Xperia 1はXperia 10、Xperia 10 PlusやXperia L3とは異なりドコモなどの国内のキャリアからも登場するはずですが、今回はSIMフリーのグローバル版のXperia 1の対応周波数をチェックして、国内の各キャリアやMVMO(格安SIM)のSIMで使い物になるかを見ていきます。
Xperia 1のグローバルモデルにはJ8110、J8170、J9110の3モデルが公表されています。Xperia 1にはシングルSIMとデュアルSIMが存在しますが、あとの1モデルの違いはわかりませんが、何れのモデルでも対応周波数帯は同じようです。
| モデル | 対応周波数 |
|---|---|
| J8110, J8170, J9110 | 3G : 1, 2, 4, 5, 6, 8, 19 LTE : 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 17, 19, 20, 25, 26, 28, 29, 32, 34, 38, 39, 40, 41, 46, 66 |
SIMフリーのグローバル版となると日本でのいわゆるプラチナバンドへの対応が気になるところですが、さすがXperia 1はフラッグシップモデルだけあり対応周波数が豊富ですが、グローバル版ですので日本独自の周波数帯への対応は限定的で推奨できないキャリアもあります。
ドコモ系のSIMで使用する場合は、地方都市などの一部地域で使用されているBand21に対応していませんが、Band21はBand1と併用されることがほとんどですのであまり気にする必要はありません。あとキャリアアグリゲーション(Premium 4G)用に新設された3.5GHz帯のBand42にも対応していませんのでMVMO(格安SIM)ではなく、ドコモのSIMを使用している人はその回線速度を十分に味わうことはできないでしょう。もちろん格安SIMの場合はそれ以外の部分に速度のボトルネックがありますのであまり関係ありません。
しかしドコモのFOMAプラスエリア・プラチナバンドの周波数帯には対応していますので、つながるつながらないの心配は必要ないでしょう。
ソフトバンク系のSIMで使用する場合もドコモ系とほぼ同じような感じでキャリアグリゲーション用の3.5GHz帯のBand42に対応していない以外はプラチナバンドを含む主要周波数帯をカバーしています。
しかし、au系のSIMで使用する場合は主力周波数帯の一つであるBand18に対応していませんので、つながり具合は今ひとつでしょう。
本記事はSIMフリーのグローバル版での話しであり、遅れて登場するであろうキャリア版(直接ドコモとかから買うスマホ)は別途そのキャリアの周波数帯に合わせたカスタマイズがされる(異なるモデルナンバーとなる)はずですので別の話になります。
Source : Sony Mobile Communications
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