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イベント・旅

駐車場は?混雑は?服装は?はじめての登山はゴールデンウィークの中国地方最高峰「大山」でした。

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写真を趣味にしてからSNSで見る美しい山々の写真に憧れていまして、登山を始めたいと思っていました。いきなり中国地区最高峰の大山に挑んで良いものかとビビッていたのですが、「大山は全然たいしたことないですよ」(富士山に2回登った友人談)「大山?あんなのハイキングやで」(学生時代に登った記憶で語る弟氏談)との事でゴールデンウィークに行ってきました。去年の話ですが、そろそろゴールデンウィークの予定を立てる頃だと思いますので参考になれば。

中国地区というのはあまり有名な山がないのですよね。それなりの満足感と綺麗な景色という条件で考えると大山しか思い浮かびません。以前、紅葉シーズンに登山口にある大山寺に行った時に見た景色が綺麗だったこともあり、はじめての登山は大山に登ることに決めました。ちなみに冒頭の友人他1名の2名が付き合ってくれました。

結構きついけど休み休み登れば大丈夫!

私は1年ほど前から3Kmほどのランニングをしていたのですが、思っていたよりもきつかったです。しかし私よりも若い同行者は平気そうでしたので、単に私にまだ体力がついてないだけかもしれません。もともと極端な運動不足でしたので。

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下から見ると大山の山頂は遥か彼方で「今からあそこ迄歩いて行くの?アホなの?」と思いますが、実は平面距離でたったの2.7Km、高低差で1Kmです。数値だけ見るとそんなものかとも思いますね。

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既にきつい登山口~3合目

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夏山登山口を出発したのが6:40です。ゴールデンウィークですので、混雑を避ける意味でも早めに出発するのが良いでしょう。早朝ということもあり、長袖のTシャツでは少し肌寒いのでフリースを上に着て出発します。山のイメージで思うよりは普通の気温です。あまり平地と差は感じませんでした。

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しばらくは真っ直ぐな階段を登ります。結構立派な木々がそそり立っていて荘厳な雰囲気です。途中に阿弥陀堂がありますが今回は寄り道する余裕はありません。既にちょっとしんどいです(笑)

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大山は崩落の山として知られています。見ての通りどんどん山肌が崩れ落ちています。色々な要因があるようですが、その崩落を防ぐために必要な資材(石)を登山者が1人1つ持って上がろうという「一木一石運動」というのがあるそうですので、私も1つポケットに石を入れて登りました。

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ダルいなぁ~とか思いながら階段を上がって行くと1合目に到着します。3合目くらいまでは草木が生い茂っていて景色も全然楽しめません。とにかく淡々と登ります。このあたりは1区間の距離は長いのですが、比較的傾斜は緩やかです。「比較的」です。私は3合目くらいでもうグロッキー気味で、このあたりからどんどん休憩の回数が増えていきます。。。

心理的にはここら辺が山場?3合目~6合目

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3合目を過ぎたあたりから一気に傾斜がきつくなります。少し登ったら少し休んでの繰り返しで少しずつ少しずつ登っていきます。特に5合目から6合目の間はなぜか距離も極端に長くて、このあたりがキツさのピークのような気がします。

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4合目くらいから植物が枯れはじめますが、相変わらず視界は木々に遮られる感じであまり景観は楽しめません。このあたりもきついと感じる要因の一つだと思います。黙々と登り続けます。

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木々の間から出発地点が見えましたが、しんどい割にそれほど登ってないなぁという感じです。

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5合目を過ぎるとすぐに行者登山口からのルートが合流してきます。帰りはこちらのルートから下山してみようと思います。

5合目から6合目までの区間は本当にきつくて、内心「これ自分には登りきれないのでは、、、」と不安になりました。10分登って5分休んでみたいなペースで頻繁に休憩を取りながらゆっくりゆっくり登っていきます。他の登山者にガンガン抜かれましたが、私が他を抜くことはありませんでしたので、単に私がヘボいだけのような気もします。。。

