ASUSのZenFone Max Plusは、今風の5.7インチ縦長液晶で基本スペックもなかなか良いにも関わらず実売3万円以下と安価ですので、おすすめスマホの1台なのですが、そのZenFone Max Plusに強力なライバルが現れました。NTTレゾナントより発売された「g08」です。今回はそのg08をZenFone Max Plusと比較してお買い得なのかを探っていきたいと思います。
安価なスマホとしては注目点の多い「g08」
18:9の5.7インチ液晶による今風のルックスです。チェリー・レッドやディープグリーンは個性ある色で良いと思います。いつも身につけているガジェットですから外見は大事です。でも前面のパネルが黒一色なのが残念です。チェリー・レッドとか前面パネルもボディ同色だったらかなり高級感出たと思います。
カメラはセルフィー用のインカメラ側が、広角レンズと超広角レンズの2つのレンズを持つデュアルカメラになっています。
DSDS(Dual SIM Dual Standby)対応です。安価なスマホにありがちな「ただし2つ目のSIMとSDカードは排他使用です」ではなく、2つ目のSIMスロットがSDカードスロットとは物理的に別に実装されています。
このようにg08は流行りの機能に対応した上で、安価なスマホにありがちな欠点もなく、よく出来たスマホだと思います。これらはASUSのZenFone Max Plusと同じような仕様で、実勢価格もZenFone Max Plusの実勢価格とほぼ同じです。
g08のスペックをZenFone Max Plusと比較
g08 | ZenFone Max Plus (M1) |
ZenFone 4 Max (ZC520KL) |
|
---|---|---|---|
OS | Android 7.1 | Android 7.0 | Android 7.1.1 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 430 オクタコア 1.4GHz |
MediaTek MT6750T オクタコア 1.5GHz |
Qualcomm Snapdragon 430 オクタコア 1.4GHz |
メモリ | 4G | 4G | 3G |
内蔵ストレージ | 64GB | 32GB | 32GB |
SDカード | 最大128GB | 最大256GB | 最大256GB |
液晶モニタ | 5.7インチ 1440 x 720 |
5.7インチ 2160 x 1080 |
5.2インチ 1280 x 720 |
アウトカメラ | 1600万画素 レーザーオートフォーカス F2.0レンズ |
1600万 + 800万画素 デュアルカメラ 位相差オートフォーカス |
1600万画素 レーザーオートフォーカス |
インカメラ | 2000万 + 800万画素 デュアルカメラ |
800万画素 | 800万画素 |
SIM | デュアルスロット | デュアルスロット | デュアルスロット スロット2はSDカードと排他 |
DSDS | ○ | ○ | ○ |
3G | 1,2,5,6,8 | 1,5,6,8,19 | 1, 2, 5, 6, 8, 19 |
LTE | 1,3,5,7,8,18,19,20,26,28,38,41 | 1,3,5,7,8,18,19,26,28,38,41 | 1,2,3,4,5,7,8,12,17,18,19,26,28,38,41 |
Wi-Fi | 11b/g/n | 11b/g/n | 11b/g/n |
Bluetooth | 4.2 | 4.0 | 4.2 |
バッテリー | 3000mAh | 4130mAh | 4100mAh |
指紋認証 | ○ | ○ | ○ |
防水防塵 | ☓ | ☓ | ☓ |
サイズ | 152.3 x 72.8 x 8.3mm | 152.6 x 73 x 8.8mm | 150.5 x 73.3 x 8.7mm |
質量 | 162g | 160g | 156g |
実勢価格 | 28,000円程度 | 28,000円程度 | 23,000円程度 |
g08とZenFone Max Plusはボディのサイズも液晶のサイズも重量もほぼ同じで、前面から見た感じはほとんど同じです。
SoCはg08がSnapdragon 430、ZenFone Max PlusがMT6750Tで、それぞれAnTuTuベンチマークは約55000と約43000です。Snapdragon430のg08の方が若干数値が高いのですが、気にするほどの差ではないと思います。
大きな差はストレージがg08の方が大きいことと、逆に液晶モニタの解像度が低いこと。デュアルカメラがインカメラかアウトカメラかということでしょう。自撮りをよくする人であればg08の方が良いとでしょうし、そうでなければZenFone Max Plusの方がアウトカメラが位相差オートフォーカスにも対応しており高性能です。
また、ZenFone 4 Maxも若干性能が落ちますが、問題ないレベルですので、価格を重視するのであれば全然アリだと思います。
g08、ZenFone Max Plus、ZenFone 4 Maxの何れも、ドコモ系のFOMAプラスエリアやプラチナバンド、バンド28の新しいプラチナバンドに対応していますので、対応周波数的には全く問題はないでしょう。
またg08が「”真”のデュアルSIM、デュアルスタンバイ(DSDS)」と称してアピールしている2枚のSIMとSDカードスロットが独立しているのはZenFone Max Plusも同様です。
OCNのSIM契約とセットであればお得?
g08はOCNモバイルONE音声対応SIMの契約とのセットで税抜16,800円(税込18,144円)で購入することができます。OCNモバイルONEはいわゆる格安SIMで、公式サイトでは「キャリアと比べてこんなにお得!」とアピールしていますが、格安SIMとしては普通かほんの少しだけ高めです。
通常よく契約すると思われる1ヶ月3GBのプランだと税抜1,800円です。私が使っているmineoは税抜1,600円ですので少しだけ高いですね。もちろんg08が1万円安く購入できるのでその分はお得ですが、実際には3,240円のNMP転出料や契約時の事務手数料3,240円がかかりますので、単純計算で、(10,000円 ー 3,240円 ー 3,240円) ÷ 200円 = 17.6ヶ月以内に転出しないとあとは一般的なMVNOよりも200円多く払い続ける事になります。
ただ、OCNモバイルONEは、通信速度も比較的安定しているようですし、NTTの看板を背負っていますので安心感があり、決して悪くない選択の一つだと思います。
ではまた!
Source : OCN モバイル ONE NTTレゾナント ASUS
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