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廉価でも高画質なAPS-Cセンサー搭載のミラーレス ソニー「α5000」レビュー その2

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以前、安価なソニーのミラーレスカメラ「α5000」の基本的な部分に関して紹介しましたが、今回はもう少し細かい性能や機能を見ていきたいと思います。小さいボティなのに高性能&多機能です。

201608_09_910 廉価でも高画質なAPS-Cセンサー搭載のミラーレス ソニー「α5000」レビュー

高感度ノイズ

カメラの性能を語る上で欠かせない高感度ノイズのテスト画像です。α5000のISO感度は100~16000まで設定可能です。

下のサンプル画像は元画像の1/4程度をトリミングしたものです。クリックで大きな画像が開きます。

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どこまで許容できるかは見る人や被写体にもよりますが、ISO3200でノイズが目立ち始めてISO6400あたりが許容限界といったところでしょうか。最近のAPS-C機の平均的な性能だと思います。三脚なしでも手持ち夜景モードでそこそこイケます(でも本当に綺麗に撮りたい時は三脚は必要です。これはどんなに高性能なカメラでも同じです)

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ちなみにISO Autoの場合は下限と上限を設定可能です。

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ISO感度はイメージセンサーがどのくらい光に敏感に反応するかの設定です。値を上げれば暗い場所(少ない光)でも写真が撮れるようになりますが、少ない光を増幅する事になるのでノイズも一緒に増幅されてしまい相対的にノイズが増えてしまいます。ISO感度を上げた時にどのくらいノイズを抑えることが出来るかが最近のカメラの性能指標の一つになっています。α5000は「イメージセンサーのソニー」らしく価格や登場年を感じさせない優秀さだと思います。

自撮り可能な180度チルト液晶

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観光地へ行くとよく肩を寄せあってスマホのインカメラで記念撮影をしているカップルの方々を見かけます。せっかくの思い出を残すのにそんなしょぼい写真で本当に良いのでしょうか?α5000は液晶モニタを180度反転させて自撮りにも対応できます。しかも液晶モニターを180度反転させると自動的に3秒のセルフタイマーになります。自撮りする時は両手で保持できませんし無理な姿勢になりがちですので、シャッターを押した瞬間にカメラをブラして残念な手ブレ写真になってしまうのを防ぐことができます。私は自撮りはしませんがローアングルで撮るときはチルト液晶は便利だと思います。

超便利なWi-Fi機能

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α5000は今時のカメラらしくWi-Fiに対応しています。具体的には「パソコンへ写真を転送」「スマホへ写真を転送」「スマホをリモコンにする」などに使えます。Wi-Fiに対応していないカメラでもEyefiFlash AirなどでWi-Fiに対応させることは出来ますが、SDカードに小さな通信システムを詰め込んでいますので速度も遅く、通信も不安定で使っていると結構イライラします。カメラに内蔵されているWi-Fiはそのあたりの制限がないため不自由なく使える点が大きな違いです。

パソコンへ写真を転送

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写真をWi-Fiでパソコンに転送することができます。接続すると外部ストレージとして認識されますので、あとは自由にパソコンへコピーできます。速度も速いですし、使い勝手良いです。

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特筆すべきはWi-Fiルータ経由でパソコンに接続できることです。SDカード型の「Eyefi Mobi」や「FlashAir」はパソコンとの直接通信しか対応していませんので、パソコンにWi-Fiのアンテナが付いている必要があります。デスクトップパソコンは通常付いていませんよね。

スマホへ写真を転送

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スマホに「Playstation Memories Mobile」をインストールすると、スマホと接続することができます。スマホのカメラでQRコードを読ませるだけですので簡単にワンタッチで接続できます。NFCを使っての接続方法も売りの一つですが、このQRコードでの接続の方が簡単ですので使う必要はないと思います。スマホがNFCに対応していなくても安心してください。

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あとはアプリのサムネイル一覧から選択してスマートフォンに写真を転送できます。サムネイルの表示は高速で快適に使用できます。

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スマホをリモコンにする

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Playstation Memories Mobileはカメラのリモコンにもなります。このリモコンが多機能で、シャッター速度、絞り、露出補正、ISO感度などの露出や、ズーム(電動ズーム対応レンズのみ)、撮影モード、ホワイトバランス、フォーカスモードなどカメラの向き(当然無理)以外は大抵のコントロールができてしまいます。

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この機能があればカメラのセルフタイマーがピッピッといっている間に皆のところまで走る必要はありません。小型軽量な三脚を持っておけば人にシャッターを切ってもらう必要もありません。

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しかもα5000はタッチパネル対応ではないのですが、Playstation Memories Mobileからはスマホ上でタップすることで、その位置にフォーカスが合ってシャッターが切れます。下の画像ではダンボー君の左目のあたりをタップしたので、その位置にフォーカスのマーカーが表示されています。

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撮影直後に自動的に写真(サイズは設定可能)がスマートフォン側に転送されるので、直ぐに撮れた写真を確認することができます。三脚を使って夜景を撮る時にはシャッターを押すことでカメラをブラさないようにリモコンを別途購入するのですが、このPlaystation Memories Mobileを使えばその必要もありません。逆に赤外線ポートを備えていませんので従来のリモコンは使用できません。

たくさん撮影できて、モバイルバッテリーでUSB充電可能!

