Kindle Oasisが防水対応になってモデルチェンジしました。防水性能以外にも多岐にわたって変更点があります。特に価格は少しわかりにくくなりました。最安モデルが旧型(2016年モデル)の35,980円から新型(2017年モデル)の33,980円になったことから値下げされたよいにも思いますが、実はそうでもありません。
史上初の防水Kindle!でも防水だけではない変更点
個人的には防水はあまり必要性を感じないのですが、日本市場ではいつも話題になりますよね。そんなに皆さん長風呂するのでしょうか?私は熱い風呂に浸かって「おふぅぅぅ」言いながらさっさと上がるタイプですのでお風呂に端末を持ち込むようなことはありませんので、防水の必要を感じません。生活のなかで水がかかる心配もあるでしょうがケースとか付けていますし、防水未対応でもちょっと水がかかったくらいでは大丈夫ですので。
そんな感じで防水性能ばかりが注目されがちな新型Kindle Oasisですが、他にも色々と変更点がありますので表にまとめてみました。
2017年モデル | 2016年モデル | |
---|---|---|
内蔵ライト | LED 12灯 | LED 10灯 |
ページ送りボタン | ○ | ○ |
解像度 | 300ppi | 300ppi |
バッテリー | 数週間 | 数週間(カバー内蔵のバッテリー込) |
ネットワーク | Wi-Fi または Wi-Fi + 無料3G | Wi-Fi または Wi-Fi + 無料3G |
重量 | 194g | 131~134g(本体) 107g(カバー) |
サイズ | 159 x 141 x 3.4-8.3mm | 143 x 122 x 3.4~8.5mm |
ディスプレイサイズ | 7インチ | 6インチ |
ストレージ | 8GB / 32GB | 4GB |
防水性能 | ○ | ✕ |
価格 | 33,980円(8GB)から 36,980円(32GB)から |
35,980円から |
純正カバー | 純正カバー 5,280円 純正本革カバー 7,180円 |
本革カバー付属 |
防水対応以外でまず目につくのはディスプレイサイズが6インチから7インチへと大型化されたことです。現行ラインナップではKindleはすべて6インチでしたので、初の7インチモデルになりました。ディスプレイが大型化されたことで筐体サイズも縦が16mm、横が19mm、厚さが0.2mm大型されています。
LEDの数も増えています。Kindleは電子ペーパーですので、表示するために発光していません。言えば紙と同じです。Kindleが省電力であるのも目が疲れないと言われているのも理由はここにあります。しかしそのままでは暗いところでは読めません。そこで暗いところではLEDバックライトで照らす必要があります。新型ではこれが10灯から12灯に増えてより均一に照らすようになっています。ちなみに一番安いKindleはLED未搭載ですので暗いところでは読むことはできません。
旧型はバッテリーが本体とカバーに分けて搭載することで、本体だけで使用する場合は稼働時間が短いものの130gちょいと一番安いKindleよりも軽量でした。対して新型では本体内にすべてのバッテリーを内蔵していますので、カバーなしで「数週間」の稼働時間を確保しています。防水対応を考えた場合に「お風呂に本革のカバーを付けて持ち込むのか?」ということなのだと思いますが、旧型の本体のバッテリーだけで使用する場合でも1週間程度は持つそうですので、それで充分な気はしますね。私は160g一番安いKindleを使っていますが、160gだとかなり軽いです。ちなみに一般的な7インチタブレットは300g弱くらいです。
またストレージも旧型の4GBから、8GBと32GBの2モデルに大幅増量されています。正直Kindleで読むような文庫本では4GBでも多い気がしますが、マンガなど絵が多い本だと32GBモデルの方が良いでしょう。
最後に価格です。最安モデルが35,980円から33,980円になったことで値下げされたように見えますが、旧型は本革カバーが付属していたのが、新型では別売りとなりました。これが5,280円または本革の場合は7,190円もしますので、本革同士で比べた場合には実質5,000円程度の値上げになります。まぁ性能向上分としては妥当と言えば妥当な価格だと思います。でもカバーちょっと高いですね。。
オプションの選択に制限がある新型Kindle Oasis
Kindleはおなじみの「キャンペーン情報あり」「キャンペーン情報なし」と「Wi-Fiのみ」「Wi-Fiと無料3G対応」のオプションがありますが、これが新型では特定の組み合わせが選択できないようになりました。
2017年モデル(8GB) | 2017年モデル(32GB) | 2016年モデル(4GB) | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
Wi-Fi | Wi-Fi + 3G | Wi-Fi | Wi-Fi + 3G | Wi-Fi | Wi-Fi + 3G | |
キャンペーン情報あり | 33,980円 | なし | 36,980円 | なし | 35,980円 | 41,190円 |
キャンペーン情報なし | 35,980円 | なし | 38,980円 | 44,980円 | 37,980円 | 43,190円 |
新型Kindle Oasisでは無料3G対応モデルは32GB版のキャンペーン情報なしの組み合わせのみでしか選択できないようになっています。旧型のオーダーがそこに偏ったのでしょうか?ケチケチするなという事ですね。でもKindle Oasisは最上級モデルな訳ですので「キャンペーン情報あり」モデル自体が必要ないような気がします。
あ、大事なことを忘れていましたが、プライム会員は4,000円引きです!
無料3Gはその名の通り回線契約不要&無料の3G携帯回線で書籍のデータをし放題なのですが、マンガのような容量が大きい書籍データはダウンロード不可ですので、スマホのテザリングで繋いだほうが高速なLTE回線を使えて良いと思います。私は一番安いKindleですので「キャンペーン情報あり」を使っていますが、せっかくKindle Oasisを購入するならば「キャンペーン情報なし」でしょう。「キャンペーン情報なり」「Wi-Fiのみ」の8GBがベストバイだと思いますが、32GBモデルも3,000円差ですので、こちらも良いと思います。
Kindleは先にも書いたように電子ペーパーですので、目が疲れにくいですし、普通の液晶のように室外では反射で見えにくいなんてこともありません。どのような環境でも非常に見やすいです。そして一般的なタブレット端末よりもかなり軽いので気軽に持ち出せます。私のように全然本を読まな方のがKindleを購入したことで読書するようになったりもします。Kindle Oasisまで行かないにしてもKindleは読書する人には絶対おすすめですよ。
新型Kindle Oasisの発売日は10月31日ですが、出荷は多少遅れて11月上旬とのことです。
ではまた!
Source : Amazon
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