「はやくしろっ!!!! 間に合わなくなってもしらんぞーーーっ!!!!」と煽り文句を入れようと思っていましたが、調べてみると既に手遅れのようです。。。
長期化しそうなIntel CPUの供給不足とその原因
もう数週間前の話ですが、IntelのCPUが品薄だからPCが手に入りにくくなるぞというのが、会社の掲示でまわってきました。世界中で品薄となっているそうです。
Intelの偉い人のコメントでは、ずっと下降線をたどっていたPC市場が予想外に上向いたことが原因とのことですが、AMDのRyzenの登場に影響されてCoreを大きく性能向上させた訳ですので、売れるのは当然の流れのような気もします。また10nmプロセスでの製造がうまく行っていないためとも報道されていますが、実際にはiPhoneの動向が大きく影響しているようです。またお前か(笑)
今までiPhoneにはクアルコム製の通信モジュールが採用されていたのですが、このところAppleとクアルコムは法廷でガチの殴り合いを続けています。最終的にはAppleがIntelに乗り換えるためにクアルコムの技術をIntelにリークしたとかなんとか。まぁAppleならそれくらいやるでしょう。
その結果、今回発売したiPhone XSシリーズでは全面的にIntel製の通信モジュールが搭載されているそうで、こちらに生産能力を奪われたためにPC用のCPUに影響が出ていると考えるのが自然でしょう。時期もピッタリです。
Intelは既に生産設備の追加投資を発表していますが、お金を出せばすぐに工場が立つ訳でもなく、一説には2019年後半までCPUの品薄は続くとの見方もあるようです。
しかしこれ、コンシューマ向けは「今は我慢」で良いかもしれませんが、ビジネスユースとかは本当にどうなるのでしょうね?ワリとマジで大変なことになりそうな。。。
Coreはもう手遅れです。Ryzenで。
前回のモデルチェンジで大きく性能向上した第8世代のCoreプロセッサー(Coffee Lake)は、非常に価格性能比が高くて、私も数年間「新しくしてもたいして性能変わらんしな」と放置していた自作PCをアップグレードしました。
「本当にこれi5?」めっちゃパワフルで安価な「Core i5 8440」レビュー |
Core i5 8400は2万円で従来のCore i7を上回る素晴らしいコストパフォーマンスでしたが、もう既に3万円以上のプレミア価格になっていて、その優位性はありません。今はRyzenで組むのが賢明でしょう。
リーズナブルに組む場合は、Intel CoreとAMD Ryzenどちらで組めば良いの? |
Ryzen 5 2600ならばCore i5 8400を上回るパフォーマンスです。ただしRyzenは基本的にGPUを内蔵していませんので別途グラフィックボードが必要です。GPUを内蔵しているRyzen 5 2400Gであれば絶対的パフォーマンスは劣りますが安価です。パフォーマンスが劣るとは言っても1世代前のCore i5くらいですので十分です。RyzenもCoreの顧客が流れて、その分売れる訳ですので品薄になるかもしれません。急いだほうが良いでしょう。
逆に、CPUが手に入らないことで他のパーツ、特に価格高騰が続いていたメモリーが値崩れするとの話も聞こえてきます。私は予算不足で8GBしか積んでいないので、こちらに期待しています。
ではまた!