USB充電に対応!

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地味だけど凄く良いと思うのはUSB充電に対応していることです。実際パッケージにはUSB充電器が付属してきますが、手持ちのAnkerのUSB充電器で充電していますので使っていません。つまり旅行に専用の充電器などを持っていく必要がなく、スマホやタブレット用の充電装備で充電できます。もちろんモバイルバッテリーでの充電も可能です。

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バッテリーは取り外し可能ですので、予備のバッテリーを用意しておいてたっぷり撮影することも可能です。

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ミラーレスでは普通の事なのかな?と思いましたが調べてみると、同じAPS-Cサイズのイメージセンサーを搭載して価格的に競合するキャノンのEOS Mシリーズは対応していません。

スタミナたっぷり

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バッテリー容量は1020mAh(7.2V)で公称値で420枚撮影可能です。価格的にライバル機となるキャノンのEOS M2は容量は875mAh(7.2V)とあまり変わらないように思いますが、電力効率の差で撮影可能枚数は200~230枚となっています。これはCIPA試験基準/ガイドラインという規格に則って計測されていますのでソニーがサバよんでいるわけではありません。他のメーカーの機種と比較してもα5000はミラーレスとしては撮影可能枚数が非常に多いと言えます。

充電時間

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バッテリーの出力は7.2Vですが充電時の入力は5Vです。純正の充電器は定格で0.5Aですが、Anker等の汎用充電器で充電してみると1.5A弱くらいで充電します。純正充電器の3倍の電流が流れるのはヤバイのではないか?と言う気もしますが、USB充電においては実際に流れる電流値を決めるのは充電器側ではなく電力が供給される機器側(α5000)が決めますので、α5000の設計が1.5A弱まで対応しているということです。

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普段持ち歩いているモバイルバッテリーAnker Astro E1を繋いでみましたが1.45Aで充電できていました。満充電までは試していませんが5200mAhの容量があるのでα5000には充分です。

Ankerの充電器(1.45A)と純正の充電器(0.49A)で実際に充電時間を計測してみました。

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1.45Aで充電できる充電器で実際に0%から満充電までかかった時間は1時間46分、純正の充電器では3時間58分でした。普段はカメラの充電を急ぐこともないと思いますが、出先での充電に備えるならば1.5A以上の出力に対応した充電器もしくはモバイルバッテリーを用意しておくのが良いでしょう。

ただし、充電しながらの撮影はできませんので注意が必要です。たくさん撮影する場合は予備のバッテリーを用意しておくべきです。

マニュアルフォーカスの操作性

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カメラのAF(オートフォーカス)は便利ですが必ずしも正確ではなく、レンズによっても誤差があったりしますので、私は三脚を使ってじっくり撮るような時はマニュアルフォーカスを使っています。レーシングカーや航空機を撮る場合でもいわゆる「置きピン」と言われるテクニックをよく使用しますが、その時に便利なのが拡大機能です。

α5000も対応していて、任意のタイミングでONにすることもできますが「MFアシスト」をONにしておくことでマニュアルフォーカス時にレンズのフォーカスリングを回すと自動的に画面が拡大されます。これにより厳密にピントを合わすことができます。

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マニュアルフォーカスの状態でフォーカスリングを回すと自動的に拡大されます。

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更に倍に拡大することもできます。

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カーソルキーで拡大位置を移動することもできます。下の写真は胸のAmazonロゴから頭のAmazonロゴへ拡大位置を移動しています。

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機能や画質的にはミドルクラスの一眼レフカメラと大差なし

実際に色々と使ってみると、α5000はミドルクラスの一眼レフカメラで出来ることは大体できます。性能的にもエントリークラスの一眼レフカメラは凌駕しているでしょう。ボタンが少なくて若干操作性が悪い、レンズのランナップが少ない、連射速度が遅いなどの欠点はありますが、軽量コンパクトで安価であるというアドバンテージがあります。悪く言えば中途半端と言えますが、よく言えばバランスが良く万人向けであると言えます。個人的にも「ファインダーがない」以外は特に不満もなくおすすめできます。より写真を楽しみたい人はAF性能が良く、ファインダーを装備していて、AFも連射速度も爆速のα6000をおすすめしますし正直私も欲しいのですが、コンパクトデジカメからのステップアップとして価格を考えるとミラーレス入門機はα5000が最有力でしょう。

ではまた!

Source : SONY

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