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スマホ対応周波数帯

【ドコモのn79対応は?】ASUS「ZenFone 10 日本国内版」の対応バンドをキャリア毎に解説

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ASUSからコンパクトなハイエンドスマホ「Zenfone 10」の日本国内版が登場しました。今回はそのZenfone 10 日本国内版の対応バンド(対応周波数帯)を解説します。

Zenfone 10 日本国内版の対応周波数帯

対応バンド
4G LTE B1, B2, B3, B4, B5, B7, B8, B12, B17, B18, B19, B20, B26, B28, B34, B38, B39, B40, B41, B42
5G NR n1, n2, n3, n5, n7, n8, n12, n20, n28, n38, n41, n77, n78

日本向けにローカライズされた機種ですが、グローバル版の時点で日本で使用されている主要な周波数帯をサポートしていたため、対応バンド的にはZenfone 10の日本国内版とグローバル版には差異はありません。

4G LTEの対応バンドはかなり多く、日本で使用されているほとんどのバンドをサポートしています。

5G NRでは、グローバル版で対応していなかったドコモのn79に日本国内版で対応するかに注目されていましたが、残念ながら対応されませんでした。n79は海外のSIMフリースマホでは対応していないことが多く、明確なドコモ回線の弱点となっています。最近はPixel 7aなど海外製SIMフリースマホでも対応してきていますので、時間が経てば対応するのがスタンダードになると思いますが。

5Gに対応していれば、より高速に通信できる可能性は高まりますが、4Gのバンドにしっかりと対応していれば実用上は問題ないでしょう。ミリ波には対応していません。

ドコモ 対応周波数帯

4G LTE

バンド 対応 備考
Band1(2.0GHz) メインバンドでありかなり広め。山間部などに行かなければ大体大丈夫。
Band3(1.7GHz) 東名阪で整備されている高速通信用のバンド。
Band19(800MHz) プラチナバンド。郊外~山間部では必要。
Band21(1.5GHz) × 一部の地方都市で整備されている高速通信用のバンド。
Band28(700MHz) プラチナバンド。市街地~郊外用(?)で山間部には見られない。
Band42(3.5GHz) PREMIUM 4Gの高速通信用のバンド。

Band21には対応していませんが、より高速なBand42に対応していますし、特に問題にはならないでしょう。プラチナバンドを含め必要なバンドを網羅していますので、ドコモ系のSIMで問題なく使用できるでしょう。高周波のBand42にも対応していますので高速な通信も期待できます。

5G NR

バンド 対応 備考
n1(2.0GHz) 4G LTEから転用された周波数帯のSub6です。Sub6の中でも周波数が低めなので速度は遅めです。
n28(700MHz)
n78(3.4~3.7GHz) Sub6と呼ばれるあまり周波数の高くないバンドです。LTEの延長のような周波数です。
n79(4.5GHz) ×
n257(28GHz) × ミリ波と呼ばれる非常に周波数の高いバンドです。周波数が高いので高速通信が可能ですが、遮蔽物などに弱いために通信できる範囲は限定的です。遮蔽物どころか雨程度にも影響を受けるようです。

ミリ波には対応していません。n79は海外製のSIMフリースマホでは対応していないことが多く、ドコモ回線の弱点となっています。n79は関東を中心にかなりエリアが広いと言われていますので、5Gに繋がらないエリアがそれなりにあると思われます。

ソフトバンク 対応周波数帯

4G LTE

バンド 対応 備考
Band1(2.0GHz) メインバンドの一つ。ドコモに比べるとかなり狭め。
Band3(1.7GHz) 他社を買収したバンド。エリアも広く高速通信が可能なバンド。
Band8(900MHz) プラチナバンド。
Band11(1.5GHz) × あまり使用されていないバンド。
Band28(700MHz) プラチナバンドだがあまり整備されていない。
Band42(3.5GHz) キャリアアグリゲーション用の高速通信バンド。

プラチナバンドを含め主要なバンドを網羅していますので、ソフトバンク系のSIMで問題なく使用できるでしょう。高周波のBand42にも対応していますので高速な通信も期待できます。

5G NR

バンド 対応 備考
n3(1.7GHz) 4G LTEから転用された周波数帯のSub6です。Sub6の中でも周波数が低めなので速度は遅めです。
n28(700MHz)
n78(3.4~3.7GHz) Sub6と呼ばれるあまり周波数の高くないバンドです。LTEの延長のような周波数です。
n257(28GHz) × ミリ波と呼ばれる非常に周波数の高いバンドです。周波数が高いので高速通信が可能ですが、遮蔽物などに弱いために通信できる範囲は限定的です。遮蔽物どころか雨程度にも影響を受けるようです。

