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撒き餌単焦点レンズはLレンズに勝てるのか!?「EF40mm F2.8 STM」レビュー

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とりあえず明るい単焦点レンズが欲しかったので、キャノンの撒き餌単焦点レンズEF40mm F2.8を購入したのですが、便利ズームとして購入した「EF24-105mm F4L IS USM」が思ったよりもよく写るので「わざわざLレンズから付け替えて使うほどかな?」とずっと思っていました。そこで今回はキャノンの撒き餌レンズ「EF40mm F2.8 STM」のレビューとしてEF24-105mm F4L IS USMとの比較をしてみたいと思います。

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キャノンの撒き餌レンズと言えば「EF50mm F1.8 STM」があまりにも有名で、開放F値もEF40mm F2.8 STMよりも1.3段も明るいので迷いましたが、過去に私が撮った写真を見ると40mm近辺の写真が多かったのでこちらを購入しました。重量は130gで非常に小さくポケットに入れて携帯できます。もっともこのレンズを付ける時にカメラから外したレンズはポケットには入りませんので、結局はかばんを開ける必要があるのですけどね。EOS 5D MarkIIIのでかいボディにつけると小さすぎてちょっとかっこ悪いです。

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ガチの撒き餌レンズですが金属マウントです。

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最短撮影距離は30cm、最大撮影倍率は0.18倍です。ボディにはMACROの表記がありますが、ガッツリ寄れる訳ではありません。下の写真は最短撮影距離から撮影しました。ダンボー君の身長は8cmほどです。

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「EF40mm F2.8 STM」を「EF24-105mm F4L IS USM」とチャートで比較!

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今回の本題となるEF24-105mm F4L IS USMとの対決です。便利ズームとはいえ相手は仮にもLレンズ。7倍近い価格差があります。

チャートは「左上周辺部」「左上中間部」「中央部」を等倍で切り出しました。

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まずはEF40mm F2.8 STMからです。

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単焦点レンズとしてはユルいですね。中間部は1段絞れば大丈夫ですが、周辺部はF11からF16くらいがピークでしょうか。F5.6以下だとちょっと厳しい感じです。

次にEF24-105mm F4L IS USMです。

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開放のF4~F5.6では多少ユルさはありますが、充分に使っていける画質だと思います。EF40mm F2.8 STMとは比較になりませんね。EF24-105mm F4L IS USMは便利ズームですし、巷での画質の評判はあまり良いとは言えないのですが全然解像度良いじゃないですか。よく写ると感じていた自分の感覚に自信が持てました。手ブレ補正も強力で心強いですし、Lレンズの赤い鉢巻は伊達ではありませんね。

まとめ

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そんな訳でチャート上の解像度だけでいえば「Lレンズクラスであればズームレンズといえど、わざわざ撒き餌単焦点レンズに付け替える必要はない」という事になりました。しかし別にEF40mm F2.8 STMが使い物にならないと言うわけではありません。

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開放での四隅がいまいちというだけです。Rail Starのロゴとかカッキリクッキリ写ってますよね?充分です。そもそもLレンズと比べてどうこうの話ですので、EOS Kissなどに付属する安価なズームレンズなどと比べれば全然良いはずです。逆に考えれば1万円半ばでLレンズの比較対象になるレンズが買えるわけです。

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もちろんF2.8の明るさというアドバンテージがある訳ですので大きくボカしたりして別の表現を得ることもできるわけです。「Lレンズから付け替える必要はない」というのはあくまでも解像度の観点からだけの話です。F4のレンズでF2.8のボケは得られませんからね。

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個人差はあるでしょうが、40mmの画角は非常に使いやすいと思います。特に観光地などの風景を撮影する時はズームレンズを使っていても自然と40mm近辺で撮っています。50mmが基本と言われていますので、通常のラインナップだと50mmの次は30mmの場合が多く、40mmの単焦点レンズというのはあまりありませんよね。使いやすい画角だと思うのですが。

エントリーモデルの一眼レフで、最初から付属しているズームレンズしか持っていないような人は是非一度このような安い単焦点レンズを買ってみて、低いF値で撮ってみてください。良い感じに背景がボケて被写体が浮き上がり、なんかプロっぽい写真が撮れますよ!

しかしこうなってくると今度は一番売れているレンズと言われているEF50mm F1.8 STMがどんなものなのか気になりますね。

ではまた!

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