東京モーターショーのプレスデーで各メーカーの目玉車が次々と発表されています。バブルが弾けてもう20年、その間エコカーエコカーとくっそツマラナイモーターショーが続いていましたが、今年はかなりスポーツモデルが前面に押し出されているので非常に楽しみにしています。そんな東京モーターショーで発表されたスポーツモデルで目に付いた車について好き放題チラシの裏に感想を書き殴っていきます。
私も2007年の東京モーターショーに行った事があります。当時は不況からちょっとずつ出口が見え始めた頃でそれまでエコカーしかなかったモーターショーに少しずつスポーツモデルが復活し始めていました。GTRの量産車が発表・発売された年です。トヨタもLFAのプロトタイプが展示されていてましたが、ホンダはCR-ZやフィットRSが目玉でかなりショッパかったのを覚えています。金土の2日間見て回ったのですがあまり盛り上がっていない頃だったので金曜日はガラガラ、土曜日でもそれほど人が多い訳でもなくゆっくりじっくり見れて死ぬほど楽しめたのを覚えています。
また行くぞ!と思いながらズルズルと時は流れて2015年。今年も行く事はできませんでしたが、近年稀に見るラインナップで行きたかったなぁと思います。
ロータリースポーツの復活!RX-VISION
RX-7に乗っている私としては一番にこれを挙げなければならないでしょう。マツダの「RX-VISION」です。
世界初公開、ロータリースポーツ復活の期待が膨らむマツダ「RX-VISION」が東京モーターショー2015に登場 ? Gigazine
マツダがアピールしているようにとにかくロー&ワイド!!このアピアランスは素晴らしいです。このフェンダーの薄さ!実際には無難で面白味も少なくて古臭いデザインなのですが、最近は奇抜過ぎるデザインが多いので逆に新鮮です。小細工なデザインではなくフォルムで勝負している感が素晴らしい。でもせっかくの美しいクーペボディにデミオやアテンザの顔を無理やり付けるのはやめてください。でっかいグリルが付いてしまうと、フェラーリなどのスーパースポーツではなくアストンのようなグランツーリスモなイメージになってしまいます。言えば内装がカーボンだったのが白やタンの成金革張り仕様になるような、、、ミラーに写った時に一般乗用車とは違うスポーツカーの顔にして欲しい所です。
最近はコンセプトカーほぼそのままのスタイルで市販されるケースが増えているので、このRX-VISIONもと期待してしまう所ですが、無理じゃないかなぁと思います。なぜなら今は歩行者保護の観点からボンネットの下に一定の空間が必要です。その空間分ボンネットがヘコむ事でボンネットに叩きつけられた歩行者の衝撃を吸収しようという事なのですが、このおかげで新型車はフロントエンジンの場合は低いボンネットは制度上作れません。
例えば最近のモデルだと86&BRZやND型ロードスターなどを見れば分かりますが、ボンネットは非常に高いです。ボンネットだけ見ると分かりにくいかもしれませんが、フェンダーの厚みを見ると一目瞭然です。
それからロータリーエンジンですが、構造上どうしてもエネルギーロスが多い所がありますのでエネルギー効率的に今の環境基準で作るのは難しいのではと思います。私のRX-7なんて街中をゆるゆる流すとリッター3.5とかです。もちろんチューニングカーなのですが補器類をいじってるだけなのでアクセルを踏まなければそれほどノーマルと変わらないはずです。正直ロータリーエンジンはほとんど進化していません。もっと力のあるメーカーが開発していれば今頃スライド式のバルブくらいは付いて、可変バルブタイミング&リフトくらいにはなっていたと思うのですが、、、
あと搭載されているロータリーエンジンは「SKYACTIVE-R」との事ですが、SKYACTIVEテクノロジーってなんの技術なんでしょうか?ガソリンエンジンもディーゼルエンジンもSKYACTIVE、エンジンだけに留まらずトランスミッションやボディーまでSKYACTIVE。とにかくSKYACTIVE。そのうちカーナビとかフロアマットとかウインドウォッシャーとかもSKYACTIVEテクノロジーになるのでしょうか。テクノロジーじゃなくて「SKYACTIVEコンセプト」とかだったらわかるのですけどね。
話はそれてしまいましたがこの「RX-VISION」を見て、こんな感じの迫力のあるローアンドワイドのスポーツカーが増えてくれたらな~と思いました。もちろん庶民に手の届く価格で。
やっと発売!新型NSX
学生時代にバイトで初めて購入した車が初代CR-Xで、その後サイバーCR-X(VTEC)、初代シビックTypeR、初代インテグラTypeRと乗り継ぎ「ホンダ車にあらずんば車にあらず!」とまでのたまった元本田狂信者(今のホンダには愛想が尽きています)としては、なんのかんの言っても新型NSXは気になります。
リアビューはちょっとアメリカン過ぎると思いますが、全体的にロー&ワイドでミッドシップ独特のキャビンフォワードなデザインは初代NSXとはまた違った魅力があります。メカニズム的にもフロントをモーターのみで駆動する可変4輪駆動で、電子制御とモーターは相性が良いので面白い制御ができるでしょう。そんな先進性も「NSX=ニュースポーツX」の名にふさわしいと思います。初代NSXがそうであったように、この新型NSXも速さで海外のスーパースポーツを圧倒してくれると痛快です。
ただやはり最近の潮流に則ってダウンサイジングターボですので音とかは結構ショボいです。官能性やスペシャル感はLFAの足元にも及びません。下の動画で音の違いを比べてみてください。LFAの大排気量マルチシリンダーNAエンジンのカァァァァン!!!という乾いた音はシビれます
まぁ価格が違い過ぎると言えばその通りですし、社会的背景もあります。ターボの方がパワーも出しやすくコストダウンにも有利ですしね。V8フェラーリもダインサイジングターボになりましたし、ポルシェ911もNAがラインナップから消えたくらいですので「時代」ですね。
取りあえずニュルブルクリンクのラップタイムが楽しみです。
いきなり出てきた庶民の味方!S-FR
ゆるガジェ的にはこのトヨタの「S-FR」が一押しです。コンパクトでノスタルジックな感じと新しいさが同居しているデザインは良いと思います。個人的には攻撃的なスタイルが好きですが、こんなちょっとコミカルな感じのデザインもイギリスのバックヤードビルダー製のスポーツカーっぽくて良いと思います。
S660とかそうなのですが、小さなボディサイズでスーパースポーツっぽいスタイリングにするとちょっと痛々しい感じがするのですよね。いやS660はあれはあれで良いデザインだと思いますよ。
内装もポップでシンプルで良いと思います。
これを150馬力(常識的なグレードで)200万円で出せたなら、ND型ロードスターやS660の顧客をごっそり奪えるのではないでしょうか(スタイリングや軽枠であるとか人それぞれ要件や好みはありますが)
個人的にはこの「S-FR」が東京モーターショー2015のいちおしです!
ところで新型プリウスは本当にあのデザインで発売するのですか?正気ですか?
ではまた!
Source : 東京モーターショー2015 Gigazine マツダ トヨタ ホンダ
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