視界が開けて登山っぽい雰囲気になる6合目~8合目

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5合目からの長~~い区間を抜けると急に視界が開けて6合目に到着します。6合目には避難小屋があります。難易度の高そうな外見でしたので中は覗いていませんが、周りには木製のベンチがたくさんあって、みんな休憩を取っています。私達もここで持参した食料を食べたりして、少し長目の休憩を取りました。

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ここまでとは打って変わって、山頂や北壁の崩落部が見えてなかなか迫力のある光景です。崩落は頻繁に起きるらしく、私達がいた時にもゴゴゴゴと音を立てて山肌が崩れていました。

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6合目付近は日陰になる箇所が多いのか少しだけ雪が残っている箇所がありました。しかし気温は特に低いようなこともなく、運動をしていますので長袖のTシャツでも暑いくらいです。

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6合目からは一気に視界が開けてパノラマな景色となりますので、かなり気持ちよく登れます。やっと登山に来たな~感が出てきました。出発地点の駐車場も遠くに見えるようになりました。

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上を見ても遠くに小さな小さな人影が登っているのが見えたりして結構楽しいです。山頂も距離的にかなり近づいた感があります。

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登り自体は更に厳しくなるので、絶景の写真を撮ったりしながらゆっくり登ります。

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このあたりからは「ここ落ちたら楽になれるなぁ」的な箇所が増えてきますが、大山は全域にわたって丸太で階段が作られていたりと整備されています。このあたりが中国地方最高峰でありながら初心者向けと言われている由縁でしょう。登山ですので、そこそこ危険かなと思う箇所もありますが、ご老人の団体や小学生くらいのお子さんがいる家族連れもたくさん登っていました。

ここまでくればゴールはすぐだ!8合目~頂上

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8合目を過ぎると傾斜が緩くなりかなり楽になります。

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8合目、9合目は、また風景が変わってきます。8合目からの区間の序盤はこんな感じの北壁側の崩落箇所のすぐ脇を通ります。なかなかにスリルあるように見えますが実際に行くとスケール感が狂ってしまいあまり怖い感じはないです。

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9合目が近づいてくると更に景色が一転します。それまで植物が枯れて荒涼とした感じでしたが、あたり一面が緑に満たされて、その上に組まれた足場を進んでいきます。この植物はダイセンキャラボクというらしく、国の特別天然記念物に指定されているそうです。日本最大のキャラボクの群落だそうですが、一時期は登山者に踏み荒らされて絶滅の危機だったとか。今はこのように足場から外れることはできませんので踏み荒らされたりすることもなく青々と生い茂っています。素晴らしいですね。

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後ろを振り返れば一面大パノラマです。子供って意外と自然に感動とかしない生き物だと思うのですが、そんなお子さんも思わず見惚れる絶景です。写真ではわかりにくいのですが右のほうには日本海が見えています。

頂上付近も気温的には寒いということはないのですが、風がかなり強くて体温を一気に奪われます。ここまでは長袖Tシャツで登ってきましたがフリースを着ました。軽量なウインドウブレーカーを用意しておくのが良いでしょう。私も次回の登山用にとポチりました。

ここまでくれば頂上はもう直ぐです。少し進めば頂上の避難小屋も見えてきます。

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そして頂上避難小屋に到着。ここにはトイレもありますし、寝袋を持ってくれば夜を明かすこともできます。トイレは水洗とボットンがあり、水洗は配管が凍結する冬季や、雨水が不足している時は閉鎖されるそうです。

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小屋のすぐ上が頂上です。よく見るこんな感じの写真は頂上から小屋を見下ろしたところです。辛かったけど登って良かったと感じる光景です。

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実はここは弥山と呼ばれる場所で、現在は大山の頂上とされていますが、標高は1709m。この先に見える剣ヶ峰が1729mで20mほど高いのです。

