ASUSからも5.7インチの縦長液晶モニタの新型ZenFoneが発表されました。「ZenFone Max Plus」です。
ZenFone Max Plusの5.8インチ縦長液晶はこんな感じ
ZenFone Max Plusの最大の特徴は流行りの縦長液晶ですが、縦長液晶は以前の記事で説明したように表記のインチ数よりも実面積が小さくなります。
あれれ?本当に5.8インチ?iPhone Xの液晶ってなんか小さくないですか? |
5.7インチになったZenFone Max Plusを5.2インチと5.5インチのZenFone 3 Maxと比較してみたのが下の図です。
ぱっと見て5.7インチのZenFone Max Plusを画面広い!とは思えませんね。計算していませんが、面積は5.5インチと同等か少し下回ると思います。しかも実際には縦長液晶は上下が無駄になる事も多いで、「5.7インチの大画面」というよりは「5.2インチを上下に延した画面」と捉えるとしっくり来る気がします。
ZenFone 3 Max (ZC553KL) |
ZenFone Max Plus (M1) |
ZenFone 3 Max (ZC520TL) |
|
---|---|---|---|
液晶サイズ | 5.5インチ | 5.7インチ | 5.2インチ |
解像度 | 1920 x 1080 | 2160 x 1080 | 1280 x 720 |
端末サイズ | 151.4 x 76.2 x 8.3mm | 152.6 x 73 x 8.8mm | 149.5 x 73.7 x 8.55mm |
実際の端末サイズは5.5インチのZenFone 3 Maxよりは幅が3.2mmも狭いどころか、5.2インチと比べても0.7mm狭いです。ベゼル幅がわかりませんので、そのまま液晶サイズの差とは言えませんが、見ための印象とは一致します。大画面を期待するとがっかりするかもしれませんが、大きいスマホが持ちにくいと思っている人には良いでしょう。
ZenFone Max PlusとZenFone 3 Maxのスペックを比較
ZenFone 3 Max (ZC553KL) |
ZenFone Max Plus (M1) |
ZenFone 3 Max (ZC520TL) |
|
---|---|---|---|
OS | Android 6.0.1 | Android 7.0 | Android 6.0 |
Soc | Qualcomm Snapdragon 430 オクタコア 1.4GHz |
MediaTek MT6750T オクタコア 1.5GHz |
MediaTek MT6737M クアッドコア 1.25GHz |
メモリ | 3GB | 3GB | 2GB |
内蔵ストレージ | 32GB | 32GB | 16GB |
SDカード | 最大128GB | 最大256GB | 最大32GB |
液晶モニタ | 5.5インチ 1920 x 1080 |
5.7インチ 2160 x 1080 |
5.2インチ 1280 x 720 |
アウトカメラ | 1600万画素 レーザーオートフォーカス |
1600万画素 デュアルカメラ 位相差オートフォーカス |
1300万画素 |
インカメラ | 800万画素 | 800万画素 | 500万画素 |
SIM | デュアルスロット スロット2はSDカードと排他 |
デュアルスロット | デュアルスロット スロット2はSDカードと排他 |
DSDS | ☓ | ○ | ☓ |
3G | 1, 2, 5, 6, 8, 19(JP version) | 1, 5, 6, 8, 19(B version) | 1, 2, 5, 6, 8(JP version) |
LTE | 1, 2, 3, 5, 7, 8, 18, 19, 26, 28, 38, 41(JP version) | 1, 3, 5, 7, 8, 18, 19, 26, 28, 38, 41(B version) | 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 18, 19, 26, 28, 38, 41(JP version) |
Wi-Fi | 11b/g/n | 11b/g/n | 11b/g/n |
Bluetooth | 4.1 | 4.0 | 4.0 |
指紋認証 | ○ | ○ | ○ |
防水防塵 | ☓ | ? | ☓ |
サイズ | 151.4 x 76.2 x 8.3mm | 152.6 x 73 x 8.8mm | 149.5 x 73.7 x 8.55mm |
質量 | 175g | 160g | 160g |
実勢価格 | 28,000円程度 | 未発売 | 19,000円程度 |
外観図の画像と並びを揃えていますので、真ん中がZenFone Max Plusです。
SoCはMediaTekのMT6750TでAnTuTuベンチマークのスコアは43,000ほどで、これはSnapdragon 430とほぼ互角のスコアです。メモリーは3GB、内蔵ストレージは32GBと5.5インチのZenFone 3 Maxと変わりありません。必要にして十分な性能です。
アウトカメラは画素数は変わりありませんが、35mm換算で35mmの標準レンズと16.7mmの広角レンズを組み合わせたデュアルカメラになっています。また位相差方式のオートフォーカスも備えています。これはミラーレス一眼カメラなどの本格的なカメラに採用されているオートフォーカス方式です。このクラスでは当然ですが、動画撮影は4Kには対応しておらずフルHDでの動画撮影になります。
また、この価格帯のスマートフォンではセカンドSIMスロットがSDカードとどちらかしか物理的に挿すことができず、実質シングルスロットでしたが、ZenFone Max Plusは同時に装着可能です。DSDS(デュアルシムデュアルスタンバイ)に対応しているかどうかは不明ですが、最近の潮流から考えれば日本発売時には対応することが期待されます。採用SoCにもよりますが。
気になる対応周波数帯は、地域ごとにAからDまでの4バージョンの記載があります。見た感じBバージョンが日本の周波数帯を意識した設定のようです。このBバージョンであればドコモLTEのプラチナバンド、3GのFOMAプラスエリアに対応していますので安心して日本国内で使用できます。
あとは価格ですね。ZenFone 3 Maxの5.5インチと同じく3万円くらいの実勢価格になれば。
デザインはiPhoneコンプレックス感はありますが整っていると思います。安価な機種はアウトカメラの部分が四角なのが好きではないのですが、ZenFone Max Plusはそんなこともなく大きく出っ張っていたりもしません。ただいつも思うのですが、白いモデルの前面パネルは白色にして欲しいところです。
対応周波数のライナップから日本へも投入されると思います。似たような縦長液晶は最近増えていますが、いずれも高価ですので安価に投入されば買いですね。今風な外見でシンプルでクールなデザインは良いと思います。
ではまた!
Source : ASUS
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