新型の「ZenPad 10(Z301MFL)」が発売されましたね。安くて良さそうですので早速何が変わったのか違いを比較してみたいと思ったのですが、ASUSのホームページでZenPad 10を見てみると、新登場のZ301MFL以外にZenPad 10のZ300M、Z300CL、Z300C、Z300CNLと、ZenPad 3S 10のZ500M、Z500KLと6機種も「ZenPad 10」が存在します。そこで新登場のZ301MFLの前に予習として現行ラインナップの違いをまとめてみたいと思います。
4種類の「ZenPad 10」Z300M、Z300CL、Z300C、Z300CNLの違い
Z300M、Z300CL、Z300C、Z300CNLの4機種は外見も同じでスペックもぱっとみあまり差がなく住み分けがよく分かりません。この4機種を一覧にまとめてみました。
一覧にまとめてみれば一目瞭然ですね。赤い部分がこの4機種の違いのポイントです。2015年型と2016年型、それぞれLTE対応版とWi-Fi専用の違いです。Z300MがZ300CNだったら分かりやすかったのに。取りあえず末尾にLが付いたらLTE対応モデルと覚えておきましょう。
サイズは新旧共にまったく同じです。外見も見分けがつきません。というか公式サイトも写真使いまわしているように見えます。
他のスペックもAndroidのバージョンとカメラ以外はほぼ変わらず。ただ一つ気になるのは旧型のZ300CとZ300CLでは専用のスタイラスペンZ Stylesへの対応を謳っていますが、現行型のZ300MとZ300CNLではどこにも触れられていません。上位機種のZenPad 3S 10との住み分けの為に使えないようにしたのか?単に広告に表示しないようにしただけで実は使えるのか?
実勢価格はZ300MとZ300CNLの方が安いので、Z300CとZ300CLを選択する理由は薄いのですがZ Stylesへの対応は気になる人はいるでしょう。
プレミアムクラスの上位機種「ZenPad 3S 10」Z500M、Z500KL
もう一つのZenPad 10である「ZenPad 3S 10」のZ500MとZ500KLは前述したZ300シリーズとは明らかに別物です。iPad Proと対抗するような性能や質感、価格の製品です。実勢価格的にはZ300シリーズの2倍弱程度の価格レンジでしょうか。「どうせならZenPad 3S 10を」と思いますが、ちょっと考えますね。
ZenPad 3S 10は液晶モニタが9.7インチと若干小さく、更にベゼルが薄いので幅は1cm近くコンパクトになっています。外見はこの通りZenPad 3S 10の方がベゼルが薄くて画面占有率が高く、かなりかっこいいデザインだと思います。大容量のバッテリーなのに軽量なのもポイントですね。スペックも申し分ないと思います。
またZenPad 3S 10の特筆すべきところは、最近は少ない4:3の比率の液晶モニタであることです。16:9の液晶モニタだと電子書籍を読む時に上下に大きく余白ができてしまい、液晶モニタのサイズを活かすことができません。4:3だと大抵の書籍は液晶モニタ一杯に表示できますので、電子書籍ユースの場合はZenPad 3S 10の方が圧倒的に向いています。逆に映像コンテツならば16:9に近いZenPad 10(Z300シリーズ)の方が良いでしょう。
LTEモデルの周波数帯はZ300シリーズも含めて全てドコモのFOMAプラスエリア/プラチナバンドに対応しています。
まとめ
ZenPad 3S 10はLTE対応モデルとWi-Fi専用モデルで価格差が小さく、LTE対応以外にもかなりアップデートされていますので絶対にLTE対応モデルのZ500KLがおすすめです。逆にWi-Fi専用モデルであれば価格の安さからZ300Mがお買い得でしょう。Z300Mは安すぎです。新型のZ301MFLは後日比較をまとめたいと思いますがしばらくは3万円以上だと思いますので「安く手に入れたい」場合はまだZ300Mが鉄板でしょう。いつも言っていますがASUSの安価モデルは出来が良いですよ。
ではまた!
Source : ASUS
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