発表された時からずっと気になっていたXPERIA C5 UltraをEXPANSYSで購入しましたので、今回はEXPANSYSでの購入についてレポートしたいと思います。
はじめてEXPANSYSにて購入しました。香港からの個人輸入という形になりますが、サイトもメールも日本語ですので国内のネットショップで買い物する感覚で購入できました。
EXPANSYSって中国の会社?
海外向けのSIMフリースマホなどは基本的に国内では正規の購入ルートはありません。業者が輸入して販売したりしていますので、そちらで購入しても良いのですが大抵はかなり高価な値付けになっています。EXPANSYSはそれらの業者に比べるとずっとリーズナブルで型落ちがセールなどでびっくりするような値段で販売されることがあるので定期的にチェックしたいところです。最近ではNexus6のセールがかなりホットでした。
てっきり中国人が日本向けに始めた会社かと思っていましたが、本社はイギリスで、香港、フランス、アメリカに支店や倉庫があるそうです。日本向けは香港が担当範囲で商品も香港から送られてきます。スタッフには複数人の日本人も在籍しているとのことですが、サイトやメールの日本語もしっかりしてるので恐らく本当でしょう。あくまでも海の向うの海外との取引ですのである程度のリスクはあると思いますが、他の海外通販に比べればずっと敷居は低いと思います。
送料は?
運送会社は注文時に選択する事ができます。特別理由がない場合はヤマトで良いと思います。ヤマトの場合はスマホであれば1,400~1,600円です。タブレットでも2,000円でいけると思います。私のXPERIA C5 Ultraは0.5kg以下の1,400円でした。5万円以上の注文で送料無料になります。注文時に表示されるので安心です。
代引きも別途300円で選択する事ができます。私はクレジットカードで支払ました。
税金(関税)は?
中国の税金とかはかかりません。日本に輸入時に日本の税金がかかります。
少額輸入貨物の簡易税率 – 税関
税関のホームページの少額輸入貨物に対する簡易税率表をみると「その他のもの」で5%かな?と思うのですが、実行関税率表をみると第85類の電気製品にあたるので関税は無料です。
次に消費税ですが、これは送料を含む価格の60%に消費税8%が掛かるので4.8%となるはずですが、私の請求では
(40,500円(本体) + 1,400円(送料) + 0円(関税)) × 60% × 8% = 2,011円
のはずが、実際に請求された額は1,900円と微妙に違います。なぜ?
色々ググって実例をみているとやはり4.8%よりも少し安いようです。良く分かりませんが「ざっくり5%弱」と覚えておけば良さそうです。
ちなみにこの税金は運送会社が立て替えて(?)くれて、家に配達された時に配達員さんに現金で支払う形になります。税関を通過して金額が判明した段階でメールが来ますので予め用意しておけばスムーズです。
保証は?
海外から個人輸入した場合に一番のネックは保証です。メーカーの保証というのは基本的に海外では適用されないようです。つまり日本未発売のXPERIA C5 Ultraを日本のSONYに電話しても保証は受けられないようです。以前スペインのAmazonからmoto360を購入した時は保証はない物として考えていました。
EXPANSYSではサイトで初期不良の対応と1年の保証をうたっています。
ご利用ガイド – EXPANSYS
初期不良は発送日から14日間で交換・返金してもらえます。
その後1年間は自然故障の場合は無償修理してもらえます(3ヵ月以内か以降かでこちらから送り返す送料が自己負担になるかどうかの違いがあります)香港のEXPANSYSが香港のSONYへの保証の行使を代行してくれる形なのでしょう。送料負担してくれる部分はEXPANSYSのサービスだと思います。
ググってみると保証関係では少なからずトラブルもあるようですが、私が見る限りでは古い情報ばかりなのでまだEXPANSYSのビジネスが小さい頃だったのでしょう。よくあることです。今は海外SIMフリースマホの個人輸入ではEXPANSYSはデファクトスタンダードとなっているのである程度ちゃんとした保証を受けられるのではないかと思います。ただ、なにぶん海外との取引ですのである程度のリスクは覚悟しましょう。
手元に届くまで何日?
配送はサイトで追跡できます。
注文から手元に届くまでの経過は
12日01時 注文
12日11時 発送準備完了メール
13日20時 税関を通過した旨のメール&14日配達予告メール
で14日に受け取りました。朝一に注文すれば翌々日には届く事になります。
国外からなのに早いですね。
とにかくこれだけは注意
EXPANSYSというよりは海外向けのSIMフリースマホを購入する時の注意点ですが、とにかく対応周波数には注意しましょう。Nexus6やiPhoneのようにグローバルモデルでも日本の周波数をほぼ網羅出来ている機種もありますが、大抵の海外版スマホは日本のプラチナバンド・FOMAプラスエリアには非対応です。かならず下のエントリーを参考に対応周波数を確認してください。
MVNOでSIMフリー端末を運用するなら必須!ドコモの周波数帯まとめ |
とは言ってもXPERIA C5 Ultraもプラチナバンド・FOMAプラスエリアに非対応ですが、市街地で使っているぶんには全く問題はないので、使い方次第なのですが、知らずに買うと山間部へ行った時に全然繋がらなくてなにこれ~!って事になります。
あとがき
XPERIA C5 Ultra凄く気に入っています。今まで所有したどのスマホでもここまで気に入った機種はありませんでした。制限だらけではあるのですけどね。C5 Ultraに関しては別エントリーで詳しくレビューしたいと思います。
結局、購入金額は40,500円+送料1,400円に輸入時の税金が1,900円で合計43,800円でした。安い!Z5 PremiumやiPhone6Sなら今や10万円オーバーです。半額以下です。海外向けのSIMフリースマホにしろEXPANSYSにしろMVNOにしろ知識なしで手を出すと痛い目見る事になりますが、きちんと理解して利用すればハマる人には非常にお得になります。
ではまた!