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一昔前は縦走して行けたそうなのですが、今は危険なため立入禁止になっています。この稜線の左右、北壁も南壁も見ての通りガンガンに崩落していますしね。ひと目でヤバみがわかります。残念ですがしょうがありません。

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おっと忘れるところでした。登山口から持ってきた石をリリースします。実はあとで気がついたのですが、小屋の横の専用の石置き場に置いてくるのが正解でした。私は知らずに頂上に置いてきてしまいました。みなさんは気をつけてくださいね。

下山は5合目から行者ルートへ

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下山する頃には登山者もかなり多くなってきました。ひっきりなしに登ってきますので、狭いところでは譲り合いながらゆっくり下っていきます。この時間帯になると気温も上がってきて暑いと感じるようになります。正直この気温で登るのはきついなと思いましたので、やはり早朝から登り始めるのをお勧めします。

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帰りは予定通り5合目の少し上にある分かれ道から行者谷へと降りるルートで下りました。

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このルートで下ると佐陀川の上流から大山の北壁が真正面に見ることができるポイントを通って、大山寺に立ち寄ってお参りすることができます。

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しかし距離的に500mほど遠回りになるだけではなく、下りの階段がかなり急勾配で膝の負担が大きく個人的にはあまりお勧めしません。夏山登山口へ降りてから余力があれば大山寺本堂や金門へと行くほうが良いと思います。

単にそこまでに疲弊していたからかもしれませんが、この行者谷へ降りるコースはかなりきつく感じました。少なくとも登りでは絶対に選択しないほうが良いと思います。「行者」というだけあって修行する人たちが登るルートですので。

ゴールデンウィークや紅葉シーズンの大山の駐車場の混雑具合

大山の登山口にある駐車場は冬季には大山国際スキー場の駐車場として使用されるため、かなりの台数を駐車することができます。一番混雑するであろう紅葉シーズンに行っても駐車できましたので、駐車に関しては心配はありません。

登山道に近いのは下山駐車場と南光河原駐車場ですが、こちらは駐車台数も比較的少なく早朝でも満車でした。しかし大山ナショナルパークセンター付近にある県営大山駐車場(第1~4まであります)などはキャパシティも大きいです。それでも紅葉シーズンに行ったときには満車で少し焦ったのですが、第1駐車場の横にある県営大山屋内駐車場は入り口が少しわかりにくいからかガラガラでした。

駐車料金はスキー場が稼働していない時期は全て無料開放されています。現地までの道も整備されていて全く不安はありません。気軽に自家用車で行って大丈夫です。

GWの大山登山はおすすめか?気候や混雑は?服装は?

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気候的には、GWである4月下旬~5月上旬は上のほうには、ほんの少し雪が残っていたりするのですが、気温的には寒いということはありませんでした。むしろ昼頃は少し暑いです。

早朝に登る前は長袖のTシャツ(と肌着として下に半袖のTシャツ)だと少し肌寒くて上に1枚スエットを羽織りましたが、登り始めてすぐに暑くなって脱ぎました。しかし頂上付近は風が強かったので再びスエットを着ました。日光にさらされ続けるので、Tシャツは長袖で。帽子も必須です。

登山と聞くと特別な服装が必要かな?と思いますし、実際まわりを見れば登山用の服を着た人たちばかりなのですが、私は普通のTシャツにジーパン、スエットもユニクロで買った普段着です。ただスエットは脱いだ時にかさばりますし、保温というよりも必要なのは防風性能ですので軽量なウインドブレーカーが良いと思いました。

我々は7時前には登り始めましたが、なるべく早い時間が良いと思います。下山する昼前頃には既にかなり暑くて「この気温で登るのはキツイ」と思いました。

登山道は混雑というレベルではありませんが、思ったよりも人が多く、視界から人が消えることはありません。ある意味安心。ある意味残念といったところでしょうか。小さい子供連れの家族やご老人の団体さんなども多いです。

