten Hand 5Gでは新たに5Gに対応しましたが、Sub6のみの対応で、流石にミリ波には対応していません。n77の周波数帯は3.8GHz帯で、4G LTEのBand42の3.5GHzより少しだけ周波数が高いだけですが、これは他の「ミリ波には対応していない5G」スマホも同じです。しかし、Sub6の5G対応エリアは順調に増えており、単純にLTEの最高速レベルの通信バンドとしても捨てがたいものになってきました。

注意点としては、n77は楽天モバイルと、パートナー回線であるauしか対応していませんので、Rakuten Hand 5Gではドコモとソフトバンクの5G回線には繋がらないと思われます。

4G LTEの対応バンドもRakuten Handに比べて、多少増えています。特にBand8はソフトバンクのプラチナバンドで、Rakuten HandではソフトバンクSIMでの使用は実用的ではありませんが、Rankuten Hand 5Gでは、ソフトバンクの4G LTEでは実用的になったことが大きなトピックだと思います。

また、Rakuten HandはeSIM専用機ですが、Rakuten Hand 5Gでは2つのeSIMに対応しましたので、2枚の物理SIMを挿すように2つの回線を使い分けることができるようになりました。キャリアやそのサブブランド、MVNOでもeSIMに対応しているブランドが増えてきましたので、楽天の回線に不安を感じる人は、他のキャリア回線のMVNOをサブ回線にすることもできます。

ドコモ 対応周波数帯

4G LTE

バンド 対応 備考
Band1(2.0GHz) メインバンドでありかなり広め。山間部などに行かなければ大体大丈夫。
Band3(1.7GHz) 東名阪で整備されている高速通信用のバンド。
Band19(800MHz) プラチナバンド。郊外~山間部では必要。
Band21(1.5GHz) X 一部の地方都市で整備されている高速通信用のバンド。
Band28(700MHz) プラチナバンド。市街地~郊外用(?)で山間部には見られない。
Band42(3.5GHz) PREMIUM 4Gの高速通信用のバンド。

Rakuten Handはドコモの周波数帯をほぼカバーできています。もちろんプラチナバンドにも対応していますので、ドコモエリア内で繋がらないということはないでしょう。Band42にも対応していますので、一般的なSIMフリースマホよりも対応状況は良いと言えます。

ただし、後述するeSIMの問題がありますので、現状ではドコモ系のMVNO(格安SIM)でRakuten Handを使用できるのはIIJのデータ通信専用SIMだけです。

5G NR
バンド 対応 備考
n78(3.6~3.7GHz) X Sub6と呼ばれるあまり周波数の高くないバンドです。LTEの延長のような周波数です。
n79(4.5~4.6GHz)
n257(29.10~29.50GHz) X ミリ波と呼ばれる非常に周波数の高いバンドです。周波数が高いので高速通信が可能ですが、遮蔽物などに弱いために通信できる範囲は限定的です。遮蔽物どころか雨程度にも影響を受けるようです。

残念ながらドコモの5Gには対応していません。

ソフトバンク 対応周波数帯

4G LTE

バンド 対応 備考
Band1(2.0GHz) メインバンドの一つ。ドコモに比べるとかなり狭め。
Band3(1.7GHz) 他社を買収したバンド。エリアも広く高速通信が可能なバンド。
Band8(900MHz) プラチナバンド。
Band11(1.5GHz) X あまり使用されていないバンド。
Band28(700MHz) プラチナバンドだがあまり整備されていない。
Band42(3.5GHz) キャリアアグリゲーション用の高速通信バンド。

Rakuten HandではソフトバンクのプラチナバンドであるBand8に対応していませんでしたが、Rakuten Hand 5Gでは新たに対応されましたので、ソフトバンクの周波数帯をほぼカバーできています。ソフトバンクエリア内で繋がらないということはないでしょう。

