驚異の夜景モードや、その夜景モードを考慮しないDxOMarkでもiPhone XRと同等のスコアを叩き出したPixel 3のカメラ性能を半値近い価格で手に入れることができると話題のPixel 3aとPixel 3a XLが登場しました。今回はそのPixel 3aとPixel 3a XLの国内での周波数帯への対応状況を見ていきたいと思います。
Pixel 3aとPixel 3a XLの日本国内向けはG020DとG020Hと呼ばれるモデルで、公開されている対応周波数帯は同じです。
| モデル | 対応周波数 |
|---|---|
| G020D、G020H | 3G : 1, 2, 4, 5, 6, 8, 19 LTE : 1, 2, 3, 4, 5, 8, 12, 13, 17, 18, 19, 21, 26, 28, 38, 41 |
まずはドコモ系からですが、いわゆるFOMAプラスエリアやプラチナバンドに対応しています。従って山間部も含めて電波のつかみは問題ないでしょう。
しかし都市部ではかなり広がってきたの3.5GHz帯のBand42には対応していません。Band42はPremium 4G(ドコモでのキャリアグリゲーションの呼称)の最高速1288Mbpsを実現するのに必要なバンドです。もっともLTEカテゴリーはCat11のダウンロード最大600Mbpsですので、Band42に対応していたとしてもフルスピードを味わうことはできないでしょう。
とはいえ、そこまでの速度が必要かと言えばそんなこともなく、十分なスペックと言えるでしょう。もちろん格安SIM(MVMO)の場合は他にボトルネックがありますので、これらの速度面はほとんど関係ありません。
auも事情はドコモとほぼ同じです。他の周波数帯はカバーしていますが、やはりキャリアアグリゲーションで使用されるBand42に対応していません。ただしauの場合は440MbpsのBand41のカバー範囲が広いので、ドコモよりも高速な通信速度を得られる可能性があります。
ソフトバンクも周波数帯のカバー事情は同様で、やはりキャリアアグリゲーション用のBand42には対応していませんが、ソフトバンクの場合はキャリアアグリゲーションにフルに対応しても最大612Mbps、Band42の単体の通信速度も110Mbpsですので、それほど気にする必要もないでしょう。
全体的に電波のつかみは問題なし。キャリアアグリゲーションへはフル対応ではなく最高速度は限定的なれど、十分な速度は得られるといったところでしょうか。ちなみに最近話題になり始めたeSIMには未対応です。
個人的にはスマホは外見重視ですので、外見にあまり特徴のないPixel 3シリーズは刺さらないのですが、カメラの夜景モードはやたらと凄いので、そのカメラが廉価機としての価格で使えるというところはかなり魅力的だと思います。Felicaに対応しているのも大きいですよね。
Source : Googleストア
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