マンション建設でニュースになった下鴨神社に行ってきました。

今年四月に「予算不足の為、境内に高級マンションを建設する」と発表して世界遺産の下鴨神社がニュースになりました。マンションが建設される前に今の姿を見ておきたいと思いゴールデンウイークに行ってきました。

マジで世界遺産の境内にマンション建てるの？

なんでも「式年遷宮」といって20年毎に社殿を造り替える習わしだそうです。20年に一度あの立派な建物を作り直せとか神様きびしーと思いますが神事とそういうものなのかもしれません。必要予算は30億円だそうです、、、今の時代なかなかそれだけの予算を集めるのは難しいですよね。そんな訳で神社の土地に高級マンションを作ってその収入を当てるそうです。

「予算ないのはわかるけど、そんな無茶な！」と思って行ってみたのですが実際にはそんなに騒ぐほどの事でもないような気がします。

ここがマンションの建設予定地です。写真を撮ってくるのを忘れましたが、ここは神社から道路を挟んだ駐車場や倉庫がある土地です。私たちも今回ここに駐車しました。ですので単に駐車場を潰してマンションを建てるだけの話で、駐車場がなくなるのは参拝者の利便性にはマイナスですが致し方ないのではと思います。マンションも高層マンションであれば景観が～となりますが、3階建てでデザインも配慮したものになるようです。周りは普通に一般の家とか建ってますので問題ないと思います。反対運動とかされている方々はただ反対と言うのではなく募金活動とセットで運動されては如何でしょう。ただ倉庫を境内に移す計画らしいので倉庫くらいは他所に借りれないものでしょうか。

下で紹介しますが、境内は整備された緑に溢れていますし、このすぐ南は「鴨川デルタ」と呼ばれ芝生やベンチが整備されて非常に雰囲気の良い場所です。駅や商店街も近くて私もお金持ちになったらこんな所に住みたいなぁと思います。

広大な整備された緑溢れる境内

南の駐車場を出た真ん前が正面の入口になっていて、ここから緑に囲まれた200～300mくらいの通路を歩いて本殿に向かいます。凄く雰囲気が良いです。

境内には小川も流れています。

森を抜けると鳥居や本殿が見えてきます。

本殿は十二支毎に神様がまつられていて自分の干支にあったお社にお参りします。

御手洗社という池の上に建つ災難除けの神様です。

ただ伏見稲荷大社もそうだったのですが、有名な神社は妙にシステマチックになっていてちょっと萎える感じもあります。大勢の人が訪れるのでそうしないと大変なのだろうとは思いますが。

毎年5/3には流鏑馬が行われるらしく会場が準備されていました。見たかったのですが5/3(翌日)は稲荷祭を見に行く事にしていましたので諦めました。

鴨川デルタ

下鴨神社の南には鴨川と高野川が合流する三角地帯が公園として整備されて鴨川デルタと呼ばれています。沢山の人で賑わっていました。気候の良い季節にはこんなところでのんびりできる人生を送りたいものです。

アニメの舞台になっています

数年前に放映されたアニメ「有頂天家族」(原作は一般小説)の舞台にもなっています。このアニメは家族愛を描いた非常に良い話で大好きでした。今回下鴨神社に行くにあたって同行者に半ば強引に見るように押し付けたのですが「見始めたら一気に見てしまった」と言っていました。この有頂天家族で下鴨神社や京都の街並みが描かれるのですが物凄い再現度で、今回現地を訪れた時も「あ、ここここ」と盛り上がりました。