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スマホ対応周波数帯

「moto g52j 5G」の対応周波数帯を解説

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いままではグローバル版を日本に展開してきたモトローラが、(ほぼ)日本独自仕様のFeliCaチップを搭載したり、日本人が大好きな防水仕様に対応したりと、日本向けにカスタマイズした「moto g52j 5G」の対応周波数帯を紹介します。

「moto g52j 5G」の対応周波数帯

対応周波数
4G LTE 1, 2, 3, 8, 18, 19, 28, 38, 41, 42
5G NR n3, n28, n77, n78

名前の通り当然ながら5Gに対応していますが、Sub6のみの対応で、ミリ波には対応していません。このクラスのスマホではミリ波に対応している製品は見かけませんので妥当だと思います。

ミリ波は周波数が高く高速なのですが、届く範囲は狭いために人が多く集まるところにスポット的に設けられます。整備が進めばイベント会場などで繋がりやすくなったりするでしょう。

Sub6は、LTEのBand42の3.5GHzより少し周波数が高いだけですが、これは他の「ミリ波には対応していない5G」スマホも同じです。しかし、Sub6の5G対応エリアは順調に増えており、単純にLTEの最高速レベルの延長としての通信バンドとして捨てがたいものになってきました。

ドコモ 対応周波数帯

4G LTE

バンド 対応 備考
Band1(2.0GHz) メインバンドでありかなり広め。山間部などに行かなければ大体大丈夫。
Band3(1.7GHz) 東名阪で整備されている高速通信用のバンド。
Band19(800MHz) プラチナバンド。郊外~山間部では必要。
Band21(1.5GHz) X 一部の地方都市で整備されている高速通信用のバンド。
Band28(700MHz) プラチナバンド。市街地~郊外用(?)で山間部には見られない。
Band42(3.5GHz) PREMIUM 4Gの高速通信用のバンド。

プラチナバンドを含めには必要なバンドを網羅していますので、ドコモ系のSIMで問題なく使用できるでしょう。

5G NR

バンド 対応 備考
n78(3.6~3.7GHz) Sub6と呼ばれるあまり周波数の高くないバンドです。LTEの延長のような周波数です。
n79(4.5~4.6GHz) X
n257(29.10~29.50GHz) X ミリ波と呼ばれる非常に周波数の高いバンドです。周波数が高いので高速通信が可能ですが、遮蔽物などに弱いために通信できる範囲は限定的です。遮蔽物どころか雨程度にも影響を受けるようです。

Sub6ではn78にのみ対応しています。関東はn79がメインとのことですので、関東在住の人は恩恵に預かりにくいと思われます。

ミリ波には対応していません。

ソフトバンク 対応周波数帯

4G LTE

バンド 対応 備考
Band1(2.0GHz) メインバンドの一つ。ドコモに比べるとかなり狭め。
Band3(1.7GHz) 他社を買収したバンド。エリアも広く高速通信が可能なバンド。
Band8(900MHz) プラチナバンド。
Band11(1.5GHz) X あまり使用されていないバンド。
Band28(700MHz) プラチナバンドだがあまり整備されていない。
Band42(3.5GHz) キャリアアグリゲーション用の高速通信バンド。

プラチナバンドを含めには必要なバンドを網羅していますので、ソフトバンク系のSIMで問題なく使用できるでしょう。

5G NR

バンド 対応 備考
n78(3.6~3.7GHz) Sub6と呼ばれるあまり周波数の高くないバンドです。LTEの延長のような周波数です。
n257(27.40~27.80GHz) X ミリ波と呼ばれる非常に周波数の高いバンドです。周波数が高いので高速通信が可能ですが、遮蔽物などに弱いために通信できる範囲は限定的です。遮蔽物どころか雨程度にも影響を受けるようです。

Sub6には対応していますが、ミリ波には対応していません。

au 対応周波数帯

4G LTE

バンド 対応 備考
Band1(2.0GHz) メインバンド。
Band3(1.7GHz) 一部地域の高速通信用バンド。
Band11(1.5GHz) X 一部地域の高速通信用バンド。
Band18(800MHz) プラチナバンドでありメインバンド。これが未対応だとかなりきびしい。
Band26(800MHz) X これに対応していたらBand18に対応していなくてもOK。
Band28(700MHz) プラチナバンドだがあまり整備されていない。
Band41(2.5GHz) WiMAX2+と呼称される高速通信用バンド。
Band42(3.5GHz) キャリアアグリゲーション用の高速通信バンド。

プラチナバンドを含めには必要なバンドを網羅していますので、au系のSIMで問題なく使用できるでしょう。

5G NR

バンド 対応 備考
n77(3.7~3.8GHz) Sub6と呼ばれるあまり周波数の高くないバンドです。LTEの延長のような周波数です。
n77(4.0~4.1GHz)
n78(3.3~3.8GHz)
n257(27.80~28.20GHz) X ミリ波と呼ばれる非常に周波数の高いバンドです。周波数が高いので高速通信が可能ですが、遮蔽物などに弱いために通信できる範囲は限定的です。遮蔽物どころか雨程度にも影響を受けるようです。

Sub6には対応していますが、ミリ波には対応していません。

楽天モバイル 対応周波数帯

4G LTE

バンド 対応 備考
Band3(1.7GHz) メインバンド。
Band18(800MHz) 楽天の言うところのパートナー回線。実際にはauのプラチナバンド。楽天モバイルの基地局はかなり増えてきているが、山間部などはこれが未対応だとかなりきびしい。
Band26(800MHz) X auと同じく、これに対応していたらBand18に対応していなくてもOK。

楽天モバイルはBand3のみであり、その基地局もまだ整備中でありますが、急激にエリアを広げているようです。楽天モバイルの電波をつかめない場所ではパートナー回線と呼ばれるauの回線(Band18またはBand26)につながるようになっています。

auのプラチナバンドを含めには必要なバンドを網羅していますので、楽天のSIMで問題なく使用できるでしょう。

5G NR

バンド 対応 備考
n77(3.8~3.9GHz) Sub6と呼ばれるあまり周波数の高くないバンドです。LTEの延長のような周波数です。
n257(27.00~27.40GHz) X ミリ波と呼ばれる非常に周波数の高いバンドです。周波数が高いので高速通信が可能ですが、遮蔽物などに弱いために通信できる範囲は限定的です。遮蔽物どころか雨程度にも影響を受けます。

Sub6には対応していますが、ミリ波には対応していません。


ドコモの5Gはn79に対応していないため、関東では恩恵を受けにくいのが気になりますが、Sub6は高周波数帯の4G LTEと大差ありませんので、4G LTEで繋がれば問題ないのではと思います。もちろん対応しているのが望ましいのには違いはありませんが。他のキャリア回線(そのMVNOも)に関しては懸念点はないと思われます。

デュアルSIMによるDSDVに対応していますが、片方はeSIMとなっていますので、そこは注意が必要です。物理SIMはnanoSIMです。

おサイフケータイやFeliCa、NFCの違いはこちらにて解説していますので参考にしてください。

Source : Motorola