いつものパターンで結局入手してしまいました。ASUS の通話もできるSIMフリーファブレット「ASUS ZenPad7.0(Z370KL)」です。さっそくサイズ感や基本的なスペックを中心としたファーストインプレッションです。
本機は「音声通話に対応した」SIMフリー版の「ZenPad7.0」です。音声通話に対応していない「ZenPad7.0」も存在しており商品名は同じなので注意が必要です。音声通話に対応しているZenPad7.0は型式が「Z370KL」です。
私は大きなスマホが好きなのですが、スマホはかばんではなくポケットに入れておきたい系なのでポケットに入れて持ち運べるギリギリのサイズを求めて6インチのSIMフリースマホ「XPERIA C5 Ultra」をメイン機として使用しています。
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普段の使用では問題ありませんが、旅行などに行く時には色々と調べまくったりしますし、同行者と一緒に画面をのぞき込むような場面も多いので、ASUSの「TransBook T90Chi」をキーボードから切り離してタブレットとして使っています。T90Chiは直接モバイルネットワークには接続できませんのでXPERIA C5 Ultraをテザリングしてネットに繋いでいます。これはこれでも良いのですが、テザリングをONにするのも一手間必要ですしスマホとタブレットと2つ持ち歩くのもかさばります。そんな時に7インチのSIMフリータブレット「ZenPad7.0」がマイナーチェンジで通話にも対応したので巨大ファブレットとして運用したら面白いかと思い入手しました。
「XPERIA Z Ultra」と比較すると性能的に物足りない部分はありますが、とにかく安価なので気軽に試してみようという気になります。
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持ち運ぶのが苦にならないサイズと重量感
片手で操作は流石に無理ですが、保持するのは片手で十分な大きさです。重量はXPERIA C5 Ultraの187gに対してZenPad7.0は268gなのですが、持った感じはZenPad7.0の方が軽く感じてしまいます。流石にジーンズの前ポケットに入れて持ち運ぶ気にはなれません(入るかと言われれば入ります)が、後ろポケットに挿すのはアリです。コート類のポケットにも問題なく入りますし、スーツの内ポケットにも入ります。早速出張に持って行きましたが、移動中はずっとZenPad7.0をスーツの内ポケットに入れて使っていました。
他の端末と並べてみるとこんな感じです。
左から「XPERIA ZL2(5インチ)」「XPERIA C5 Ultra(6インチ)」「ZenPad7.0(7インチ)」です。
1インチ違うとだいぶ違いますね。
安心のプラチナバンド・FOMAプラスエリア対応
ZenPad7.0(Z370KL)の特徴はなんといっても、7インチのタブレットでありながら「音声通話に対応している」事です。
しかも基本的に日本国内で購入できるASUSの製品は日本向けにカスタマイズされていますのでドコモ回線のプラチナバンド・FOMAプラスエリアに対応しています。もちろんZenPad7.0も対応していますので、ドコモ系MVNOのSIMを挿した場合の電波のつかみは具合は安心できます。
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音声通話が必要ない人はデータ通信専用SIMを挿して使うこともできますし、SIMを挿さないでWi-Fi専用としても使えます。
スペックはローエンドでも問題なく使えるパフォーマンス
ZenPad7.0のプロセッサはSnapdragon210とローエンドですが、RAMは2GB搭載されています。搭載OSのAndroid5.1は新興市場を考慮して性能の低い端末でも動作可能なように軽量化されていますので、このスペックでも問題なく使用できます。完全にひっかかりなく動作すると言うことはありませんが、これで不満があるようであれば「高価なハイエンド機をどうぞ」です。もっともいくら高いお金を払っても現状このZenPad7.0にかわるファブレットは存在しません。
AnTuTu Benchmarkは23075でした。この数値はローエンドな数値で「XPEIRA Z5」が60000弱とからしいのでかなり低いように思いますが、「ZenFone2 Laser」とほぼ同じ値と言えば特に問題のない値だとわかると思います。
艦これも軽快とは言えませんが全然問題なくプレイできます。艦これをプレイするにはZenPad7.0は丁度良い感じのサイズです。
Androidで内蔵ストレージ16GBはあまり余裕はありません
一通り使っているアプリをインストールした状態がこれです。内蔵ストレージは16GBで必要なアプリを管理して使っていけば足りない事はありませんが、なんでもかんでもインストールして放置したりするとあっという間に溢れてしまいます。SDカードが挿さりますので、できるだけSDカードを活用しましょう。
低価格でも液晶は鮮やかで綺麗
液晶はこのクラスとは思えないほど発色も良く鮮やかで非常に綺麗だと思います。照度も十分で晴天の屋外でもよく見えます。タッチパネルの精度にも問題は感じません。フルHD動画も引っかかりなく再生できます。
解像度は1280×800で最近のフルHDに比べればスペック的には低いのですが、7インチモニタの大きさに対しては十分だと思います。丸いアイコンの縁などをよく見ればドットは判別できますが、その程度です。
SDカードやSIMスロットは裏蓋の中
SDカードやSIMを挿し替えるためにはには裏蓋を外す必要があります。裏蓋は硬めですので頻繁に挿し替えるような使い方には向いていません。私も頻繁にと言うわけではありませんがSIMを挿し替えて使うので少々残念なところです。SDカードは今は64GBや128GBのものが安価に手に入りますので頻繁に挿し替えることもないでしょう。ちなみに大容量バッテリーや外部スピーカーを搭載した純正の交換用裏蓋もありますので、ガンガン使用する人は多少重くなりますが大容量バッテリー内蔵の裏蓋が良いと思います。
普段は電子ブックリーダーとして活躍
旅行時に1台で済まそうと購入したZenPad7.0ですが、普段はゲームや電子書籍リーダーなどタブレットとして使用しています。6インチのXPERIA C5 Ultraでは字の小さな雑誌だと少々読むのが厳しいところがあるのですが、7インチであれば余裕をもって読めます。それでいて大きすぎる事もありません。家で使うにしても10インチクラスは少々大きすぎで7~8インチクラスが使いやすいように思います。
まだ主目的である旅行には持ち出していないのですが、出張に持って行ったり試しに普段の生活でスマホの代わりに使ってみたりしています。普段持ち歩くには少々大き過ぎますが、カバンと一緒に移動する出張や旅行には最適の一台だと思います。家でも電子書籍リーダープラスアルファとして毎日活躍しています。
ではまた!
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