いままであまり興味がなかったのですが、ふとキャンペーンが目に止まり調べて見ると、こりゃお得だと言うわけで契約してみましたので、どのあたりがどのくらいお得かを紹介してみたいと思います。キャリアの「お得」は必ず落とし穴があるものですが、楽天モバイルの場合は、誰でも、普通に「丸儲け」です。
今、楽天モバイルを契約することによるメリットとデメリット
主に金銭的なところを箇条書きにしてみます。
1. 初期費用(普通は契約事務手数料3,000円+SIM発行料400円くらい)が無料
2. 1年間は月額も無料(国内通話もかけ放題で無料)
3. 新規でもMNPでもOK
4. 一切お金を払わないのに楽天ポイントが5,000円分もらえる
5. MNP転出手数料(普通は3,000円くらい)が無料
6. 最低利用期間などの縛りがない
7. 契約解除料がない
8. Rakuten Handというスマホを20,000円で買うと19,999円分のポイントがもらえる
そして、デメリットです。
1. もらえる楽天ポイントには6ヶ月の期限がある。
つまり、縛りもなく、解約やNMP転出も無料で、各種料金は無料です。
1年間無料で使えて(しかも国内通話し放題)、1年経過する前に解約してしまえば、無料どころか5,000円分の楽天ポイントが貰える
という事になります。更に
Rakuten Handというスマホを20,000円で購入すると、19,999円分の楽天ポイントが貰える
ので、1円でスマホが購入できます。ただしRakuten Handのキャンペーン参加条件は、回線契約申込と同一日に購入した場合のみですので、注意してください。
この手のキャンペーンではイマイチなスマホだったりしますが、このRakuten Handは、実際に手にしてみるとコンパクトで性能も良く、非常に良いスマホです。往年のXperia Z3 CompactやXperia X Compactなどのコンパクトなスマホがなくなってしまった事を嘆く人たちには刺さるでしょう。
キャリアがこんなことをするときには何らかの落とし穴(縛り)が用意されているものですが、今回の楽天モバイルのキャンペーンは本当にこれだけです。回線は完全無料というか一切お金を払わないのに5,000円分のポイントが貰えますし、Rakuten Handは本当に実質1円(回線のポイントを考慮に入れれば実質マイナス4,999円)で購入できます。
注意点としては、ポイントが付与されるのが回線開通日の翌々月末ですので、それまでは解約しないこと(月額も無料ですので解約する必要もありませんが)、手元に届いたら回線を開通させて「Rakuten Linkというアプリで10秒以上の通話とSMSの送信を1回行うこと」です。家の固定電話に電話したり、家族や友人にSMSを送信すれば良いでしょう。
最大の問題点と解決法
このキャンペーンへの申込みをしようかどうしようか迷ったのが、デメリットとして説明した「24,999円分の楽天ポイントに6ヶ月間の期限がある」ことです。使うときには結構な額を使うのですが、今のところ予定はなし。ポイントの消費のために、あまり必要のないものを買ってしまうのでは意味がありません。
そこで思いついたのが「ふるさと納税」です。楽天にはふるさと納税のサイトがあり、楽天ポイントで支払いができます。私は毎年お米の返礼品を選択しています。例えば4万円(年収によりますのでサイトで確認してください)の枠があれば40kgのお米が2,000円の自己負担で貰えます。この4万円の支払いに楽天ポイントを使用すれば良いのです。
ふるさと納税をしたことない人は難しそうなイメージあると思いますが、今はこのようなサイトで簡単にできるようになっていますよ。
楽天の回線の品質は大丈夫なの?
今回のキャンペーンではお金の面では、全く心配はいらないと思いますが、肝心の回線が使い物にならないようでは困ります。
エリアマップを見ていると思っていたより基地局の整備は進んでいるなという印象ですが、楽天の基地局がない場所ではパートナー回線に繋がるようになっています。パートナー回線というのはau回線のことで、端的に言うと「auの回線を1年間無料で使える」ということです。auの回線の場合はデータ量は月に5GB(楽天モバイルの回線につながっているときは使い放題)ですが、通話し放題が無料であるのは変わりありません。
地方に住んでいる私の生活圏は楽天モバイルのエリアマップによると楽天回線エリアに入っていますが、奥まった1階の自室では楽天モバイルのBand3(1.7GHz)は掴めず、auのBand18(800MHz)に繋がっています。楽天モバイルにはプラチナバンドがないためエリア内でも奥まった場所では繋がりにくいのは確かですが、auのプラチナバンドに繋がるので全く問題は感じません。
ただし、都心では楽天モバイルの基地局が整備されたとして、パートナー回線は順次終了していくようです。実際に繋がりにくくなったという声もありますので、不安な型はメイン回線は残しておいて、サブ回線として新規に契約するのが良いかもしれません。
なんとSIMの交換も無料だった
Rakuten HandはeSIMです。eSIMというのは物理的にSIMカードをスマホに挿すのではなく、ソフトウェア的にSIMの情報をスマホにダウンロードすることで使用可能になる方式です。これは回線契約してSIMが送られてくるのを待たなくても、即時回線を開通させることができるのがメリットなのですが、複数のスマホにSIMを挿し替えながら使うことができないのがデメリットです。
Rakuten Handを購入と同時に回線契約も申し込んだのですが、なぜかSIMカードが送られてきました。しかし、契約時のスクリーンショットを見直すと、誤ってSIMをeSIMではなく物理的なSIMで申し込んでいました。。。通常かかる3,000円程度の手数料を覚悟して泣く泣くeSIMへの変更手続きをしたのですが、なんとSIMの交換手数料も無料でした。本当にとにかく無料です。ゴイスー
まとめ
もう、この通り、本当にすべて無料です。Rakuten Handだけは一時的に20,000円払うことになりますが、翌々月末には24,999円分の楽天ポイントが付与されます。
楽天モバイルは「なんでこんなことをするのだろう?」という疑問を感じるかもしれませんが、実際のところ楽天モバイルはとりあえず早急に契約会員数という数字が欲しいのだと思います。それは株主に対しての説明や、顧客に対しての安心感、総務省に回線割当を要求するときの根拠にもなるでしょう。
1年使ってお金を払っていないのに解約してしまう事に良心的な意味で抵抗を感じる人もいるでしょうが、そんなことは当の楽天モバイルも想定済だと思います。とりあえず先に上げた当面の契約会員数や、何割かが惰性で使ってくれればという打算もあるでしょうし、1年間の間に基地局を充実させて、顧客に「このまま使いたい」と思わせるという自信と決意もあるでしょう。
楽天モバイルの基地局の整備状況などに不安を感じるようであれば、メイン回線を残してサブとして新規に契約し、通話し放題やデータ量の補完、テザリング用などに使用すれば良いと思います。
私は直前にau回線に対応していないXperia 10 IIのSIMフリー版を購入したので、楽天モバイルはサブとして新規契約したのですが、全然期待していなかったRakuten Handが存外に良かったので、メイン回線をMNPしてXperia 10 IIは売却してしまっても良かったと後悔しています。。。
最近はドコモのahamoを皮切りに各キャリアから格安プランが出てきていますので、楽天モバイルの優位性に疑問符が付くのは確かですが、それはお金を払う時の話です。とりあえず契約してしまって、1年間無料で使った後に楽天モバイルを使い続けるか、解約又はNMPするかを考えれば良いだけの話です。
ちなみに回線のキャンペーンは先着300万名が対象で、既に250万名を超えていますので早めに申し込むのが良いでしょう。悩む必要などないのですから。