もはや伝説の端末となりつつあるズルトラこと「XPERIA Z Ultra」ですが、SONYが出す端末としてはニッチだったのか後継機は発売されず、ズルトラ難民と言われる人たちを生み出しました。私もXPERIA Z Ultraは気にはなっていましたが「欲しいけど、今更Z世代の機種もなぁ」と思っていました。そんなズルトラ難民の一つの選択肢になるかもしれないファブレットがこの「ASUS ZenPad7.0(Z370KL)」です。
XPERIA Z Ultraも一時期は3万円ほどで流通していましたが、流石に最近は手に入りにくくなりました。そろそろズルトラ難民は移住先を考える頃だと思いますが、結局のところXPERIA Z Ultraも一部の人に熱烈に支持されただけだったのか、SONYからも直接的な後継機種が発売されることもなく、他社からも「これ」というものは発売されていません。
ぱっと思い浮かぶところでは、6インチの「Nexus6」「XPERIA C5 Ultra」や6.8インチの「Huawei P8 max」あたりでしょうか?たぶん6インチは6.4インチのXPERIA Z Ultraに慣れていると随分と小さく感じるでしょうし、P8 maxは価格がそれなりにするわりにはLTEがドコモのプラチナバンドに対応していなかったりメーカーのイメージがあったりで、どれも決め手に欠ける感じです。
そんな中、新たにASUSより新たなSIMフリーファブレット「ZenPad7.0」が登場しました。
ZenPad7.0自体は以前から販売されていたのですが、今回発売したのは「通話に対応した」新バージョンです。名前が一緒ですので注意が必要です。型式が「Z370KL」となっているものが今回発売されたファブレットバージョンです。早速ライバル(?)達と比較してみたいと思います。
まずはサイズからです。
ZenPad7.0は廉価版らしくベゼルが分厚いですね。ちょっと野暮ったい感じです。P8 maxも左右がベゼルレスに見えますが、実はこれ時計ウィジェットが表示されているグレーの部分までがモニタで、上の時計が右いっぱいに表示されていたり、壁紙が左いっぱいに表示されていたりしますが、これははめ込み合成の(意図的な?)ミスです。公式サイトの画像はどれもこのミスでモニタ画像がはめ込まれておりどうみてもベゼルレスにしか見えませんが実際にはそれなりにベゼルがあります。
次にスペックです。
ZenPad7.0のCPUはSnapdragon210で、これはローエンドですがRAMが2GBあれば普通に動作すると思います。注目点は3GやLTEの対応周波数で、上記端末の中では唯一ドコモのプラチナバンド・FOMAプラスエリアに対応しています。対応周波数についてはXPERIA Z Ultraの場合はau版を購入してmineoなどのau系MVNOのSIMを挿すことで電波については不安はなくなりますが、SIMフリー版では郊外や山間部などでは繋がらない事があります。対応周波数については下記投稿で解説しています。
MVNOでSIMフリー端末を運用するなら必須!ドコモの周波数帯まとめ |
「ZenPad7.0」は性能的にXPERIA Z Ultraの置き換えとなるものではないと思いますが、なんといっても安価です。XPERIA Z Ultraを中古で買うよりも安く新品が購入できます。個人的には多少動作に引っかかりがあるからといって大げさに問題視したり、超高性能機を高額で買う時代ではないかなと思いますので、このくらいで十分なのではないかなと思います。
ではまた!
Source : ASUS
通話もできるSIMフリーファブレット 「ASUS ZenPad7.0(Z370KL)」 レビュー |
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