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スマホ対応周波数帯

「Rakuten Hand」の対応周波数帯と、MVNOで使用できるか?

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超安価&コンパクトで話題となっているRakuten Handの対応周波数帯と、eSIM専用機であるRakuten HandがMVNOのSIMで使用できるか?日本のeSIM事情を交えて簡単に紹介します。

本記事は「Rakuten Hand」の対応周波数帯の解説記事です。「Rakuten Hand 5G」は4G LTEのバンドも変わっていますので、下記の記事を参照してください。

Rakuten Handの対応周波数帯

対応周波数
3G 1, 2, 4, 5, 6, 19
4G LTE 1, 2, 3, 4, 5, 7, 18, 19, 26, 28, 38, 41, 42
5G 対応なし

流石にこのクラスでは5Gには対応していません。確かにSub6のエリアはだいぶ広がってきましたが、Sub6は5Gとは言っても4G LTEの高周波数帯程度で、エリアも4G LTEと被っていることが多いので、さほど気にする必要もないと思います。4G LTEでしっかり繋がれば問題ありません。

ドコモの4G LTE対応周波数帯

バンド 対応 備考
Band1(2.0GHz) メインバンドでありかなり広め。山間部などに行かなければ大体大丈夫。
Band3(1.7GHz) 東名阪で整備されている高速通信用のバンド。
Band19(800MHz) プラチナバンド。郊外~山間部では必要。
Band21(1.5GHz) X 一部の地方都市で整備されている高速通信用のバンド。
Band28(700MHz) プラチナバンド。市街地~郊外用(?)で山間部には見られない。
Band42(3.5GHz) PREMIUM 4Gの高速通信用のバンド。

Rakuten Handはドコモの周波数帯をほぼカバーできています。もちろんプラチナバンドにも対応していますので、ドコモエリア内で繋がらないということはないでしょう。Band42にも対応していますので、一般的なSIMフリースマホよりも対応状況は良いと言えます。

ソフトバンクの4G LTE対応周波数帯

バンド 対応 備考
Band1(2.0GHz) メインバンドの一つ。ドコモに比べるとかなり狭め。
Band3(1.7GHz) 他社を買収したバンド。エリアも広く高速通信が可能なバンド。
Band8(900MHz) X プラチナバンド。
Band11(1.5GHz) X あまり使用されていないバンド。
Band28(700MHz) プラチナバンドだがあまり整備されていない。
Band42(3.5GHz) キャリアアグリゲーション用の高速通信バンド。

ソフトバンクはプラチナバンドであるBand8に対応していません。Band1もドコモほどは広くないため、Band8に対応していないRakuten Handを、ソフトバンク系のMVNOのSIMで使用するのは、きびしいでしょう。

auの4G LTE対応周波数帯

バンド 対応 備考
Band1(2.0GHz) メインバンド。
Band3(1.7GHz) 一部地域の高速通信用バンド。
Band11(1.5GHz) X 一部地域の高速通信用バンド。
Band18(800MHz) プラチナバンドでありメインバンド。これが未対応だとかなりきびしい。
Band26(800MHz) これに対応していたらBand18に対応していなくてもOK。
Band28(700MHz) プラチナバンドだがあまり整備されていない。
Band41(2.5GHz) WiMAX2+と呼称される高速通信用バンド。
Band42(3.5GHz) キャリアアグリゲーション用の高速通信バンド。

auは楽天モバイルのパートナー回線(楽天モバイルに繋がらない地域ではauの基地局に繋がるようになっている)であるため、ほぼサポートできています。

楽天モバイルの4G LTE対応周波数帯

バンド 対応 備考
Band3(1.7GHz) メインバンド。
Band18(800MHz) 楽天の言うところのパートナー回線。実際にはauのプラチナバンド。楽天モバイルの基地局はまだ少ないため、これが未対応だとかなりきびしい。

Rakuten Handは楽天モバイルの製品ですので、当然ながら楽天モバイルの周波数帯には対応しています。

Rakuten HandはMVNOで使用できるのか?

上記の通り、対応周波数的にはドコモ系やau系のMVNOのSIMが快適に使用できそうですが、Rakuten HandはeSIMのみに対応した機種で、物理的なSIMカードを挿すスロットがありません。

当初はeSIMに消極的だった日本のキャリア各社も最近では対応し、ahamo、LINEMO、povoなどの格安プランやサブブランドなども対応しています。しかし、サブブランド以外のMVNO(格安SIM)では、現在のところIIJmioやBIG SIMなどの数社が対応しているのみになります。

ちなみにRakuten HandはSIMフリー端末ですので、SIMロックはかかっていません。

Source : 楽天モバイル