ミリ波には対応していません。主要なバンドを網羅していますので、ソフトバンク系のSIMで問題なく使用できるでしょう。

au 対応周波数帯

4G LTE

バンド 対応 備考
Band1(2.0GHz) メインバンド。
Band3(1.7GHz) 一部地域の高速通信用バンド。
Band11(1.5GHz) × 一部地域の高速通信用バンド。
Band18(800MHz) プラチナバンドでありメインバンド。これが未対応だとかなりきびしい。
Band26(800MHz) これに対応していたらBand18に対応していなくてもOK。
Band28(700MHz) プラチナバンドだがあまり整備されていない。
Band41(2.5GHz) WiMAX2+と呼称される高速通信用バンド。
Band42(3.5GHz) キャリアアグリゲーション用の高速通信バンド。

主要なバンドを網羅していますので、au系のSIMで問題なく使用できるでしょう。高周波のBand41、Band42にも対応していますので高速な通信も期待できます。

5G NR

バンド 対応 備考
n3(1.7GHz) 4G LTEから転用された周波数帯のSub6です。Sub6の中でも周波数が低めなので速度は遅めです。
n28(700MHz)
n41(2.5GHz)
n77(4.0GHz) Sub6と呼ばれるあまり周波数の高くないバンドです。LTEの延長のような周波数です。
n78(3.7GHz)
n257(28GHz) X ミリ波と呼ばれる非常に周波数の高いバンドです。周波数が高いので高速通信が可能ですが、遮蔽物などに弱いために通信できる範囲は限定的です。遮蔽物どころか雨程度にも影響を受けるようです。

ミリ波には対応していません。auのみが運用しているn41にも対応しています。主要なバンドを網羅していますので、au系のSIMで問題なく使用できるでしょう。

楽天モバイル 対応周波数帯

4G LTE

バンド 対応 備考
Band3(1.7GHz) メインバンド。
Band18(800MHz) 楽天の言うところのパートナー回線。実際にはauのプラチナバンド。楽天モバイルの基地局はかなり増えてきているが、山間部などはこれが未対応だとかなりきびしい。
Band26(800MHz) auと同じく、これに対応していたらBand18に対応していなくてもOK。

楽天モバイルはBand3のみです。楽天モバイルの電波をつかめない場所ではパートナー回線と呼ばれるauの回線(Band18またはBand26)につながるようになっています。パートナー回線は一度縮小・廃止された経緯がありますが、楽天モバイルのプラチナバンド獲得までの繋ぎで復活すると発表されました。しかし、混雑する場所では速度に制限を受けたりするようです。

auのバンドを含め楽天モバイルのLTEバンドにはすべて対応していますので、楽天モバイルのSIMで問題なく使用できるでしょう。

5G NR

バンド 対応 備考
n3(1.7GHz) 4G LTEから転用された周波数帯のSub6です。Sub6の中でも周波数が低めなので速度は遅めです。
n77(3.8~3.9GHz) Sub6と呼ばれるあまり周波数の高くないバンドです。LTEの延長のような周波数です。
n257(27.00~27.40GHz) X ミリ波と呼ばれる非常に周波数の高いバンドです。周波数が高いので高速通信が可能ですが、遮蔽物などに弱いために通信できる範囲は限定的です。遮蔽物どころか雨程度にも影響を受けます。

ミリ波には対応していません。主要なバンドを網羅していますので、楽天モバイルのSIMで問題なく使用できるでしょう。


Zenfone 10 日本国内版はもちろん国内の各キャリアで問題なく使用できると思われますが、ドコモのn79に対応しなかったのは残念なところです。しかし、Zenfone 9でも同様でしたので、評判の良いZenfone 9で問題となっていないということはn79に対応していなくても実用上は問題ないとも考えられます。個人的には4G LTEにしっかりと対応していれば良いのではと思います。

ちなみに、Zenfone 10は日本国内版と言ってもキャリア版という訳ではなくSIMフリー版です。あくまでFeliCaチップを搭載して、おサイフケータイに対応するなど日本独自の機能に対応した製品です。

Zenfone 10は貴重なハイエンドコンパクトで、光学式手振れ補正に対応したカメラも高性能ですし、それでいてXperia 5シリーズほど高価ではなく、良い感じだと思います。撤退の噂もありましたが、Zenfone 9も市場の評価は上々でしたので今後も頑張って欲しいものです。できればこのコンパクトさで廉価版も出して頂けると。。。

Source : ASUS