5G NR
バンド 対応 備考
n78(3.6~3.7GHz) X Sub6と呼ばれるあまり周波数の高くないバンドです。LTEの延長のような周波数です。
n257(27.40~27.80GHz) X ミリ波と呼ばれる非常に周波数の高いバンドです。周波数が高いので高速通信が可能ですが、遮蔽物などに弱いために通信できる範囲は限定的です。遮蔽物どころか雨程度にも影響を受けるようです。

残念ながらソフトバンクの5Gには対応していません。

au 対応周波数帯

4G LTE

バンド 対応 備考
Band1(2.0GHz) メインバンド。
Band3(1.7GHz) 一部地域の高速通信用バンド。
Band11(1.5GHz) X 一部地域の高速通信用バンド。
Band18(800MHz) プラチナバンドでありメインバンド。これが未対応だとかなりきびしい。
Band26(800MHz) これに対応していたらBand18に対応していなくてもOK。
Band28(700MHz) プラチナバンドだがあまり整備されていない。
Band41(2.5GHz) WiMAX2+と呼称される高速通信用バンド。
Band42(3.5GHz) キャリアアグリゲーション用の高速通信バンド。

auは楽天モバイルのパートナー回線(楽天モバイルに繋がらない地域ではauの基地局に繋がるようになっている)であるため、ほぼサポートできています。auエリア内で繋がらないということはないでしょう。

5G NR
バンド 対応 備考
n77(3.7~3.8GHz) Sub6と呼ばれるあまり周波数の高くないバンドです。LTEの延長のような周波数です。
n77(4.0~4.1GHz)
n78(3.3~3.8GHz) X
n257(27.80~28.20GHz) X ミリ波と呼ばれる非常に周波数の高いバンドです。周波数が高いので高速通信が可能ですが、遮蔽物などに弱いために通信できる範囲は限定的です。遮蔽物どころか雨程度にも影響を受けるようです。

Rakuten Hand 5Gは、auの5Gの一部の周波数帯に対応しています。auのエリアマップを見ても、どのエリアがn77で、どのエリアがn78であるかはわかりませんので、どこまで繋がるかはわかりません。

楽天モバイルの4G LTE対応周波数帯

バンド 対応 備考
Band3(1.7GHz) メインバンド。
Band18(800MHz) 楽天の言うところのパートナー回線。実際にはauのプラチナバンド。楽天モバイルの基地局はまだ少ないため、これが未対応だとかなりきびしい。

Rakuten Hand 5Gは楽天モバイルの製品ですので、当然ながら楽天モバイルの対応周波数帯には全て対応しています。

5G NR
バンド 対応 備考
n77(3.8~3.9GHz) Sub6と呼ばれるあまり周波数の高くないバンドです。LTEの延長のような周波数です。
n257(27.00~27.40GHz) X ミリ波と呼ばれる非常に周波数の高いバンドです。周波数が高いので高速通信が可能ですが、遮蔽物などに弱いために通信できる範囲は限定的です。遮蔽物どころか雨程度にも影響を受けます。

Rakuten Hand 5Gはミリ波には対応していませんので、Sub6のみの対応になります。

Rakuten Hand 5GはMVNOで使用できるのか?

上記の通りRakuten Hand 5Gは、キャリアの主要な周波数帯に対応していて快適に使用できそうですが、Rakuten Hand 5GはeSIMのみに対応した機種で、物理的なSIMカードを挿すスロットがありません。

しかし、当初はeSIMに消極的だった日本のキャリア各社も最近では対応し、ahamo、LINEMO、povoなどの格安プランやサブブランドなども対応しています。サブブランド以外のMVNO(格安SIM)では、現在のところIIJmioやBIG SIMなどの数社のみですが、メイン回線は楽天モバイルで使うでしょうから十分だと思います。

ちなみにRakuten Hand 5GはSIMフリー端末ですのでSIMロックはかかっていません。

Source : 楽天モバイル