スポンサーリンク
Amazon
PCPickup

外出先から自宅PCを起動するたった一つの冴えた方法

202102_02_000

「たった一つの」は語弊がありますが、これより簡単な方法は「かーちゃんにLINEして電源を入れてもらう」くらいしかないと思います。

長い間みんなが悩んできた「外出先から自宅PCにリモートアクセスしたい」問題が解決するときがきました。大げさではなく。

外出先から自宅PCに接続したい場合にはいくつかの方法がありますが、最も簡単だと思われるのはGoogleの「Chrome Remote Desktop」を使用することです。「Chrome Remote Desktop」を使用すれば、自宅PCが起動さえしていれば外出先から接続するのは容易いのですが、自宅PCを起動しっぱなしにして外出する必要があります。もちろん外出先から自宅PCをWOL(Wake on Lan)などで起動できれば良いのですが、それはそれで専門知識が必要です。

自宅PCを外出先から起動するためには、自宅ネットワークのグローバルアドレスが固定ではないことが最初の障壁に、次に自宅ルーターのファイアウォールの設定が第2の障壁になると思います。正攻法ではDDNSなどを使い、自宅ルーターの設定を行えば可能(仕様でWOLのマジックパケットを通すことができないルーターもあるそうです)ですが、まぁ色々と知識が必要です。

そこで、今回はお手軽に「外出先から自宅PCを起動する方法」を紹介します。

外出先から自宅PCを起動するお手軽な方法

202102_02_100

「PCを起動する」と考えるとWAN側のIPアドレスをどうするか?とかルーターがWOLのマジックパケットを通せるか?とか難しい方向へ話が進んでしまいますが、これを「PCの電源を入れる」と考えると一気に話が単純になります。そうです。あれです。近年話題になっているスマートプラグ(スマートコンセント)で電源を入れることができるじゃないですか。

しかもスマートプラグはスマホアプリで外出先からコンセントの電源をONOFFすることができます。

202102_02_110

しかし、通常はPCのコンセントを挿しただけでは待機状態になるだけでPCは起動しません。ところがコンセントからの電源供給がOFFからONになった時に自動的にPCを起動させるという設定がUEFIにあるのです。

202102_02_200

私のASUSのマザーボードでは、Advanced→APM Configuration→Restore AC Power Lossにありました。これをPower Onに設定します。APMはAdvanced Power Managementのことで電源系の設定がここに集められています。元々これはサーバー用途のための設定で、停電から電力が復帰した時に自動的に起動してサーバーの機能を回復させるための設定なのです。仕事でサーバーのUPSのテストをしている時に閃きました(笑)

通常はスマートプラグはONのままで使用して、外出先から起動させる場合には、一度スマートプラグをOFFにしてから再びONにすれば、上記のUEFIの設定によりPCが自動的に起動するという訳です。

UEFIの設定はハードルが高いと思う人もいると思いますが、メニューの項目はそれほど多くはありませんので、しらみつぶしに探せば見つかると思いますし、ASUS以外のマザーボードでも同様の設定はあると思います。

PCの電源ボタンの形状によってはもっと簡単な方法も

実は更にお手軽な方法もあります。それは物理的にPCの電源を押す方法です。かーちゃんにお願いする訳ではありません。これもスマート機器をスマホアプリより操作します。下記のような製品です。

PCの電源スイッチの形状や押す時の硬さに左右されますので、あまり使用できるケースは少ないかなと思いますが、この方法であれば「UEFIの設定とか無理」という人でも外出先からスマホでPCの電源を入れることができます。

202102_02_300

他にも、私が使用しているASUSのWi-FiルーターなどはDDNSクライアントが組み込まれていたり、専用のスマホアプリでルーターにアクセスしてLAN側にWOLのマジックパケットを流してくれる機能があり、これらを設定すれば外出先からスマホアプリを使って自宅PCを起動することが可能です。他社のWiFiルーターでも同じような機能が提供されているのではと思いますが、ルーターを交換するとパーですし、基礎的なネットワークやWOLの知識が必要です。

今回のスマートプラグを使用する方法であれば、環境に依存しないのでおすすめです。UEFIもBIOSの時代に比べれば、だいぶ敷居が下がっていますし、WOLの設定をすることに比べれば、ずっと簡単だと思います。スマートプラグは特にこれじゃないといけないというのはありませんが、私はTP-LinkやAmazon純正を使っています。こういった機器はメーカーのサーバーを介してスマホアプリと通信していますので、メーカーが事業停止すると使用不能になります。過去にそういった事例がありました。いくら安価でも無名の製品は避けて事業継続性が高いメーカーの製品が良いでしょう。

スマートプラグはAmazon純正とTP-Linkのどちらを買うべきか?比較レビュー
アイデア次第でいろいろできそう!TP-Linkのスマートプラグ「HS105」レビュー
気になるAmazon Echoの電気代は?実際に消費電力を計測してみました。
スポンサーリンク
楽天モバイルを初めて契約する人はこちらのリンクから契約するとMNPの場合13,000円相当、MNP以外の場合でも6,000円相当のポイントがもらえます。
楽天モバイル紹介キャンペーン


mineo 楽天モバイル

IIJmioみおふぉん(eSIM)
\ この記事をシェアする! /
\ ゆるガジェChannelをフォローする! /