新型Kindle Paperwhiteが日本人に需要が高いと言われる防水に対応して登場しました。今回は防水以外にも変更点が多く、フルモデルチェンジともいえる内容ですので、なにが変わったのか?また、微妙に高くなった価格について旧型などと比較して紹介したいと思います。
新型Kindle Paperwhiteは大幅アップデート!
新型 Kindle Paperwhite | 旧型 Kindle Paperwhite | Kindle | |
---|---|---|---|
ストレージ | 8 / 32GB | 4 / 32GB(マンガモデル) | 4GB |
バックライト | LED x 5個 | LED x 4個 | なし |
解像度 | 300ppi | 300ppi | 167ppi |
サイズ | 167 x 116 x 8.18mm | 169 x 117 x 9.1mm | 169 x 119 x 10.2mm |
重量 | 182 / 191(4G対応モデル) | 205 / 217g(3G対応モデル) | 191g |
防水 | IPX8等級 | なし | なし |
まずはなんと言っても防水に対応したことでしょう。個人的にはまったく興味のない機能なのですが、なぜか日本ではいつも防水があるのないので盛り上がります。しかし半身浴などで長時間お風呂に入りながらKindleで読書というのは良さげな気がしてきました。
IPX8等級とのことですが、商品説明によれば「水深2メートルの真水に60分耐える」そうです。だからといってポチャポチャと水につける気にはなれませんが、誤って落としてもセーフですね。
あとあまりアピールされていませんが、スタンダード版のストレージ容量が4GBから8GBへと倍増しています。ただ実際にはKindleの書籍データ1冊分のデータ量は数百KB程度で1冊ですので4GBでも数千冊が入ります。逆にマンガは1冊あたり50MB程度ですので32GBモデルが必須になります。ちなみに従来は32GB版を「Kindle Paperwhite マンガモデル」として別機種扱いになっていましたが、新型からは容量違いとして統合されました。
無料モバイル通信モデルは従来は3G回線だったのが、新型は4GつまりLTE回線に対応しました。この「Wi-Fi + 無料4G」というモデルでは、LTEのSIMが内蔵されており、その回線使用料はAmazonが負担しますので、ずっと無料で書籍をモバイル回線でダウンロードできます。ただしマンガなどの容量の大きなものは対象外ですし、そもそも容量の小さな書籍であればスマホのテザリングで十分ですので、正直どうでも良いかなとは思います。
それから、軽量コンパクト化もかなりドラスティックです。無印の(Paperwhiteじゃないですよ)Kindleよりも10%ほど軽量化されています。薄さも従来モデルより10%減。無印のKindleは持っていますが、かなり軽いですのでここから更に軽量化されているのは凄いと思います。
新型Kindle Paperwhiteはすこーしだけ価格が高くなった?
ストレージ | 広告あり | 広告なし | |
---|---|---|---|
新型 Kindle Paperwhite | 8GB | 13,980円 | 15,980円 |
32GB | 15,980円 | 17,980円 | |
旧型 Kindle Paperwhite | 4GB | 13,280円 | 15,280円 |
(マンガモデル) | 32GB | 15,280円 | 17,280円 |
Kindle | 4GB | 7,980円 | 9,980円 |
新型Kindle Paperwhiteは700円だけ高くなりました。しかし先にも書いたように大幅にブラッシュアップされていますので、無視してよい価格差でしょう。特にストレージ容量の小さいほうは4GBから8GBに倍増していますので買い得感があります。
ちなみに旧型は3月に1,000円値下げされましたが、プライム会員の割引(2,000円)が廃止されましたので、プライム会員にとっては1,000円の値上げになってしまいました。新型も旧型を踏襲してプライム会員の割引はありません。残念。
Kindleはなぜ目に優しいのか?
Kindleは一般的なタブレットよりもなぜ読書におすすめなのでしょうか?もちろん価格の安さや非常に軽量であること、バッテリーが週単位で持つことなどありますが、なんといっても「目に優しい」ことが挙げられます。
一般的な液晶モニタは裏側から発した光を液晶で遮ることで表示しています。つまり目に結構明るい光を照射していることになりますので目に良くないのです。
対して、Kindleに採用されているEInk(電子ペーパー)はそれ自体は発光していません。物理的に白色と黒色の粒子で表示していますので、その名の通り紙と同じなのです。従って明るい場所ではライトで照らす必要ありませんので省電力ですし、晴天の空の下でも普通に見えます。
逆にそのままでは紙と同じく暗い場所では見えませんので、Kindle PaperwhiteではLEDライトも搭載しています。ではKindle Paperwhiteは目が疲れるのか?と言えばそんなことはありません。PaperwhiteのLEDライトは液晶モニタのように裏側からこちら側を照らしているのではなく、モニタの上側(縁から横方向に)からモニタを照らしていますので、紙の本を電灯の下で読むのと変わりないのです。
おすすめのKindleはどれ?
さてここまで来るとあとは「新型のKindle Paperwhiteがおすすめですよ!」と言いたいところですが、個人的には余程のベビーな読書家か、イラチーでなければ一番安い無印のKindle(しかも広告付き)で良いのではと思います。実際に私はキャンペーン情報付きの無印Kindleを使っていますし、後悔もありません。これで全然イイジャンと思っています。
しかし、今は在庫処分で旧型のPaperwhiteが3,300円も安売りされています。
「こんなに新型は良くなったよ!」と書いたあとでなんですが、防水機能以外は本を読むことに関しては大した差はありません。新型が発売するまでのセールだと思いますので、今なら旧型がお買い得かなと思います。
通勤や会社の昼休みなど、スマホをいじっている人はたくさんいると思いますが、そこをKindleでの読書に変えればグッと知的に見えます。
Kindleはマジでおすすめです!でも安いやつで良いと思いますよ。
ではまた!
Source : Amazon
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