ワンセグもフルセグも、TVチューナーを搭載していないインダッシュ型(2DINに装着するタイプ)のカーナビを紹介します。実際のところほとんど選択肢がないのですよ。TVなしのカーナビって。
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なぜTVなしのカーナビを探しているかはもう説明は必要ありませんね?以前にも同じテーマの記事を投稿していますが、そこそこ読んで頂いていて需要があるようですので、最新の情報で記事にしました。
テレビの場合は「テレビとして使っていなくても、同軸ケーブルを挿すだけですぐに見れるようになるから受信料の対象です」という判例があります。放送法には「放送の受信を目的としない受信設備はこの限りではない」と明記されているのですけどね。。。カーナビの場合はセンターコンソールやダッシュボードを分解する必要があり、通常はプロに取り付けを依頼しますので、フィルムアンテナを繋いでいなければ、この判例にはあたらないと思いますが、今のところは、はっきりとした線引は「TVチューナーが存在しない」ことだけですので、TVチューナーが搭載されていない機種を選択するしかありません。
マジでこれだけ。TVなしのカーナビ
以前の記事では パイオニアの楽ナビにTVチューナーを搭載していないカーナビがランナップされていると言うのを紹介しました。もっとあるだろうと思うのですが、本当に他には見当たらないのです。レンタカーや営業車用の法人向けカーナビには、TVチューナーを搭載していないものがあるのですが、通常、個人向けには販売されていません。ところが、このTVチューナーなしの楽ナビAVIC-RZ112とAVIC-RW112は、わずか数か月後にはディスコン(生産終了)となってしまいました。
楽ナビもTVチューナーを搭載しないモデルは廃止になるのかな?と思っていましたが、この3月に新発売となった新型の楽ナビに、しっかりとTVチューナーなしのモデルがラインナップされていました。ブラボー!!
モバイル通信に対応したり、GUIが新しくなったりと大幅なモデルチェンジではありますが、昨今の物価高もあり、旧モデルよりも高価になってしまいましたが、3/25の時点では実売価格が20%くらい安くなりました。
モバイル通信もカーナビが直接通信して地図や関連データを更新してくれるようですが、当然ながらカーナビ用にモバイル通信の契約が必要ですしね。モバイル通信を省いてもっと廉価なモデルが欲しいですね。新型に比べるとグッとお買い得な旧型は既に在庫切れだったり、プレミア価格になっていたりします。
前モデルのTVチューナーレスモデルが数カ月でディスコンになったことを考えれば、このAVIC-RZ120、AVIC-RW120が気になる人は早めに確保した方が良いでしょう。
なぜTVがうつらないカーナビがないのか?
パイオニアの過去のモデルも調べてみましたが、楽ナビでも2020年以前のモデルにはTVチューナーが搭載されていないモデルはありませんでした。以前はワンセグが受信料契約の対象にはならないとされていたためだと思います。2016年8月には裁判にて「ワンセグ携帯の所持者には受信料契約の義務はない」という判決がありました。
しかし、2019年3月に一転、覆ってしまいました。NHKには否定的な私ですが、この件に関しては「フルセグはだめでワンセグならOK」というのもおかしいかなと思います。それを受けてかパイオニアは、2020年モデルからTVチューナーを省いたモデルを楽ナビにラインナップしています。今のところパイオニア以外のメーカーでは、従来どおり全モデルにワンセグもしくはフルセグのTVチューナーを搭載しています。単にこの件に関するアンテナが低いのか、ニーズがないと考えているのか、TVチューナーを省くのにコストがかかるのか、それともそれ以外のなにか事情があるのかはわかりません。
カーナビというのは年に数回しか使わないものですので、従来のカーナビではなく、Android AutoやCar Playでスマホのナビアプリを車載ディスプレイに映すような、いわゆるディスプレイオーディオも良いかもしれません。