Manfrotto(マンフロット)のクリックリリースはあれはあれで使い易いのですが、カメラ趣味にハマると「アルカスイス互換」という呪いにかかりますよね。今回はManfrottoのトラベル三脚などについてくる小型のセンターボール雲台「MH490-BH」をアルカスイス互換に変更してみましたので紹介したいと思います。
Manfrottoのセンターボール雲台のアルカスイス互換化に必要なもの
ずばり、このセンターボール雲台は下の2製品で簡単かつ安価にアルカスイス互換に変換できます。お値段も非常にリーズナブルですね。
私はL型プレートも欲しかったので、上記の製品を入手しましたが、別途機種専用のL型プレートを用意する場合や、L型プレートが必要ない場合はクランプの単品やクイックリリースプレートセットもあります。
クランプはINPONというメーカーの製品を使用しましたが、接続部の写真を見る感じ他のメーカーの製品でも大丈夫なんじゃないかなと思います。
Manfrottoのセンターボール雲台のアルカスイス互換化の方法
まずはManfrottoのクイックリリースプレートを取り外して、ヘキサゴンレンチでネジを緩めると簡単にクランプ部分が外れます。
これをアルカスイス互換のクランプに付け替えればOKと言いたいところですが、、、
Manfrottoはクランプ側が凸、ボール側が凹になっています。
しかし、取り付けようとしているアルカスイス互換のクランプは凹です。
そこで上にリンクを紹介した変換アダプターの出番です。
このアダプタを間に噛ませて、アダプタに付属している長いネジで固定すれば完成です。ネジ一本で簡単にアルカスイス互換の雲台になりました。
ちなみに、Manfrottoのトラベル三脚に装着した場合でも、ちゃんと収納状態になり、純正のキャリングケースにしまうことができます。
アルカスイス互換、すごく良い!
私のように、アルカスイス互換について詳しくない人だと「こんなのでちゃんと固定できるの?少し緩んだら横に滑り落ちない?」と心配になると思いますが、アルカスイス互換は横からスライドして装着するのではなく、このように上から装着します。
アルカスイス互換のクイックリリースプレートには下の赤枠で囲んだ箇所のように突起があり、青枠で囲んだクランプ側のくぼみに引っかかって、横方向には抜けないようになっています。
また、見た目よりもガッシリと固定されます。下の画像のようにゴーヨンでもちゃんと保持できます。超望遠の三脚座がアルカスイス互換に対応している場合には間にコルクやゴムを挟まない剛結合になるので非常に気持が良いです。もっともこのボール雲台「MH490-BH」の場合は耐荷重が4kgですので、5D MarkIII + ゴーヨンだとギリギリですが。
カメラにL型プレートを装着している場合には、縦構図時にも真下に荷重が掛かりますので、ボール雲台や3way雲台でカメラを縦にするよりも、格段に安定します。
私は元々は大型の三脚、トラベル三脚、一脚をすべてManfrottoのクイックリリースに統一していました。単純にカメラボディを傷から守るためのバンパー代わりにL型プレートを付けたのが事の発端なのですが、アルカスイス互換で揃えるといちいちクルクル回してプレートを取り付ける必要がなくて、とても便利ですね。
あとは同じくManfrottoの3way雲台があります。正攻法でこちらをアルカスイス互換にするためには雲台本体よりも高価な変換キットが必要なのですが、安価にManfrottoのクイックリリースをアルカスイス化するアイデア商品を見つけましたので、別の記事にて紹介したいと思います。
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