私が利用しているMVNOのmineoの特徴の一つに「フリータンク」という仕組みがあります。つい「1GBのパケットを貰える」サービスと思ってしまいますが理念はちょっと違いますし、その理念に沿うためにいくつかの利用条件がありますのでまとめておこうと思います。
mineoの「フリータンク」とは
mineo独自の仕組みである「フリータンク」は余ったパケットをmineoユーザーで共用の大きなタンクに入れておき、足りない時には1ヶ月1GBまでタンクから分けてもらえるというものです。私は「普段はそれほど使わないけど、いざという時には備えたい」ので、この仕組みはmineoと契約した理由の一つです。
「いざという時」はまだ訪れていませんので、契約直後に何回か合計で5GBほどフリータンクにパケットを入れた後は放置していたのですが、先日フリータンクが枯渇しそうになったそうで、いくつか条件が追加になったようです。私のように単純に「1GBもらえる」と認識不足な人が多かったということでしょう。
mineoの方針としては、「助け合いの精神で」「足りない時だけ引き出す」「毎月引き出す必要がある場合はプラン自体の見直しを」としています。
「フリータンク」からパケットを引き出す条件
フリータンクからパケットを引き出す為にはいくつか条件があります。
1. | 1ヶ月合計で1GBまで |
2. | 1ヶ月に2回まで |
3. | 今月の残容量が1GB以下でないと引き出せない(ただし今までに入れたパケット量よりも引き出したパケット量の方が多い場合) |
4. | 毎月21日〜月末日の前日まで |
5. | 引き出したパケットが使えるようになるのは翌日中 |
なるべく「今月はちょっと足りない」という利用を促すような条件になっています。ただ、引き出したパケットが使えるようになるまでタイムラグあるのは「緊急用」としてはちょっと困ります。
mineoの運営としてはユーザーのモラルに期待したいというのは分かるのですが、これらの条件をみると結局は「毎月1GBを引き出す」想定で利用すると思うのですよね。
「フリータンク」は日本の縮図か
話は脱線しますが、このフリータンクの話は今の日本の縮図だと思うのですよね。今の日本はモラルが低下して「そんな決まりあるのかよ?」と言う人が増えてしまい、なにか問題が発生するとそれに責任を持たなければならない人は「一律禁止」という選択肢を取るしかなくなってしまっています。なんでもかんでも禁止禁止でどんどん閉塞していっているのが今の日本です。
フリータンクは正に今その渦中にある訳です。
ただ、公式ブログにも「フリータンクで「1GBもらえる」というようなOUT(パケットの引き出し)だけを助長するようなプロモーションをmineoとしては今後しません。」とあるようにmineoも我々のような者も今まで「1GBもらえる」と煽ってきたは確かですので情報発信する側が変わることでユーザーの意識も変わるかもしれません。mineoの「助け合いの精神で」という思いが通じると良いですね。通じない場合には秩序を維持するためにまた「禁止」が増えるでしょう。
ではまた!
Source : マイネ王
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