11月の連休に宇治・京都・舞鶴と弾丸もみじ狩りツアーに行きました。なんとなく記事にすることなく時間が過ぎてしまいましたが、色々面白かったので少しづつ紹介していこうと思います。まず最初はもみじにカスリもしない海上自衛隊の舞鶴基地へ護衛艦を見に行った話です。すぐ隣の赤レンガ倉庫の観光や遊覧船にも乗りました。超楽しかったです。
舞鶴基地は海上自衛隊で唯一日本海側にある基地で、昔はあまり重要視されておらず旧型艦が余生を送る土地みたいな感じだったそうですが、現在はあっちの国とかそっちの国とかの脅威度が高いので重要視されるようになり、最新鋭の護衛艦が配備されるようになりました。
いわゆるイージス艦の「みょうこう」
もう一隻同じくイージス艦の「あたご」
「あたご」は対岸のマリンユナイテッド社でメンテナンス中でした。自衛隊はイージス艦を6隻保有していて、日本は世界で第2位のイージス艦保有国です。ちなみに第1位はもちろんアメリカで80隻以上保有しています。イージス艦の「イージス」はギリシャ神話のゼウスやアテネの防具の英語読みです。ミサイルや攻撃機から艦隊を守る防空艦です。近年は弾道ミサイルの迎撃の役目も担っています。以前横須賀に行った時にイージス艦「きりしま」が数キロ沖合に錨をおろして停泊しているのをみて「あんなところで、なにしてんだろう?」と思いましたが、今にして思えば首都圏への弾道ミサイルの飛来に備えていたのかもしれません。
「みょうこう」は「こんごう」型3番艦で、「あたご」は「あたご」型1番艦、ネームシップです。「こんごう」型と「あたご」型はパッと見同じ形に見えますが、「あたご」型の方が新型で、マストがステルス形状になっていたり、艦尾にヘリの格納庫があったりします。下の写真は左が「あたご」右が「みょうこう」のマストです。
「あたご」型イージス艦は全長165mと驚くようなサイズではありませんが、SPYレーダーを格納している上層の構造物がとにかくでかくて、思っていたよりずっと迫力満点でした。
お値段は1400億円くらいで、恐らく海上自衛隊で最も高価な艦です。え?「いずも」とかあるじゃないかって?「いずも」は確かに248mもある巨艦ですが、中身はがらんどうですので1200億円ほどです。イージス艦の方が高度な電子機器を満載しているため高価なのです。
映画「バトルシップ」より
ちなみに映画「バトルシップ」で「みょうこう」が登場しますが、よく見ると艦番も177ですし艦尾のカットでは一瞬ですが「あたご」の文字が見えます。そうです。劇中に登場して「みょうこう」と呼ばれている艦は「あたご」なのです。アメリカ人的には「みょうこう」の方が響きがかっこよかったのでしょうね。なんでも「あたご」の乗員は「劇中に登場しているのはうちの「あたご」なのに「みょうこう」と呼ばれている」ことを不満に思っているとか、、、
映画「バトルシップ」より
「あたご」型よりも新しい「あきづき」型4番艦の「ふゆづき」です。
海上自衛隊ホームページより
最新鋭のDDGで、楽しみにしていたのですが不在でした、、、
「あきづき」型も防空艦です。本来イージス艦がするはずの防空任務ですが、イージス艦には弾道ミサイル迎撃という任務が追加されたので、「防空艦のイージス艦が弾道ミサイルに集中している間にイージス艦(だけじゃないけど)を守る防空艦」というややこしい出で立ちの護衛艦です。ちなみにお値段730億円くらいとの事ですのでイージス艦に比べるとずいぶんとお値打ちですね。
補給艦「ましゅう」です。「いずも」が就役するまでは全長221mで海上自衛隊最大(排水量は「ひゅうが」型の方がちょっとだけ上)の艦でした。
ドック入りしていて間近で見れませんでした、、、
なんといっても今回の目玉!ヘリ搭載型護衛艦「ひゅうが」型1番艦の「ひゅうが」です!
海上自衛隊ホームページより
不在でした、、、(涙)
この「ひゅうが」は横須賀から舞鶴に転籍になったばかりで、横須賀に在籍していた時にわざわざ岡山から見に行ったのですが、その時も不在でした。米空母の「ジョージ・ワシントン」も不在でした。何故か私が行くと空母&空母っぽい艦はササッと姿を消してしまいます。近いうちに呉に行こうと思っていますので、そこで「ひゅうが」型2番艦の「いせ」に会えることを信じて、、、
「あさぎり」型1番艦「あさぎり」です。
かなり古い艦です。退役寸前との事ですので間近で見ることが出来てよかったです。
古い艦はこれはこれでゴチャゴチャ感がかっこいいです。
アスロックランチャーとか超萌ますよね!最近は全部VLSで埋め込み式なので味気ないですもんね。動く所見たかったなぁ。
対岸には艦番や艦名が消されている退役済の同型艦が係留されていました。この艦は標的艦となります。なんか可愛そうな気がしますが、後輩たちの訓練の為に身を捧げて最後まで自身の任務を全うする訳です。
護衛艦の子供みたいな艦は「はやぶさ」型ミサイル艇1番艦「はやぶさ」と5番艦「うみたか」です。
名前の通りミサイルを搭載していますのでれっきとした対艦用の戦闘艦なのですが、赤外線暗視装置などを搭載して不審船対処も出来るようになっています。
スクリューはなく、ウォータージェット推進という方式です。
小さな船体に対して大きな主砲を搭載している所とか萌えポイントですよね。
プラモデル持っているので作る時の資料用にたくさん写真を撮りました。
他に面白かったのがこの駐輪場です。
各艦毎に厳格に駐輪スペースが決められています。
備品の自転車も。
血税で買った備品をちゃんと管理しているようで大変結構なことです。
基地内には売店もあって「あたご」乗員用のキャップを購入しました。
ちなみに海上自衛隊の艦艇は名前がすべて「ひらがな」表記になっています。漢字だと威圧感があるので少しでも柔らかいイメージにするためらしいです。
すべて紹介する気でしたが紹介したい事が多くて長くなり過ぎましたので、今回はここまでにしたいと思います。次回は舞鶴基地見学の際の駐車場の事や、遊覧船、赤レンガ倉庫など実際に見学・観光に行くのに役立つ情報を紹介したいと思います。
ではまた!
続・舞鶴基地へ護衛艦を見に行きました。 |
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