単純に登山のための気候としてはゴールデンウィークの大山は丁度良い時期だと思います。

GWの大山登山の持ち物

まずは飲料水です。一般的に2Lが必要とのことですが、私は1.5L程度を持っていき、登りで全部飲んでしまいました。下りはさほど汗をかいたりはしませんでしたので特に水が欲しいということはなかったのですが、もう少し登りでセーブしても良かったかもしれません。昼のある程度気温が上がる時間帯に登るのであればもっと余裕を持って用意するのが良いと思います。

こんな感じのウォーターキャリーを持っていきましたが、よくよく考えればペットボトルでも飲み終わったら潰して折りたたんでしまえるので、最近よくある薄い素材のペットボトルのお茶でもよいかなと思います。

また、行動食としてハイカロリーなものを用意しておくと良いでしょう。羊羹が完全食として有名ですね。私はチョコを用意していたのですが、我慢できずに前夜に食べてしまいました。子供か!

それ以外に通常の食事としてコンビニのおにぎりを2つ持っていきました。

頂上の避難小屋には売店もあり温かいコーヒーやお茶、パンやカップ麺、さらにビールまで販売しています。もちろん下界よりは高価ですが、飲み物が300円、カップ麺が500円、ビールが600円と場所を考えると激安です。これらは歩いて毎日持って上がってるらしいです。ごいすー

あとは軽量なレインコートも持っておいた方が良いでしょう。そんなに性能の高いものではなく軽量なもので良いと思います。イザというときには防寒着にもなります。あとはタオルですね。

それから今回は用意していなかったのですが、ストックはあったほうが良いと思いました。足腰が限界になると岩などに手を掛けて軽く補助してやるだけでかなり楽に感じますし、なにより下りで膝へのダメージを大幅に軽減できます。思いの外、下りでの膝のダメージは大きくて、登りでは平気だった若い同行者が下りで膝をやられて苦戦していました。

あとはカメラです!綺麗な景色はカメラにおさめなければ損です!私は登山のためにフルサイズミラーレスのα7を購入しました。

こんな感じで、ゴールデンウィークの天気の良い日に登る分には特別な用意はありません。

大山登山の所要時間

大山登山に掛かった所要時間は下記の通りです。

06:40 夏山登山口出発
06:55 一合目
07:10 二合目
07:25 三合目
07:40 四合目
08:00 五合目
08:20 六合目(15分ほど休憩)
08:45 七合目
09:15 八合目
09:30 九合目
09:45 頂上

休憩込みでちょうど3時間くらいでした。頂上には30分ほど滞在しました。下りは写真を取りながらゆっくりとしたり大山寺でお参りしたりしたので同じくちょうど3時間くらいでした。行者登山口ではなく夏山登山口へさっさと下山すれば2時間少々で下山できると思います。

旅館街でお茶したり温泉に浸かったりで現地を出発したのは15時頃だったと思います。下山後にゆっくりする時間を考慮するとやはり早朝から登り始めるのがベストだと思います。

下山後の温泉最高!!

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上の持ち物で抜けているものがあります。それは入浴用のタオルと着替えの下着を車に積んでおきましょう。なぜかと言えば、駐車場のある旅館街には豪円湯院という温泉施設があります。なんとここには露天風呂があり、大人380円で入浴することができます。温泉どうこう言う前に汗でベタベタになった体をシャワーで流した瞬間に最高に気持ちが良いです。露天風呂も非常に立派で本当に最高です。超スーパーおすすめですよ!マジで!

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登山は登っている時は確かにきついのですが、達成感は格別のものがあります。体を動かすというのは気持ちが良いものです。他の山にも登りたいですし、大山にも夕方登って夕日を撮って、夜空を撮って、頂上の小屋で夜を明かして朝日を撮るみたいな事もしてみたいですし、いつか雪山にも登ってみたいという野望もあります。道具も揃えて体も鍛えて色々と経験したいですね。

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